キキリ・キキリ・キキリ

-北海道の昆蟲と自然-

北海道の昆虫の写真を中心に、身近な生き物や自然を紹介しています。

四国旅行(四県激走編)

2006年04月12日 | その他
昨日の四国は大雨で大変だったみたいです。
自分たちの旅行は天気に恵まれ、運が良かった。
日頃の行いが良い為です。(そう思いたい)
それでは、二日目の旅行記を・・・。(長いです)

-4月8日- 高松→鳴門海峡→高知桂浜→四万十川→松山

AM7:30
今日は4人で出発。風が非常に強い。
鳴門海峡は大丈夫だろうか?テレビでは徐々に波も高くなると予想。
船酔いに弱いメンバーもいるので、少々不安である。
とにかく、観光船をAM9:00に予約しているので、高松道を爆走する。

AM8:50
亀浦漁港に到着。その直後に観光船が港に入ってくる。
工程通りのジャストなタイミング。
この日の潮はAM9:50。その前後1時間半の時間帯がベストタイムだ。
まだ早い時間帯だったので、お客は少なかった。
「小形だが高速。うずの近くまで行っちゃうよ!」
別にそんなキャッチコピーは謳ってないだが、結構速そうだ。



船が港を出た瞬間、いきなりエンジン全開。
競艇場の興奮が蘇る。(嘘です。競艇は知りません。)
あの大鳴門橋を目指すんだ!



ものの5分で到着。船酔いしている暇はなかった。
大鳴門橋の下は川のように潮が動いている。



どこだ?どこだ?うずしおはどこにあるんだ?
「あった!・・・?」



意外と小さい。洗濯機のようだ・・・。
うずしおは台風のように常にうず巻いている訳じゃなく、
神出鬼没的に出現するようだ。

後ろの方で、「でかい!でかい!」という声が・・・。



キタ――(゜∀゜)――!! 本日、最大のうずしお!
でも、うずしおの本当の見頃は春分と秋分だそうである。
それでも十分満足できた。

うずしお汽船。所要時間20分、¥1,500也。

AM9:30
よっしゃ~、続いて龍馬像だ。目標、桂浜に12:00着!
鳴門市から徳島市に移動し徳島道に乗り込む。
桂浜まで2時間半。結構長い・・・。
北海道の道のように、努力して時間を短縮することが出来ない。
一般道も高速道も片側1車線が基本のようだ。
徒然なるままに、後部座席でガイドブックを読む。
よく読むと、高知道にはサービスエリアが無いようだ。
徳島道のどこかで食べて行こう。

AM11:10
吉野川サービスエリア。
予定より遅れている気がするが、飯にした。
「さあ、何にしよう?うどんは止めよう。おっ、ロッテリアがある。えびちゃんのエビバーガーにしよう!」
後から判明したのだが、えびちゃんの方はマックのえびフィレオであった。orz
他の3人は再び、うどんを食べていた。「じゃこ天うどん」。
「じゃこ天」も四国の名物だ。簡単にいえばカマボコである。

おっと待てよ。もうAM11:30だ。
お土産タイムを少し取って、高知へ出発!
その前に、吉野川をパチリッ!



PM0:00
高知道に入り、しばらくして正午の時報が鳴る。
「・・・。 まっ、急がず慌てず。一休み一休み。」
いやいや、休んでられない。
この高知道にはキングコングがいるみたいだ。早く降りないと危険である。



PM0:40
40分遅れで、桂浜に到着した。非常に暖かい。22度。
越冬チョウも飛び回っている。これは何か採れるかも?
まずは、急いで龍馬さんに会いに行く。



意外とでかい像なのねぇ。
けど、逆光で良く見えません(泣)



綺麗な浜辺。売店のイカ焼きの匂いが漂う。
「なんか夏だね」
その時、メンバーの一人が叫ぶ。「なんだこれ?」



オオキンカメだぁ~!
「触るなよ!触るなよ!今から写真撮るから、カシャッ。」
「撮ったど~!」とは言わないが、心のなかで叫んだ。
しかし、ここは公衆トイレの窓枠。観光客に変な目で見られたので足早に退散した。
「さらば、土佐の海よ、ほいたらグッドバイ!(龍馬語録より)」

