濡れ落ち葉の時事川柳

過去13年・・・
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「京補選 自民不戦 傷深く」

2016年02月29日 | 時事川柳
自民党は二十七日、宮崎謙介前衆院議員(同党離党)の辞職に伴う四月の衆院京都3区補欠選挙で公認候補の擁立を見送る方針を固めた。谷垣禎一幹事長は京都府連会長の西田昌司参院議員らと京都市で会談し、こうした意向を正式に伝えた。擁立を訴えてきた府連側は候補探しを続ける構えだが、党執行部は公認申請があっても認めない考え。補選で与党が「不戦敗」となるのは異例だ。谷垣氏は会談で、次期衆院選に向けて「しっかり勝てる候補を選んでいきたい」と述べ、補選での候補擁立見送りに理解を求めた。

「シルバー層の 人的資本は 世界一」

2016年02月29日 | 時事川柳
世界経済フォーラムがまとめた「人的資本指数(HumanCaptalIndex)」が発表され、長く余生を楽しめる国」として5位の座を獲得した日本は、アジア圏から唯一のトップ20位入りを果たした。続いて健闘ぶりを見せたのは24位のシンガポール。韓国は30位、中国は64位だった。この指数は21世紀におけるイノベーション、競争力、成長には、有能な人材の確保が必要不可欠であるという発想に基づいて、世界124カ国の「健全で教養のある人材を育成する能力」を評価したものだ。出生時平均余命、教育レベルや就学率の高さなどが総合スコアを押し上げた日本は、15-24歳以外のすべての層が5位以内に入っている。なかでも65歳以上の「人的資本」は世界1位と圧倒的だ。

「中非難 やっと結束 ASEANは」

2016年02月28日 | 時事川柳
ラオスの首都ビエンチャンで開催されていた東南アジア諸国連合(ASEAN)非公式外相会議は27日、中国が南シナ海の軍事拠点化を進めていることを受け「各国外相は最近の動きに深刻な懸念を表明する」などと中国批判のトーンを強めた議長声明(議長国ラオス)を発表して閉幕した。ASEANは近年、南シナ海情勢をめぐって対中国で結束できない状況が続いていたが、今回の声明は、中国が地対空ミサイルやレーダーを設置していることに危機感を強めた形だ。

「総人口 初減少も 首都は増え」

2016年02月27日 | 時事川柳
総務省が26日公表した国勢調査の速報値によると、2015年10月1日時点の外国人を含む日本の総人口は1億2711万47人だった。10年の前回調査から約94万7千人減り、減少率は0・7%。各種統計の基本となる国勢調査で総人口が減ったのは、1920年の調査開始以来、初めて。一方、東京圏(埼玉、千葉、東京、神奈川)の人口は、約3613万人で約51万人増加。東京一極集中が続いている。総務省は「死亡数が出生数を上回る自然減は毎年20万人程度で推移している。日本に住む外国人は増加しているとみられるが、自然減が大きく上回った」と分析した。

「カネ総て 台湾傘下に シャープ堕つ」

2016年02月26日 | 時事川柳
経営再建を巡って揺れたシャープが、台湾の鴻海精密工業の傘下に入ることを決めた。シャープは自力再建ができず、2015年夏から鴻海、官民ファンドの産業革新機構と交渉を進めてきた。革新機構案は筆頭株主であるジャパンディスプレイと、分社したシャープの液晶事業を統合する構想だった。国主導による電機業界再編か、初の外資の手による国内電機大手の買収になるのかの綱引きでもあった。最終的には鴻海が支援額を上積みし、革新機構の規模を大きく上回ったことが決め手となった。鴻海グループは第三者割当増資を引き受け、約66%の株式を取得する。

「暖候期 当たるも八卦の 予報出し」

2016年02月25日 | 時事川柳
気象庁は24日、暖候期(3~8月)の予報を発表した。梅雨明け後は、北日本、東日本は平年よりも晴れの日が少ないが、西日本以西は平年同様に晴れの日が多くなる見込みだ。気象庁によると、太平洋ではエルニーニョ現象が終息するが、大気全体の温度が高い状態が続くとしている。上空の偏西風が平年よりも南を流れ、太平洋高気圧の北への張り出しが弱まる。西日本と沖縄・奄美の気温は平年より高めで、東日本は平年並みか高め、北日本ではほぼ平年並みの予想だ。また、3~5月は南から暖かく湿った空気が流れ込みやすく、気温は全国的に平年より高い見込み。

「爆買いは 欧州サッカーの 選手でも」

2016年02月24日 | 時事川柳
春節(旧正月、今年は2月8日)の大型連休中、日本を訪れる中国人観光客の“爆買い”が再び話題を集めているが、中国のサッカークラブもまた、移籍市場で金満ぶりを発揮している。今冬、中国のクラブが外国人選手獲得に投じた金額は5日の時点で2億5890万ユーロ(約329億円)と、イングランド・プレミアリーグを超えたが、「払い過ぎ」と揶揄する向きもある。これまで中国は、ブラジルなど南米クラブからの選手補強が目立っていた。今冬はその触手を欧州に向け、名門クラブとの争奪戦も辞さない構えだ。1月27日、中国スーパーリーグ(1部)の江蘇蘇寧が、移籍金2800万ユーロ(約36億円)で、プレミアリーグのチェルシーからブラジル人MFのラミレスを獲得した。

