みかん日記

省農薬ミカン園の様子や農薬ゼミの活動内容を伝えます。

6/23『食と農の社会学』輪読会②

2017-06-25 23:46:25 | ゼミ活動
さて、『食と農の社会学』輪読会の2週目です。

今週は第4章をもりたが、第6章をないとうが担当しました。

第4章「近代科学技術」副題は、科学的生命理解の観点から。
生命思想というなじみのない話題に、読んでみて苦労したメンバーも多かったのではないでしょうか。

本章では具体例として遺伝子組み換え技術と有機農業を取り上げ、機械論と生気論の生命観の違い、因果論と目的論・還元主義と全体論の論理の違いから近代科学技術の歴史を振り返りました。

ゼミ活動を行い、時に意見をぶつけ合うこともある農薬ゼミで意見の背景にある思想を意識することは大変有意義です。
今回は、農薬ゼミの主張である「省農薬は可能である」、農薬ゼミが行っている調査、寄生バチの導入について改めてどういった思想・論理に基づいているか考えてみました。

議論の結果、「省農薬は可能である」は化学農薬への批判から生まれた主張ですが、果たしてそれが有機農業と同じような生気論的発想なのかどうかは疑わしい。調査は全体論よりの発想だろう。寄生バチの導入は定義的には機械論だが生気論よりでもある。と、何とも歯切れの悪い結論となってしまいました。

しかし、哲学初心者の我々としてはこうして議論して意識に残すことが大切なのではないかと思います。

第6章「畜産」
農薬ゼミと関わりが薄いかとも思われるこの話題ですが、実は和歌山もミカン農家で畜産を兼業することがはやったことがあり、省農薬ミカン園でも50頭ほどの牛が飼われていたそうです。このときのJAの対応やその後の衰退の話を交えつつ畜産問題を考えました。

畜産の社会学的な問題として、ミカンと同様市場を通すうち消費者とは必ずしも一致しない価値観(糖度偏重のミカン、霜降り肉)で価値が付与されることがあります。理想的・合理的な方向以外に進みうるのが政治経済の世界の怖ろしさかなと学生に身ながら考えてしまいました。

先週の食品残渣のリサイクルと関連して近年開発されたリキッドタイプの豚飼料の話が出ました。乾燥しない分エネルギー面で環境にやさしいけれども栄養面で劣るそう。今後の研究・開発に期待です。

来週は第3章「地域ブランド」・第5章「農薬開発」を、おくむら・ながせが担当します。
もりた






6/16 『食と農の社会学』輪読会①

2017-06-17 22:15:18 | ゼミ活動

こんにちは。

前期後半6/16から7/28までのゼミでは『食と農の社会学 生命と地域の視点から』(枡潟俊子、谷口吉光、立川雅司;ミネルヴァ書房;2014)を輪読します。

各週2名が担当の章をプレゼンし、6週で全12章(序章と終章は除く)を網羅します。各プレゼンでは、内容を踏まえて農薬ゼミの活動にどう活かせるか(内容によっては難しいので、個人、京大、京都など身近なレベルでどう活かせるか)考えるのが狙いです。

最初の発表は私、ふじいが第8章「ローカルな食と農」を担当しました。

有機農業や「オーガニック」という言葉は、もともと「地域に根ざす」「人と人とのつながり」という意味合いや、社会への変革力といったものを持っていました。しかし、食の「安心・安全」ばかりが先に立ち、有機認証制度をクリアするためだけの有機農業や、巨大なアグリビジネスに取り込まれた「産業化」した有機農業が蔓延し、「地域」「コミュニティ」「持続可能性」といったものからかけ離れていったのです。この現象は世界レベルで起こりました。

そんな動きに対抗するように、「ローカル・フードムーブメント」という、有機農業・「オーガニック」から失われてしまったそれら「ローカル」「コミュニティ」を取り戻そうとする動きが高まります。具体的にはファーマーズマーケット、CSAなどの広まりで、米国では「ローカル」「コミュティ」へのつながりが顕著ですが、日本ではそれに比べるとまだまだなのかもしれません。

