6月23日 発表者:太田、小川
この日のメインの議題は「仲田さんのヒアリングのまとめ」でした 仲田さんには前回5月に和歌山に訪れたときに、仲田さん、それから下津のミカン農家と農協との関係について聞き取りをさせていただきました。それをまとめて発表しました。ミカン農家と農協との関係についての基礎知識が得られたのはよかったです。 …ただ、早く終わってしまったので、僕があるHPを調べてだした「みかんの効用」、そして小川さんの前回の発表の資料である遺伝子組み換えとうもろこしについての文献の論争についてを検討しました。 前期のゼミの活動は残すところあと2回です。頑張りましょう
(太田)
『ネイチャー』誌が遺伝子組み換え作物汚染の論文を撤回、関係者の間で激しい論争
http://hotwired.goo.ne.jp/news/culture/story/20020613203.html
の記事の紹介でした。前回の補足ということですが、前回がどういった内容かわかりませんが、おそらく、ここらあたりの内容もからんでくるのでしょう。
「Journal Raises Doubts on Biotech Study」
http://www.nytimes.com/2002/04/05/science/05CORN.html
遺伝子組み換えが、在来のトウモロコシに対し、遺伝子汚染を起こしたのかどうか?その論文に対して産業界から圧力がかかって撤回に至ったのではないかということでした。この論文の信憑性に関しては、いろいろな議論がなされています。
遺伝子組換え植物の光と影〈2〉
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4762230146/249-4614500-6369150?v=glance&n=465392
に話の流れが書かれています。論文の信憑性に関しては、真偽の程が明らかではありませんし、論文の撤回に圧力が絡んでいるかどうかもわかりません。社会的に反響の大きい問題に関することに対しては、批判に耐えるだけの信頼性が必要になるだろうことを感じました。ただ、遺伝子汚染を及ぼしているという論文が撤回されたことが、あたかも組み換え遺伝子の生態系への拡散が起こらないという根拠になりかねないことは憂慮すべきことのように思われます。
(吉野)