「血が滾る 修造、理想の 上司だと」

2016年02月23日 | 時事川柳
明治安田生命保険は22日、2016年春入社予定の新入社員に聞いた「理想の上司」調査の結果を発表した。男性は元プロテニス選手の松岡修造さんが初のトップになった。「頼もしい」「熱血」などの理由で多くの支持を集めた。昨年1位だったジャーナリストの池上彰さんは2位となった。女性の1位は7年連続で女優の天海祐希さん、2位は女優の篠原涼子さん。今年1月、インターネットを通じて今春就職予定の男女を対象に調査し、1112人から回答を得た。

「店じまい セール37年も もうあかんと」

2016年02月22日 | 時事川柳
「もうあかん やめます!」などのユニークな垂れ幕で37年間にわたり“店じまいセール”を続けてきた大阪市北区の靴屋「シューズ・オットー」が20日、本当に閉店した。大阪の名物店だったが、高齢の店主が体調を崩し、ついにシャッターを下ろした。この日午後3時から行われた閉店セレモニー。雨のなか集まった約60人の常連客らから拍手がわき起こり、店主の竹部浅夫さん(74)がマイクを手に「こんなに集まってくれて夢みたい。ほんまにおおきに」と涙をぬぐった。

「習政治 メディアへ忠誠 強制と」

2016年02月21日 | 時事川柳
中国共産党機関紙、人民日報は20日、習近平国家主席が19日、国営メディアの幹部らを集めた「ニュース世論工作座談会」を開いたと伝えた。習氏は国営メディアについて「党の宣伝の陣地だ」と強調。忠誠を誓うメディアに、市民の不満も強まっている。習氏は人民日報、新華社通信、中央テレビを視察。各社の幹部らを集めた座談会で、「世論を正しい方向に導き、良い面を宣伝する」よう求め、メディア管理を強める姿勢を示した。

「法王が トランプ非難 異教徒と」

2016年02月20日 | 時事川柳
ローマ法王フランシスコは18日、米大統領選の共和党指名候補争いで首位を走る不動産王ドナルド・トランプ氏が唱える移民排斥の主張について、「懸け橋ではなく、壁を作ることばかり考える者はキリスト教徒ではない」と厳しく批判した。トランプ氏は、メキシコ国境に壁を築いて不法移民の流入を阻止すると主張している。法王は、米大統領選に干渉するつもりはないと断りつつも「そんなことを言うのなら、その人物はキリスト教徒ではないと言える」と重ねて批判した。これに対し、トランプ氏は南部サウスカロライナ州で開いた選挙集会で、「宗教指導者が個人の信仰に疑問を投げかけるのは恥ずべきことだ」と即座に反論。「私はキリスト教徒であることを誇りに思う。大統領として、現在のようにキリスト教徒が繰り返し攻撃され、弱体化されるような事態は許さない」と述べた。

「驕る自民 失言失態 止まらぬと」

2016年02月19日 | 時事川柳
自民党の丸山和也参院議員が17日の参院憲法審査会で「アメリカは黒人が大統領になっている。これ、奴隷ですよ。建国当初、黒人、奴隷が大統領になるなんて考えもしない」などと発言したことに対し、与野党から18日午前、批判が相次いだ。公明党の漆原良夫・中央幹事会長は記者会見で「何を言わんとしているのか、趣旨がよくわからない。発言の妥当性を含めて、しっかりと国民に説明すべきだ」と指摘。丸山氏は審査会後に発言を撤回したが、漆原氏は「撤回すればいいという問題ではない」と批判した。漆原氏はまた、丸山氏や丸川珠代環境相ら自民党議員の失言が相次いでいることに対し、「こうしたことが重なり、ボディーブローのように政権に響いてくる。閣僚も与党議員も緊張感を持ち、発言には注意していかないといけない」とも指摘した。

「キヨも出た PL野球部 休部へと」

2016年02月18日 | 時事川柳
甲子園で春夏計7度の優勝を誇るPL学園高硬式野球部が、今夏にもいったん休部状態となることが明らかになった。同高は「不祥事が続いた硬式野球部の在り方を見直す必要があると判断した。(来春以降に)活動を再開させるかどうかは今後、検討していく」としている。同高では2013年に部員の暴力問題が起き、部の存続問題に発展。昨春に続き、今春も新入部員の受け入れを停止する。現在の部員は今春3年生となる12人。新3年生が引退すると部員がいなくなる。大阪府高校野球連盟には加盟し続ける方針で、来春以降に部員を募集するかは今後決める。

「衛星は 北、ミサイルで 日、ロケットと」

2016年02月18日 | 時事川柳
日本のX線天文衛星「アストロH」などを搭載したH2Aロケット30号機が17日午後5時45分、鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられた。アストロHは当初の予定通り、約14分後に軌道上でロケットから分離され、打ち上げは成功した。アストロHは全長約14メートル、重さ約2・7トンで、日本の科学衛星としては最大級となる。地上で観測できないX線を宇宙でとらえ、遠方の銀河団や巨大ブラックホールなどを調べる。打ち上げ費用を含めた開発費は、約400億円。

「タラ・ワカメ サザエに続き 像折られ」

2016年02月17日 | 時事川柳
16日午前6時50分ごろ、福岡市早良区百道浜2丁目のシーサイドももち海浜公園で、「サザエさん」一家のアルミ製シルエット像のうち、タラちゃんの像(高さ約60センチ、厚さ約1・5センチ)が足元から折られているのを公園管理事務所の職員が見つけ、警察に届け出た。昨夏には右隣にあったサザエさんの像が折られる被害があった。早良区企画課によると、15日午後4時40分ごろの巡回の際には異状がなかった。隣のワカメちゃん像も傾いているという。カツオ君は無事。同区は3月下旬にサザエさん像を再建してお披露目する予定だったという。そんな矢先の被害に担当者は「早く家族をそろわせてあげたいのに」と話していた。