濡れ落ち葉の時事川柳

過去13年・・・
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「小池塾 橋塾真似て 発足も」

2016年10月31日 | 時事川柳
小池百合子東京都知事は30日、自ら主宰する政治塾「希望の塾」の開校式を都内で開いた。約2900人が参加し、都政改革のほか地方自治や福祉、選挙制度を学ぶ。小池氏は開校式のあいさつで「政治に対してもっともっと学びを深めていただく。それによって都政、政治そのものの質を高めたい」と訴えた。小池氏によると、4827人が応募し、書類選考などを経て2902人が入塾した。初回の30日は午前と午後の計4回に分けて開催した。

「朴末期 影側近の 言い成りに」

2016年10月30日 | 時事川柳
残り任期1年余りの朴槿恵大統領が政治的に最悪の状況に陥っている。弾劾による罷免、辞任の可能性さえ取り沙汰されている。事態が最悪なのは、「歴代大統領とは違って私だけは決してそうはしない、そうはならない」と誓った、「クリーンな指導者」のイメージが完全に崩れたからだ。彼女に致命的打撃を与えているのは、長年の、そして唯一の友人ともいわれる崔順実氏(60)なる女性実業家。朴大統領は人間不信が強く、人間嫌いで、権力内部でも世論に対しても「不通」と皮肉られるほど心を開いてこなかった。その彼女に「陰の実力者」「陰の側近」がいて、まるでいいなりになったように政権運営への介入を許してきたというのだ。

「核心の 地位、習得て 六中終え」

2016年10月29日 | 時事川柳
中国共産党の第十八期中央委員会第六回全体会議(六中全会)は二十七日閉幕し、会議のコミュニケで習近平総書記(国家主席)を党中央の「核心」と明記した。共産党は集団指導体制を原則としているが、習氏を公式に初めて「核心」と示したことで、他の指導者と別格の存在とする位置付けが明確となった。過去の最高指導者で「核心」と位置付けられたのは毛沢東、〓小平氏、江沢民元総書記に限られ、前総書記の胡錦濤氏には「核心」という呼称は使われなかった。六中全会は「新情勢下の党内政治生活に関する若干の準則」の制定と「党内監督条例」の改定をテーマとし、党指導のあり方と党内の綱紀粛正を協議した。


「宮家での 皇位継承 四名に」

2016年10月28日 | 時事川柳
三笠宮さまが逝去されたことについて、宮内庁の山本信一郎長官は27日午後の定例記者会見で、皇族の減少がさらに進んだ現状に触れ「そういった問題が現在の皇室には存在し、大きな課題」との危機感を示した上で「内閣でも検討いただいている状況」と述べた。三笠宮さまが亡くなり、皇位継承資格がある皇族は4人となった。皇室制度を巡り、政府は天皇陛下の生前退位の制度化へ向けた議論を優先。「女性宮家」創設など、過去の政権が検討してきた皇族減少への対応の議論は後回しにする「二段構え」で臨んでいる。

ドゥテルテは 米は非難も 日、称賛」

2016年10月27日 | 時事川柳
フィリピンのロドリゴ・ドゥテルテ(Rodrigo Duterte)大統領は25日、自身の強硬な麻薬犯罪対策などがフィリピンで活動する外国企業の間でも懸念を招いているとした米高官の発言に反発し、心配ならこうした企業は「荷物をまとめて出て行け」と突き放した。米国をまたしても激しく非難したドゥテルテ大統領は、同日その後公式訪問を開始した日本については手放しで称賛した。ドゥテルテ大統領がやり玉に挙げたのは、米国のダニエル・ラッセル(Daniel Russel)国務次官補(東アジア・太平洋担当)。ラッセル氏は23日、ドゥテルテ大統領の度重なる暴言や、この4か月でおよそ3700人の死者が出ている「麻薬撲滅戦争」は企業にも悪影響をもたらしていると苦言を呈した。

「年賀状 二日は年賀 取り止めと」

2016年10月26日 | 時事川柳
日本郵便は25日、2017年以降の1月2日は年賀状の配達をやめると発表した。メールの普及などで年賀状を出す人が減っているためで、配達の休止で社員やアルバイトの人件費など約10億円のコスト削減が見込めるという。1日と3日は配達する。今回の休止の背景には年賀はがきの発行枚数の減少がある。過去最高だった03年度は44億5936万枚。年賀はがきに代わってメールなどを使う人が増え、15年度には約3割減の32億167万枚にまで落ち込んだ。

「ヤフオクは 象牙売買 ヤミ加担」

2016年10月25日 | 時事川柳
無登録の象牙売買に悪用されたのは、日本最大級のオークションサイト「ヤフオク!」だった。国際的な野生生物保護団体は、サイトを運営するヤフー・ジャパンに象牙取引の禁止を求めているが、取引は今も続いている。 ワシントンとロンドンに拠点を置く団体「環境調査エージェンシー」(EIA)は昨年、ヤフオクで落札された象牙や象牙の加工製品の数の調査結果を公表した。ヤフオク全体の落札件数は頭打ちとなる中、象牙の落札件数は2005年から15年にかけて、7倍以上に急増。この間に取引された象牙はゾウ約7千頭分に相当するといい、加工製品を含む落札額は15年に7億円を超えた。

