神戸大震災、地下鉄サリン事件から20年。
どちらの出来事も出勤後、会社で知り、たいへんなことが起きた、と思ったものでした。
大きな地震はその後、中越、東日本で発生しました。
昨日のニュースで、GPSを使った活断層の存在や動きの研究レポートを聴きました。
今まで知られていない活断層がかなりあるようで、特に山陰地方に多いとか。
活断層ではない・・・・そんな判断で再稼働に進む原発、大丈夫なのか、と心配になります。
地震は自然災害、人の手で起こさないようにすることはできません。
ただ、起きた時の被害をできるだけ少なくすることは、人にしかできないことです。
その、人にしかできないことを無意識のうちに神仏に頼る面があるのでしょうか。
地下鉄サリン事件、その時の警察無線のやりとりが公開されました。
聴いたのはほんの一部ですが、緊迫の中にも、何の事件か事故なのか掴みきれない様子・・・・。
地下鉄の中で毒ガスをばら撒く、という未曽有の事件であればこそでしたでしょう。
そのオウム事件、真相は今もわからず、強いて言葉を探せば「狂信」と云うしかありません。
無関係の人を巻き添えにするような事件の発生も、オウム後に増えたような気がします。
また、オウムそのものも名前は変えたものの、信者は減っていないと聞きました。
海の向こうでは、少女の身体にダイナマイトを巻きつけ自爆させる。
人をそうした行為に駆り立てる、それがいったい何なのか、誰が理解できるのでしょう。
困窮や格差から来る憎悪・・・・と云っているだけでは何の解決にもなりません。
その手本が、70年前の日本にあったとすれば、それまた恐ろしい話です。
大義親を滅す・・・・国のためには親など肉親の命などもかえりみない。
その大義とはいったい何なのでしょう・・・・。