土壌調査

先々週、ミカン山で土壌調査を行ったので簡単に報告します。
1992年に土壌調査がなされており、その結果は報告書にまとめられているんですが、今回の調査はおそらくそれ以来の調査になります。(92年の調査概要はHPで見れます。)

今回は、検土杖での土壌の深さの調査と、農大式簡易土壌診断みどりくんNを使っての成分分析(ph、N、P、K)とを行いました。それぞれ同地点を18か所調べました。

データを眺めていて気付いた点を報告します。
ミカン園は園全体で隔年結果が見られ、2009年度は豊作、2008年度は不作だったんですが、中には09年度に不作、08年度に豊作という逆の動きをする木があります(逆隔年と呼ぶ)。
この逆隔年の木に注目すると、土壌が浅く、リンの含量が少ない傾向が見られました。もし相関があるとすると面白いのでは、と思います。
ただし、例外の木もあり、また調査対象数が少ないこともあるので、次回以降に再び大規模な調査を行う必要性がありそうです。