中国甘粛省で1月、地元紙の記者3人が相次いで拘束され、うち1人が「恐喝」の容疑で逮捕された。この記者は地元政府の不正などに迫る報道を手がけ、当局者から脅迫を受けていたとされる。自らに都合の悪い報道への報復として、当局が記者を拘束した疑いが浮上している。1月7~8日に行方がわからなくなり、甘粛省武威市の公安当局に拘束されていたのは、「蘭州晨報」「蘭州晩報」「西部商報」に所属する男女3人の記者。蘭州晨報が当局に宛てた文書がネットに公開され、同社の張永生氏の拘束に「多くの疑問点」があると指摘する内容に注目が集まった。