水仙

2009年04月13日 | その他植物



新着写真。

スイセン(水仙)。
別名・セッチュウカ(雪中花)。

地中海沿岸原産の球根植物。
日本に自生するものは、古くに中国経由で渡来したらしい。
冬に咲き始めるニホンズイセンは強い香りを持つらしいが、春に咲く一般的な園芸品種はあまり香らない。

ヒガンバナ科で、地味に全草有毒。
薬用として、生の鱗茎をすり下ろして腫れ物に塗布することもあるらしいが、絶対に口に入れてはならない。
またヒガンバナ科は3倍体で結実しないものが多く、スイセンも種をつけない。





 ヒガンバナ科 ナルシサス(スイセン)属
属名のNarcissusは、ギリシア神話で、泉に写った己の鏡像に恋をし見とれているうちにスイセンの花へと身を転じたという美少年ナルキッソス(Narkissos)より。
あるいはnarke(麻酔、麻痺)が由来で、口にしたときの中毒症状からとも。

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