Whatever will be, will be.

気まぐれ日記。

安田記念の回顧(まとめ)

2015-06-08 19:32:35 | G1
出遅れ癖のあったモーリスがここ一番でスタートを決め、それもむしろ好スタートな部類
同厩舎のリアルインパクトの平均ペース程度の適度の流れを内の好位で追走。
逆に前に行きすぎて不発...という事もなく、直線半ばまで持ったままの手応えで、
追い出して抜け出す最高のレースが出来た。
陣営もまだスタートの不安が解消されたわけではないと考えているようだったが、
ある意味、奇跡的な好スタートが決まったのは幸運。
何もかも巧くいったレースだろう。
もちろん実力はある
そして、スタートさえまともならば、トップクラスで通用する実力は証明した。
ただ、今回は出来すぎで、G1レベルでの評価という事になれば、本当の真価を問うのはこれからだろう。

2着ヴァンセンヌは巧く内で脚を溜められたが、今回のペースではもう少し前に居たかった。
直線、外に出すのに少し時間が掛かったような場面もあったので、その微妙なロスが勝ち馬との首差
内容は勝ち馬に等しいモノだろう。

3着クラレントは大健闘。
左回り巧者ぶりを発揮。
一変の走りだった。
順調ならば、このあとは夏場のレースを使っていくのだろうから、
中京記念、関屋記念は大いに楽しみだろう。
ただ、この好走で次走は人気必至になる所が馬券的には微妙ではある。

フィエロはモーリスの後ろに付けて絶好位
あとは力があれば...のレースだったが、そこから伸びきれないようでは、
このレースに関して言えば完敗
クラレントとは逆に左回りは右回りほど得意でないのかもしれない。
あとは、最終追切は抜群に動いたが、本数が足りていない部分も結果的には影響したのかもしれない。

カレンブラックヒルは久々のマイルの影響や外枠の影響もあったのかもしれないが、
後ろから行き過ぎ
最後はそこそこの脚で詰めてきていただけに前に行けていれば面白かったかもしれない。
この馬も夏場を使っていくのであれば、活躍が見込める

あとは力云々というより、ペースを考えると、ある程度前に居ないと厳しく
不完全燃焼に終わった馬も多かっただろう。

モーリスがマイルの新王者になった形だが、勝負付けが済んだメンバーではなく、
秋のマイルCSに向けてはまだ混沌とした状態とみるのが妥当と思う。


連対馬の傾向
モーリスは残った馬15頭のうちの1頭だった。
ヴァンセンヌはさらに残った馬3頭のうちの1頭だった。


3着馬の傾向
クラレントは残せなかった。

(3)前走、G1以外で1番人気を除き5着以下。ただし、前々走G1勝ち馬は除く。

(3)前走、G1以外で1番人気を除き5着以下。ただし、前々走G1勝ち馬と
  東京の重賞2勝以上で1年以内に左回りの重賞勝ち馬は除く。

(5)前走、G1以外で4番人気以下で4着以下。

(5)前走、G1以外で4番人気以下で4着以下。
  ただし、東京の重賞2勝以上で1年以内に左回りの重賞勝ち馬は除く。


オッズバランス編
ミッキーアイルの4番人気は過剰人気でオッズバランスが悪かった。
マイルCSの惨敗ぶりでマイルG1では壁がありそうなうえに、近走の内容から
マイル未満に適正がシフトしてきている節が見えてきているところでの今回は
如何にも厳しそうな馬であった。


馬券は・・・
モーリスを抑え評価程度にしていたし、クラレントは無印だし、話にならなかった。。。
フィエロが怪しそうな意味もあって、最終段階でヴァンセンヌと本命対抗を入れ替えようと
思ったが、結果、替えなかった。
もし、替えていれば、馬連は一応、取れていただろうが、まぁ仕方がない。。。