みかん日記

省農薬ミカン園の様子や農薬ゼミの活動内容を伝えます。

10月31日勉強会/初めての○○part2

2008-11-25 11:08:33 | ゼミ活動
ご無沙汰してしまいました。小川です。

10月31日の勉強会では、引き続き『食と農の戦後史』の第三章を1回生の毛利君に発表してもらいました。

初めて本格的にパソコンで文章を作ったとのことですが、9枚にもおよぶレジュメの大作を作ってきてくれました♪(漢字ミスには気をつけましょう(笑))

今回は日本の経済大国化に伴い、外食産業が発展してきたこと、食管制度の行き詰まり、食品工業の技術革新について勉強し、生産性向上の光と影について検討しました。

農薬ゼミも農産物を扱っていますが、やはり自然の恵みである農産物はなかなか人間の思い通りにいかず、生産量を一定にすること貯蔵性をあげることは難しいです。
食品産業はそのような農産物の欠点を補うために生まれてきた産業です。私達は食品産業のおかげで「いつでも好きな時に」「手間をかけずに」食物を口にすることが出来るようになりました。

一方で過度に化学物質に依存した農業・食品産業による被害も相次ぎました。


現在に生きる人は誰しも化学物質に汚染されていると言われています。(詳しくは京都カナリヤ会の講演内容の抄録をご覧下さい)
その被害を少しでも軽減し、また未来の子供たちの汚染濃度を低くするためには、普段の生活そのものがはやり大事になっていきます。

身のまわりの化学物質全てをなくすことは出来ませんし、また化学物質に恩恵を受けていることも事実なので開発組織を潰せと…など過度に反対する事は出来ません。

しかし、不必要な化学物質の使用・無知識による化学物質への汚染は少しでも減らしていきたい。まだまだ議論の余地がありそうです。