皆さん、お久しぶりです。1ヶ月経ってしまいましたが、8/4-6に夏調査をおこないましたので、その報告です。
今回は久しぶりにゼミ員全員が参加。加えて近頃多忙で参加できていなかった池田親子や、OBの西岡先生、冨山さん、冨山さんの吉田寮時代のお友達、東京外語大の方が来てくださいました。
4日の夜に出発し、岸和田で西岡先生と合流。悟の家に着いたら掃除をして、晩酌しながら自己紹介をしました。今回の心配事は悟の家の軒下にできた蜂の巣です。スズメバチと見られ、刺激しないよう参加者に注意を促しました。
5日の朝。暑さからか、6時前後から皆ごそごそと起き出し、朝食の準備。ゴーヤチャンプルと汁物です。お肉にスズメバチが・・・。
早めに朝食が済んだので、暑くならないうちに早速出発。
まず、初参加の人たちにパネルを見せながら病害虫の見分け方と調査方法を解説。手始めに皆で1本の木で練習です。
1回生のおぐちくんは初めてのみかん山でした。
僕ふじいの班は幼木の多い植え替え地区担当で、例年通り病害虫の数は極端に少ない印象でした。ヤノネやカメノコロウムシがちらほら見られましたが、群衆発生している木はほとんどありませんでした。全体の発生状況については、まとまり次第ニュースレター等で公開する予定ですのでお待ちください。
さて、調査の後は摘果作業。摘果とは実の数を減らすことで、実が小さくなったり樹勢が衰えたりするのを抑えることができます。はじめに仲田さんにやり方を教わり、見様見真似で各々摘果を体験しました。
全体的に実が多いものは半分程度落とす。小さいものや陽が当たらないもの、枝から直についているもの、傷ついたもの、密集しているものは落とす。言われたら理解できますが、実際にやってみると果たしてこれで合っているのかと不安ばかり募り−−、全然仲田さんのお手伝いになりませんでした。今年は村全体では不作なのに、仲田さんの園では豊作。夏調査後もずっと摘果作業に追われていたとのことです。もっと手伝えたらよかった、と今更ながら反省しました。
摘果を終え昼食に。キーマカレーとマカロニサラダです。
休憩を挟んだら二手にわかれて畑作業とえひめAIの散布作業です。(僕は休憩時間につむじのあたりをブヨに咬まれてひやっとしました。ハチかと思った・・・。)
えひめAIを撒くのはこれで3回目。経過が楽しみです。
畑は見ての通り雑草だらけ。笑いが止まりません。しかし、仲田さんが定期的に水をやってくださっていたようで、作物は生きていました!仲田さんには頭が上がりません・・・。
サツマイモやカボチャを切らないよう注意しながら、雑草を刈り取っていきます。日差しがものすごくきつく、途中2回ほど休憩をはさむ重労働になってしまいました。休憩のたびに食べた摘果みかん。本当は酸味がきついはずなのに全然酸っぱくなく、身体が疲れているのを実感しました・・・。
やっと顔を見せた作物たち。カボチャはそれなりの大きさに育っていたので収穫しました。実は昼のキーマカレーに入っていたんですよ!
マルチを剥がし、サツマイモのつるを処理し、水をまきました。何人かは仲田さんの計らいで風車に連れて行ってもらいました。
悟の家に戻るとまた何人かは夕焼けスポットに行きました。僕は1回生のとき行ったので残って夕食の準備をしていたのですが、今回は綺麗な夕日が見れたみたい。僕が行った時は見れなかったので悔しい・・・!
夕飯のメインはお好み焼き。疲れた身体が美味しい食事とお酒に満たされ、会話も弾みます。そんな中、仲田さんに今年のミカンづくりや近況について伺いました。このインタビューの様子は秋のニュースレターにてご覧ください。
またこの週はおくむらの誕生日だったので各回生からプレゼントが手渡されました。2回生4人で記念撮影。さくらいも秋から英国留学なので、一緒に夏調査に来れてよかったです。
最後に皆で花火をし、あとは思い思いの夜を過ごしました。
6日の朝。深酒の人以外は早起きで朝食の準備です。悟の家が定員オーバーで車で爆睡のないとうでしたが、某パン屋で培った技術でサンドウィッチを手際よく作ってゆきます。
あとは掃除をして帰洛。僕は初めて岸和田から京都を運転しましたが、ジープに煽られたりと散々でした・・・。
次は10月の秋調査、その次は11月の収穫です。興味のある方、OBOGの方々、気軽に遊びにきてください!特に11月は農薬ゼミ発足約40周年を記念して17-19、23-26に収穫大型滞在を企画中なので、ぜひご参加ください。詳しい情報はまたブログでもお知らせします。
秋からの農薬ゼミはみかん一色。今年も仲田さん、農薬ゼミのみかんをよろしくお願い致します。
ふじい