開催中のパソコン指導者の養成講座で、アクセスビリティのことを取り上げています。
アクセシビリティとは、簡単に云ってしまえば、利用する人にとっての「使いやすさ」。
パソコンにもこうした機能がたくさんついていますが、意外に知らない人が多い。
でも、パソコン指導のボランティアを志す人には、ぜひ知っておいて欲しいと思います。
とくに障害を持つ方や高齢者にとっては必須の機能であることが多いのです。
たとえば一般に使うマウスは左利き用にはなっていません。
これなど簡単な操作で左右ボタンの機能を切替えられますから、ぜひ覚えておいて欲しい。
ダブルクリックがうまくいかない人には、1回のクリックでファイルが開くように設定します。
文字が小さくて見にくい、という声もよく聞きます。
そうしたら解像度を下げたり、文字を大きくする操作も知っておく必要があります。
拡大鏡・・・・昔は使いにくい機能でしたが、今はだいぶアクセシビリティが向上しています・・・・。
Webサイトを作る場合もアクセシビリティへの配慮が欠かせません。
でも、意外とそういうことに無頓着なサイトも数多くみられるのも事実です。
これを機会に、わたしも自分が作ったサイトのアクセスビリティ・チェックをやってみました。
昔はそのためのソフトをインストールして・・・・なんてことが必要でした。
今は、サイトのアドレスを指定するだけで、そうしたチェックをやってくれるサイトがあります。
で、やってみたら85点、90点・・・・けっこういいじゃない、と自画自賛。
ところが3つ目のサイトは50点、あと少し、と評価が出てガックリ、いつか直しておきましょう。
ワードにもアクセスビリティのチェック機能がついています。
今回、テキストを作っていて、わたしも初めて気がつきました。
考えて見ると、ワードで作った文書もWebページも一緒なんですね。
つまり、視覚に障害のあるに人は文字がまったく見えないことがあります。
こうした時は、音声で読み上げてくれる機能に頼ります。
ところが文書中に画像や図形などがあったりすると、これは読み上げようがありません。
そこで、画像や図形に、タイトルや説明文をつける必要が出てきます。
これをやっておけば、リーダーがそれを読み上げてくれるので、写真のイメージなどが伝わります。
見る人のことを考えて、手抜きせずに作ることが必要と云うわけです。
カリキュラムやテキストを作ってみると、必ず新しい発見があります。
一工夫するというのも骨が折れますが、必ず副産物もあるのでそれもまた楽しからずや、です。
そう自分に言い聞かせながら、楽しく?シナリオ作りを続けています。
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