キキリ・キキリ・キキリ

-北海道の昆蟲と自然-

北海道の昆虫の写真を中心に、身近な生き物や自然を紹介しています。

今年の目標(その2)

2006年04月04日 | その他
数年前、クワガタ・カブトの飼育にハマッた時期があった。
札幌市内に3店ある生き虫ショップに出入りし、瞬く間に数十種類を飼育するほどになった。
しかし、増え過ぎた種を管理することは難しく、また、仕事も年々忙しさを増したので、段々と飼育モチベーションが下がっていった。
そうなると、飼育種数を減らさざるを得ない。と言うか、自然と減っていったのである。
現在は餓えに強いオオクワ(自己採集北海道産)と、頂いたヘラクレス・ヘラクレスの幼虫が居る程度である。

ところが最近、飼育欲がまた疼き出した。
今度は何を飼育したいかというと、「オオルリオサムシ」&「オシマルリオサムシ」である。
昨年はオサムシ大不作の年で、ルリオサは年間10頭しか得られなかった。
その前も不作の年だったので、個体数が回復するまで暫く時間が掛かるかもしれない。
ならば、ブリードで増やせないだろうか?
文献やネットでオサムシ飼育についての情報を集め準備は整った。
あとは、生きた状態で何とか♀を捕まえるだけである。

先日、九州在住の虫友のTさんから、対馬に行くとの話を伺った。
ならばと思い、ルリオサに負けず劣らず綺麗なツシマカブリモドキを送って頂けないかお願いしたのである。暫くしてカブリモドキが届いた。嬉しかった。
現在、カタツムリが採れない状況なので、ミミズと昆虫ゼリーを与えている。意外と食べてくれている。しかし、産卵はまだしていない。
カタツムリが出てくるまで、長生きして欲しい。

オサムシ類は肉食種なのでクワガタ飼育に比べ、餌の管理など難しいかもしれないが、孵化から2ヶ月もすれば成虫になってしまう超スピード出世が魅力だ。
是非、F1個体作出まで持ち込み、オオルリ飼育に活かしたい。