PM13:00
よし、次は四万十川だ。再び2時間半のドライブ。
自分は寝てしまいました zuu・・・

PM15:30
四万十市に到着。
自分一人だけ「四万十川学遊館」に入る。



国内外1000種3000点のトンボの標本が展示されていた。



知っている人のラベルもある。トンボ好きには是非行って欲しい場所だ。
トンボ標本の他には四万十川の魚も展示されている。


四万十川の主「アカメ」

施設の外は、人工的に作った休耕田風の環境があり、現在までに74種のトンボが確認されているらしい。園内は採集は禁止になっているが、アメリカザリガニ、アカミミガメ、ジャンボタニシの3種はテイクアウトOKである。







PM17:00
なんだか、風が冷たくなってきた。
日が落ちる前に四万十川を見たい。
という事で、やって来ました「佐田の沈下橋」



欄干が無い橋で大水の際に水没しても、流木やゴミによって壊れないようになっているそうである。
歩いて橋を渡ってみた。
まだ、雪解けのせいか橋の下は結構強い流れである。
車が落ちてないか覗いてみたが、さすがにそれは見当たらなかった。



この先、松山の宿泊先に向かうだけであるが、腹が減ってきた。
なんだか無性に白いメシが食べたい。
ガイドブックを読むと、この先の国道441沿いに、川魚料理の店があり、「うな丼」が美味いらしい。しかも、天然ウナギと書いてある。
4人の心は一つに決まり、そこで「うな丼」を食べることに。
目的地まで30km。ここまで来たら、車も少ないし30分位で着くだろう・・・。

PM17:30
考えが甘~い!。
車は少ないものの、道幅がどんどん狭くなっていく。
しかも、「警笛鳴らせ」標識だらけで、地図では表現できないグネグネ道である。
カーブで対向車に出くわし、びびること数回。
30kmの舗装道路に1時間掛けてしまった。



PM18:00
お店に入り、メニューを見る。
「うな丼」・・・時価
「うなぎ定食」・・・時価

価格が表示されているもので最高が¥1,800である。
それ以上であることは想像に難くない。
「どうする?」
「いっとく?」
「いくか?」
「いくべ!」

という訳で、お店に人に「うな丼4つ!」と大きな声で叫んでみたものの、
「うなぎは今ないです。」という言葉があっさりと帰ってきた。

結局、うどん×2、ラーメン×1、ゴリ丼(カジカの子供が沢山入ってる)×1を注文した。本当にガッカリした。

PM18:45
もう空は暗い。また、あのグネグネ道が続く。
「怖え~な~・・・」そう思いつつも、ハンドル握る。案の定、凄い道だ。かつ、真っ暗で更に危険だ。ガードレールを突き破ったならば、谷底に真っ逆さまだ。
後ろから、軽トラがあおって来る。「そうだ、先に行かせて、後ろをついて行こう!」
なかなか良い考えだったのだが、地元の車は激せまのグネグネ道もなんのその。カーブもノンブレーキ、コース取りも完璧である。恐ろしいことに70km以上出している。
先祖代々、この道の走り方がDANに染み付いているのであろうか?
始めは何とか付いていけるが、カーブでブレーキを踏むと、どんどん離される。軽トラも挑発的に直線ではスピードを落とし、カーブ前でスピードを上げる。
「ううっ。もう、追いつけない・・・」諦めると、あっという間に視界から消える。
同じ状況が3回続いた。イニシャルOの完敗である。

PM21:00
松山のホテル到着。工程通りのジャストなタイミング。終わりよければ全て良しである。なんだかんだで、四国4県を一日で激走することができた。
車に乗っていた時間が長かったが、刺激的な四国であった。
あすは、AM7:15の飛行機で羽田に向うのである。
(この時、東京でどこに行くか決めてなかった。)