ニュージーランド移住記録:日記「さいらん日和」

2004年に香港からニュージーランドに移住した西蘭(さいらん)一家。子育て終了、仕事もリタイア。好きに生きる記録です。

利下げDE買占め

2008-07-25 | 経済・政治・社会
5年ぶりの利下げがあった昨日、外出ついでに買出ししてきました。
利下げ当日から輸入インフレが始まるわけではないですが´ー`ゞ、
今のうちにと。ならば、そっこーでと。

夫婦でオイルショックを知っている世代。「お1人様1点限り」のトイレットペーパーや砂糖の買出しで、頭数に加わっていた2人。
しかも、香港時代にはアジア通貨危機もバッチリ経験したので、
不況には打たれ強い夫婦かも、です。

理由が理由なので、買うものはズバリ、輸入品!
水煮シャーディン(カナダ製)20缶 (純ジャパな甘露煮用)
お酢 5~6本 (オーストラリア製)
小麦粉 20キロ(オーストラリア製)
インスタント・ラーメン:「出前一丁」(香港製)3箱(90袋)
(今年に入って即席ラーメン解禁にしたら、まぁ減る減る)
米 40キロ
友人お勧めのカリフォルニア米。暴騰した豪州米よりお安い!

他にも水煮トマトなどよく使う缶詰を30缶以上。
歯磨き粉、ネコ缶(追加買い)、中国製水煮きのこ、水煮タケノコ、
パスタ(クスクス)など日持ちのするものは積極的に買いました。

仕上がり、ざっくり500ドル弱(4万円弱)。
買占めと言うにはかなりカワイイ金額かもしれませんが、西蘭家がスーパーでカート2台山盛りの買い物なんてホント前代未聞です。
(キウイは毎週やってたりしますけどね~´m`A)

NZの商品価格の変動は株価もビックリなボラティリティ(変動率)。
今はリネン類や洋服が軒並み半額になっている一方、昨年作柄が悪かったオーストラリア米はいきなり2倍に。ちょー極端*▽*!

なので、500ドルで買って消費している間にも価格はジリ高?!
食べ終わって次を買う頃には1~2割高?と見てるんですが。
1割高でも米20キロ分、2割高なら40キロ分が浮く計算です。
(実際はすさまじい勢いで消費(by子ども)が始まるので、値上がり分が丸々「抜ける」わけじゃないんですけどね~┐(  ̄ー ̄)┌)

まぁ、多少はインフレ防衛になるかなーと。

500ドルを銀行に預けて1年後に8%の金利(=40ドル、実際の受取金利は税引き後なのでさらに2~3割目減りするわけですが)をもらっても、その頃の米、小麦粉、パスタ代っていくらになってる?
金利で米10キロ買うのがやっととか?
(穀物はNZのアキレス腱です。稲作はしてませんしね~)

まぁ、インフレの正体自体がモノの値上がりに姿を変えた、
お金の価値低下なわけで・・・。
昨日100円だったものが今日110円出さないと買えないというのは
10円の値上がりというよりも、100円玉の価値が10円分減ったこと。
インフレ高進時の預金が割に合わないのはこのためです。

今年に入ってからのジンバブエでの100万%だか1000万%のインフレって、まさに紙幣が紙くずになっていることの裏返し。
しっかし、ズゴいなジンバブエの「1000億ドル札」って(((@@)))

インフレ率はあくまで平均値であって、今の食品の高騰は預金金利をはるかに上回っているので、「負けちゃう」わけです。かと言って預金全額取り崩して、米を買い占めるわけにもいかず・・・ ̄▽ ̄;

実は西蘭家の食品買占めモードはとっくに始まっていて、
タイ製ツナ缶(8ダース、96缶)、
日本製醤油(30リットル)、
オーストラリア製パスタ類・パスタソース、ネコ缶に至ってはどれだけあるか、実は不明。ちょっとでも安いときには果敢に「押し目買い」入れてますんで。(買っても買っても減っちゃうし;_;)

韓国製の麺類をまとめて10キロ分買ったときは、お店の人に、
「日本人はお米は食べないの?」
と真顔で質問されたくらい~><; これもどんどこ減ってます。

買った品目と品数をエクセルに落として、時々の消費した分と時価を打ち込んでいけば、最終的にいくら「勝った」かわかるでしょう。
でもね、しませんよ。そんなこと。
家計はやっぱり、ドンブリさ!



こんな時でも旬のものは安くておいしい♪

国産グリーンマッスル(パーナ貝)はキロ当たり160~240円。
貝殻が10cm以上あるような貝を30個近く買っても500円でお釣りがきます。目下、食品界最強のインフレファイターです。

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