農薬ゼミの省農薬みかんは、「生産者、消費者、環境に安全、安心」という当初の目的であったであろう取り組みとしては、ひとつのモデル作りを果たしたと考えます。しかし、「ローカル」「コミュニティ」という点で見ると、地産地消ではなく全国各地に輸送していたり、生産者と消費者の双方向のつながりもなく、地元下津町大窪の方々とも関わりがなく、果たして持続性があるのかと問われると疑問です。今回そのことに気づかされたことで、消費者の理解や交流、地元の方々との交流などを考えていけたらと思うようになりました。

次に、かわはらだから第7章「生ごみと堆肥」についての発表がありました。

ごみというのは人間の考え方、価値観によるもので、それに着目するのがごみの社会学ということです。

ごみ処理、特に生ごみ処理の理想は、「有機物の小さい循環」に帰着することです。食卓で出た生ごみが堆肥になり、土に還り、農作物になり、再び食卓へ。大きい循環であると、循環の間が不透明になるのでよくありません。

江戸時代では生ごみの処理はさほど問題にならず、糞尿の処理が一大事でした。糞尿は値段をつけられ売買され、郊外で堆肥化され再び農作物栽培に用いられるという地域内循環が徹底されていました。しかし、明治時代になり大規模な焼却処理、下水道の整備、化学肥料の使用、食料流通の拡大が起こり、生ごみを堆肥化してローカルに循環される仕組みは壊れ、ごみという終着点に向かう一方通行になってしまいました。

地域循環型農業の再生への取り組みとして、インドネシアのごみ銀行、セブンイレブンの取り組み、京都市の取り組みが紹介されました。

農薬ゼミとしては、省農薬みかんの皮が生ごみとなってしまう問題があります。防腐剤を使用していないので安心して皮も食べられるとして過去にニュースレターに皮も使うレシピを載せたり、新歓で皮入りみかんジャムをつくったりしていますが、もっと大きく消費者を動かす力はないものかと皆で頭を悩ませました。

次回は第4章「近代科学技術」第6章「畜産」です。
ふじい


6/9 通常ゼミ農薬月間④

2017-06-11 10:31:05 | ゼミ活動

こんにちは!

今週は農薬月間4周目ということで、ゼミメンバーによる農薬に関連したテーマフリーの発表は今週が最後です。

発表者は私 奥村と、菅野さんです。

この度私は、省農薬・無農薬栽培は日本ではマイナーであり、栽培も経営も難しいものであるという前提の下、「省農薬・無農薬園の経営を成立させるには」という発表をしました。

まだまだ不勉強なせいで経営学的な分析・切り込みということは叶いませんでしたが、(有)おりた園さん、(株)鎌田農園さん、(有)伊勢アグリトラストさん、地域共同組合無茶々園さんの4団体の実績を取り上げ、今後の日本農業における農園経営にはどのような要素が求められているのかを考察しました。

個人的には、農学は実学であるのでこのようなビジネスモデルから学ぶことは非常に有意義であると考えています。


一方、農薬月間通常ゼミ大トリを務められた菅野さんは「天然農薬」をテーマに発表されました。

「原点からの農薬論ー生き物たちの視点から」(平野千里;農山漁村文化協会;1998)を参照しながら、植物が体内で生成する天然農薬(他の特定生物に対する化学物質)の歴史や作用の説明、そして天然農薬を活かした防除方法についての紹介(ついでにご自身の研究も紹介)という内容で、非常に興味深いものでした。


来週以降のゼミでは、「食と農の社会学 生命と地域の視点から」(枡潟俊子、谷口吉光、立川雅司;ミネルヴァ書房;2014)を輪読します!


