ウィンドウズ8ではユーザーインターフェース(UI)ががらっと変わりました。
これが不評の原因の一つ、ということはこのブログでも書きました。
製品にとってはUIがそれほど大きいウェイトを占めるのだと思います。
3日ほど前、iPad miniのOSを7にしました。
そして、新OSを立ち上げて、まず、思ったことは、アップルよ、お前もか!
新OSのUIデザインが一新されていたのです。
具体的にいうとホーム画面のアプリのアイコンが変わっていました。
これまでは、わりとリアルで立体感のあるアイコン、これがけっこう格調高いものでした。
それがみんな平板で、何の変哲もないイラストになっていささかがっかり。
iPhoneでも新OSならば同じはずですが、いかがでしょうか。
アップルらしさが無くなったぞ、そんな気がしたのはわたしだけでしょうか。
同時に、改めてデザイン、とくにUIのデザインの重要性に気づかされました。
大型コンピュータのシステムをデザインしていた頃。
やはりUIをどうやって作り込むかに、けっこう神経を使ったことを想い出しました。
もっとも、その頃は今と違って文字だけのインターフェースでした。
今はグラフィックですから、なおさらデザインのウェイトが大きくなっています。
しかも、アップルはその秀逸なデザインが人気の秘密でもあります。
それなのに、新OS画面の、この平凡さ・・・・元に戻してくれませんか?
ところで、デザインという言葉はさまざまな意味を含んでいます。
構想とか計画とか設計とか意匠とか、すごく広がりのある概念です。
ある意味では、製品の存在価値を左右するものといってもいいのだと思います。
と考えて、ふと、気づきました。
IT製品などの日本メーカーの不振、もしかしたらデザイン力の低下が原因かも・・・・。
もちろん意匠デザインだけでなく、経営センスを含めた商品構想力のことを云うのですが。
そういえば近頃、カッコいい、というものになかなかお目にかかれなくなった気がします。
個人的にいえば、YAMAHAのデザインも昔、かなり気に入っていたのですが。
アップルの齧られたりんごマークも「知恵の実」の比喩でなく、現実であって欲しいものです。
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