このところ会社とのお付き合いが増えました。
何だか現役の頃に戻ったような気がしなくもありません。
昨日もある会社を訪問、２時間ほど話をしてきました。
業務のクラウド化をしたい、それがもともとの社長の要望です。
それには今の業務がどうなっているか知る必要があります。
仕事の中心になっている社員から２度ほど聞き取りをさせてもらいました。
すでにＥＲＰ（企業資源計画）用のシステムが導入されています。
企業のヒト、モノ、カネ、情報を一元的に管理して業務の効率化を図るためのシステムです。
ただ、これが使いこなせていないようです。
こうした製品はどの会社にも使えるよう汎用的に作られています。
だから、自社業務で使おうとすると、どうしてもカスタマイズの必要性が出てきます。
それと機能だけは豊富です、使いこなすにもかなりのスキルが必要です。
これをクラウドサービスに変えても、たぶん使いこなせないでしょう。
残存リース期間も長いし、ペナルティ払うのも癪だし、何とか使って行きましょう。
使いにくいならエクセルを使って業務を補完したほうがいいですよ。
というのがわたしの提案。
社内の拠点を含むネットワーク化もやりたい。
それもグループウェアなど導入せずに、ネットを介した処理で十分ですよ。
ＩＴ化というのもお金をかければできるというものではありません。
それを使うのは結局、人なんです。
だから相応の人材を抱えていないと、カネだけ使わされて結局は使えない破目に。
そんな例をゴマンと見てきています。
クラウド、クラウドと云いますが、その方式も半世紀近く前からあるのです。
ただ、その呼び方が変わってきているだけ。
背伸びして見るＩＴの・・・・夢だけを追いかけてはいけません、地道にやるのが一番です。
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