「自宅燃え 城址で爆死 テロもどき」

2016年10月24日 | 時事川柳
23日午前11時40分ごろ、宇都宮市本丸町の宇都宮城址公園付近で爆発音がし、「人が燃えている」と119番があった。宇都宮中央署によると、1人の焼死体が見つかった。ほかに公園内で巻き添えの2人が大けが、1人が軽傷を負ったが、いずれも意識はある。遺体から遺書が見つかり、同署は市内の男(72)が自殺を図ったとみて身元確認を急ぐとともに、殺人未遂容疑も視野に調べている。捜査関係者によると、男は元自衛官という。同署によると、遺書は靴下に挟まれており「命を絶って償います」と書かれ、男の名前があった。男の自宅は23日午前、火災で全焼しており、県警は関連を調べている。


「比のトップ 米と決別 火消へと」

2016年10月23日 | 時事川柳
中国訪問から帰国したフィリピンのドゥテルテ大統領は21日深夜、南部ダバオ市で記者会見を開き、北京で行った米国との「決別」発言について、「関係の断絶と言えば(米との)外交関係を断つことだが、私はそれはできない」と釈明した。「関係を維持することが国民にとっての最善の利益だ」とも語った。「決別」発言後、ドゥテルテ氏が内容に関し公式に説明したのは初めてで、自身が火消しに走った格好だ。


「震度6 断層横づれ 鳥取へ」

2016年10月22日 | 時事川柳
21日午後2時7分ごろ、鳥取県倉吉市などで震度6弱を観測する地震が発生した。気象庁によると、震源は同県中部で震源の深さは11キロ。地震の規模を示すマグニチュード(M)は6.6と推定される。津波はなかった。同庁は「今後1週間程度は最大震度6弱程度の地震に注意してほしい」としている。記者会見した青木元・地震津波監視課長は内陸で断層が左右に動く「横ずれ断層型」と説明。比較的震源が浅く、午後3時までに震度1以上の地震が17回起きるなど「地震活動は活発」として注意を呼びかけた。

「平尾逝く 日本ラグビーを 牽引し」

2016年10月21日 | 時事川柳
日本ラグビー史上屈指のスター選手として活躍し、日本代表主将、監督も務めた平尾誠二氏が20日、死去した。53歳だった。神戸製鋼関係者が明らかにした。京都・伏見工高(当時)で山口良治監督の下、1981年に全国高校ラグビー大会初優勝。荒れた学校の成功物語はテレビドラマ「スクールウォーズ」のモデルとなった。同志社大では史上初の全国大学選手権3連覇に貢献し、神戸製鋼では日本選手権7連覇を達成した。端正な顔立ちで口ひげがトレードマーク。バックスのセンターのポジションで抜群のキャプテンシーを発揮し、80年代後半から90年代前半の日本ラグビーを選手としてけん引。


「オバマ喝 泣き言やめろ トランプよ」

2016年10月20日 | 時事川柳
オバマ米大統領は18日、「選挙で不正がある」との共和党大統領候補、ドナルド・トランプ氏(70)の主張について「泣き言はやめた方がいい」と断じた。さらに「無責任。近代政治史で前代未聞の出来事」と酷評した。敗北した場合に潔く選挙結果を受け入れるべきだとの考えも示した。オバマ氏はイタリアのレンツィ首相との共同記者会見で語った。「負けそうになって他者を非難し始めるようでは、この大統領職には就けない」と明言。大統領職を「思い通りにいかないことは多々ある。それでも構わず戦い、自分の目標を成し遂げようとするものだ」と指摘した。

「高裁は 一票格差で 判分かれ」

2016年10月19日 | 時事川柳
「1票の格差」が最大3.08倍だった7月の参院選は違憲として、弁護士グループが東京選挙区などの選挙無効を求めた訴訟の判決で、東京高裁(小林昭彦裁判長)は18日、定数配分を「合憲」と判断し、請求を棄却した。今回の訴訟で合憲とする判断は同日の高松高裁判決に続いて2件目。全国の高裁・高裁支部に起こされた訴訟は16件。18日までの4件の判決では、合憲と「違憲状態」で判断が分かれた。国会は今回の参院選で隣接県を統合する「合区」を初めて導入。最大格差は前回の4.77倍から大幅に縮小した。訴訟では国会の取り組みをどう評価するかが焦点となっている。11月8日までに16件の判決が出そろい、その後、最高裁が統一判断を示す見通しだ。

「中狙う 次なる領土 宇宙をば」

2016年10月18日 | 時事川柳
中国の有人宇宙船「神舟11号」が17日午前7時半(日本時間同8時半)、中国西部の酒泉衛星発射センターで打ち上げられた。神舟11号は48時間以内に、9月に打ち上げた無人の宇宙実験室「天宮2号」とドッキングする予定。飛行士2人はその後、30日にわたり天宮2号を使った様々な実験を行う。宇宙滞在期間は中国としてはこれまでで最長となる。「宇宙強国」の実現を目指す中国は、軍主導で野心的な宇宙開発を進めている。宇宙ステーション建設を見据えて運搬能力を向上させた、新型ロケット「長征5号」の打ち上げも年内に予定する。また、18年には世界初の月の裏側への探査機着陸、中国共産党創立100年にあたる21年には火星探査なども目標に掲げている。

「合併は トヨタ技術の 標準化」

2016年10月17日 | 時事川柳
クルマの先端技術をめぐって、スズキとの提携に踏み切るトヨタ自動車。その枠組みは他社にも広げたい考えだ。標準化で先を行く欧州メーカーに対抗しようと、技術や戦略を共有する「仲間づくり」を急ぐ。■先行の欧州勢に対抗■ 今後の競争力を左右するのは環境や自動運転にかかわる技術だ。こうした分野では「事実上の業界標準」が、まだ固まっていない。技術の優劣だけでなく、使う仲間をどれだけ増やせるかも勝敗を分ける。