先週金曜日の利用相談でのことでした。
わたしが担当した講座を受けられた方が、復習にやってこられました。
「このテキスト通りにすると、この前教えてもらったようにはできないんですけど・・・・」
そんなことないでしょ、と思ってテキストをよく見たら、彼女の言うとおりでした。
ワードで、テキストに載っている表形式の文書と同じものを作ってゆく演習です。
テキストには、まず、1列6行の表を作って、セルを分割してゆくやり方が書いてあります。
ところが、講座では、最初に5列6行の表を作って、セルを結合していく方法を説明しました。
それでは、講座でのやり方を記憶している彼女が混乱してしまうのは当たり前です。
悩ませてしまって、ごめんなさい、この前はテキストと違うやり方でやってしまいました。
わたしは姑息で不誠実な首相とは違いますので、素直にお詫びしました。
でも、どうしてテキストとは違うやり方でやってしまったのでしょう。
前日には、ひととおりテキストを読んで予習したはずなのに・・・・。
これで終わってしまうと、言い訳になるだけで、反省にはつながりません。
なぜ、どうして、テキストと違うことをやってしまったのか、それが問題です。
自分で表を作るときには、どちらの方法も使いますが、厳密なルールはありません。
いってみれば、その時の気分次第です。
予習の時には、実際に表を作ってみる、そこまではやらなかったように思います。
なので、講座の時にも、その時の気分次第という悪い癖が出たのかもしれません。
テキストを逐次的に読み進めながら講義していかない、という悪癖もあります。
自分が作ったテキストだから、わかっている、との思い込みがあるのかもしれません。
というように様々な要因が考えられます。まだ、ほかにも。
でも、どれもこれも根っこの原因では無い気がします。
じゃ、それが何かというと、受け手のことを考えずに独りよがりで進めていたということ。
これでは、受講生の立場にたって、なんてエラソーなことは言えませんね。
というわけで、昨日は深く反省して過ごしました。
反省はしても行動が伴わなければ意味がありません。
今日がその講座の2日目。初心に還って丁寧な説明をしたいと思います。