若い頃は江戸にいたが、今は相模だから、都知事選は高みの見物だ。しかし気になるのは致し方ない。マスコミは紙も電波も細川に肩入れしているようだ。選挙報道は公平になどと言うが、お題目に過ぎない。湯河原で湯に浸かりながら、陶土を練って壷や花瓶のゲイジュツを焼いていた殿様の細川、思い付きの都知事選立候補だから公約など練ってはいなかった。昔の子分、いや家来が泥縄式、インスタントでアレもコレも天こ盛りして、見た目だけがオイシイ公約を作る(実行など二の次、空手形だ、何等痛痒など感じない程厚顔無知だ)。殿様は駕籠に乗っていれば良いから気楽なものだ。76歳になっても権力と政治の世界は忘れられないし、飽きっぽい性格だから陶芸には、とうに飽きていた。”雉も鳴かずば撃たれまい”というが殿様雉、ケンモホロロと鳴いたからには、東京佐川からの1億円問題は脛の古傷だ。当然アチコチから突かれるだろう。その当時の説明も二転三転した挙げ句、七転八倒の苦し紛れの言い訳に終始して総理の座を投げ出した。細川陣営は20年以上経過しているから、答える必要はないと白を切る心算のようだが都民は覚えているから始末が悪い。因みに金丸は5億円の闇献金を懐にして議員辞職に追い込まれた。元NHKの子供番組で、何事も判り易く説明していた池上彰が独立してからテレビでミーハーにも判るように説明するので評判も良いし、人気もある。その彼がインタビューした折、細川は「安倍さんが『オリンピックは原発問題があるから辞退する』と言っていたら、日本の対する世界の評価が格段に違ったものになっていた」と語っていた。この『オリンピック返上論』の持ち主がオリンピック開催地の東京都知事では、えらい矛盾だ。細川が池上に都知事に出馬しないかと持ち掛けたようだ。これに対して「細川さんこそ出馬すべし」と池上がお世辞で言ったのか、本心かは判らぬが、殿様はすっかりその気になったのだろう。小泉に頼まれた中川秀直元官房長官が使い走りをして、小泉が全面的に協力するから出馬せよと促した。これで殿様、選挙駕籠に乗るのを決めた。細川の家来もいる民主党だが、民主党自体が厄病神だと承知しているので、民主党の支持だけは固く、カタクお断りした。立候補宣言した舛添だが”巧言令色鮮し仁”で信用出来ない男の代表格だ。小泉の倅が「自民党が苦しい時(野党に転落)に『自民党の使命は終わった』と出て行った方だ。応援する大義はない」と切って捨てた、当然だろう。バッタかイナゴのように日向ばかり探して歩いていた。まだ田母神元航空幕僚長の方が信頼出来るが、自衛隊嫌いの偏向マスコミは泡沫候補扱いだ。発明のドクター若松は都知事選になると必ず立候補する。売名行為なのか、それとも道楽だろうか。惚れ薬など発明するより、当選出来る方法や、1票を10倍にする器械でも発明したらどうだ。これはどうも発明には向かぬ代物だ。余談だが細川が首相になった時、気取り屋で新しがり屋だったので記者会見は立ったまま行い、プロンプターを初めて使用した、記者を指名するのに恰好を付けて黒のボールペンで指した。民主党の蓮舫が猿真似をして委員会などで赤のボールペンを手にして質問している。写真はカレンボク(旱蓮木)の実と樹、別名キジュ(喜樹)といい、77歳の喜寿にちなんで、祝の木。細川も来年は喜寿を迎える。
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