こんにちは!
今週は農薬月間4周目ということで、ゼミメンバーによる農薬に関連したテーマフリーの発表は今週が最後です。
発表者は私 奥村と、菅野さんです。
この度私は、省農薬・無農薬栽培は日本ではマイナーであり、栽培も経営も難しいものであるという前提の下、「省農薬・無農薬園の経営を成立させるには」という発表をしました。
まだまだ不勉強なせいで経営学的な分析・切り込みということは叶いませんでしたが、(有)おりた園さん、(株)鎌田農園さん、(有)伊勢アグリトラストさん、地域共同組合無茶々園さんの4団体の実績を取り上げ、今後の日本農業における農園経営にはどのような要素が求められているのかを考察しました。
個人的には、農学は実学であるのでこのようなビジネスモデルから学ぶことは非常に有意義であると考えています。
一方、農薬月間通常ゼミ大トリを務められた菅野さんは「天然農薬」をテーマに発表されました。
「原点からの農薬論ー生き物たちの視点から」(平野千里;農山漁村文化協会;1998)を参照しながら、植物が体内で生成する天然農薬(他の特定生物に対する化学物質)の歴史や作用の説明、そして天然農薬を活かした防除方法についての紹介(ついでにご自身の研究も紹介)という内容で、非常に興味深いものでした。
来週以降のゼミでは、「食と農の社会学 生命と地域の視点から」(枡潟俊子、谷口吉光、立川雅司;ミネルヴァ書房;2014)を輪読します!
奥村
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