小雪がチラつく窓の外を眺めながら、寒々しい心境になっています。
大寒のせいではなく、例のイスラム国の人質の件です。
わたしもシャルリーの1人ではあるのですが、あの事件は西欧文化への宣戦布告だったのでしょうか。
かつて、脅迫に屈して身代金と引き換えに人質を解放する事件がありました。
その時、日本は弱腰という批判を諸外国から受けましたが、今回はどうするのでしょうか。
動画は合成された形跡があるようですが、捉えられていることは間違いありません。
米国は全面協力して救出すると言っていますが、どうなるのでしょう。
また、今の人質事件が解決しても、それで終わりではなく、さらにその先も気がかりです。
イスラム国を掃討する、と米国が云うことは、新たな戦争の始まりなのでしょうか。
それにしても世界各地で紛争が絶えないのはなぜ?
宗教対立というのは昔からあったわけだし、それが根本の原因とも思えません。
格差、貧困もその一因かもしれませんが、それとて今始まったことではないでしょう。
グローバル化の流れで異文化の衝突機会が多くなってきたことは確かです。
だからといって、それだけが人を殺戮するほどの憎悪を生み出すものでしょうか。
という考えこそが、むしろ農耕民族的で、世界では少数派というのでしょうか。
気分が暗い時には花でも飾りましょう。
カミさんが玄関の靴棚のうえにバラ、鏡台にチューリップの花瓶を置きました。
それだけで早くも春が来たようです。
なんて暢気なことも言ってはいられず、今日がテキスト作りのリミットです。