草牡丹

2012年03月28日 | その他植物





2011.8中旬。


2009.6中旬。


2011.9下旬。

 クサボタン(草牡丹)。


本州の日当たりのいい山地の草原や林縁に自生する、キンポウゲ科の半低木で、これでもクレマチスの一種。

冬に地上部の大部分は枯れるが基部は木質化する、木本と草本の境界に位置する植物。
有毒植物。

大方のクレマチスとは違い立性で、丈は30~100センチほど、不規則な鋸歯のある3出複葉が対生する。
8~9月ごろ、茎の先や葉腋から伸ばす柄に、薄紫色の釣鐘型の花をつける。
キンポウゲ科の常で花弁と見えるのは萼片。先は外側に反り返り、白毛が密生してくすんだ色合いになる。

「草牡丹」は、葉がボタンのそれに似て草のように見えることから。


 キンポウゲ科 センニンソウ(クレマチス)属
属名のClematisは、ある蔓植物をさす古代ギリシア名から。
種小名stansは「直立した」。