奥村

6/2 通常ゼミ農薬月間③

2017-06-04 10:11:29 | ゼミ活動
こんにちは。

農薬月間3回目ということで、発表者は私河原田と、社会人でゼミに参加していただいている飯塚さんです。

始めは私の発表で、「河川の農薬汚染」についてです。

今回は兵庫県環境研究センターが発表した「加古川水系における水田農薬の河川水質及び底質への汚染状況」というレポートを参考にさせていただきました。このレポートは、兵庫県を流れている加古川の上流・中流・下流において川を流れている水と底質、つまり川底の土壌からどれだけ農薬が検出されるかという調査です。

今回の発表ではこのレポートのデータをまとめただけという簡単なものになってしまいましたが、実際にこの農薬成分がこれだけの量流れているのは大丈夫なのか、人の生活や他の生物にどのような影響を与えるのかなどに絡めていければよかったと思います。今後これらについて調べてみようと思います。

また、水田農薬の河川汚染ということで、おまけとして稲作に使われる農薬も調べてみました。我々日本人の主食である米はどのようにして育てられているのか、どのような農薬が使われているのか、実際に調べてみるまで知らないことが多かったです。

次に、飯塚さんの発表で、「環境問題の研究手法」についてです。

スリランカの農薬問題を例にして、このような問題の研究はどのようにあるべきかという内容でした。例えば、環境汚染により人や自然に何らかの悪影響があったとして、日本ではそれについての対策の技術研究が主として行われるそうです。確かにこれはとても大切なことではあります。しかし、なぜそのようなことが起きたのか、つまり原因の究明も行わなければならないのです。根本的な問題を解決して、そもそもそのような問題が起こらないようにすることが大切なのではないかと思いました。

農薬の人体への影響の究明は困難なことです。なので、メカニズムの解明と同時に被害地域の観察データを吟味し、多面的な角度からの研究が必要です。


いよいよ来週は農薬月間最終週!自分の発表が終わったからといって気を緩めるようなことはせず、最後まで学べることをどんどん吸収していきたいです。

かわはらだ

5/26 通常ゼミ農薬月間②

2017-05-31 20:48:55 | ゼミ活動

農薬ゼミのみかん日記をご覧の皆さまこんばんは(((ノ´ω`)ノ~)))))スタタタタッ

農薬ゼミの農薬月間、2回目の発表は私ないとうともりたです。

先ずは、私ないとうの発表。除草剤についての話をさせて頂きました。

最近は家庭菜園をなさる方も多く、またそうでなくとも庭の雑草を除草剤を使って枯らすという方も多いのではないでしょうか。そもそも除草剤とは何なのでしょう。

除草剤は「不要な植物を枯らすために用いられる農薬」を言います。その作用機構は非常に様々で(酵素の阻害に関わるものが大部分ではありますが)、例えば植物体のアミノ酸合成阻害・光合成阻害などがあります。他にも面白い作用機構が沢山あります。詳しく知りたい方は、今回私が参考にしました『農業と雑草の生態学 : 侵入植物から遺伝子組換え作物まで』(種生物学会編 ; 浅井元朗, 芝池博幸責任編集、2007、文一総合出版)に、非常に簡単ではありますが、分かりやすく記載してありますのでお読み下さい。

また、除草剤について以前から関心の高まっている「除草剤抵抗性雑草」や「除草剤散布による生物多様性の変化」にも触れさせて頂きました。除草剤抵抗性雑草は、現在アメリカ大規模農場を始めとした、除草剤散布地域で確認され、早急な対応が求められています。また、除草剤の徹底散布が、特定種(例えば農地を活動拠点の1つとする鳥類)の現象に繋がっている可能性も指摘されています。

近年は農業の集約化も進み、除草剤無しでは今の農業は成り立たないことも事実でしょう。しかし、複数の除草剤を利用したり、休耕地を作ったり、除草剤の‟撒きすぎ″を改めることで、少しでも持続可能な農業への取り組みができればと思います。

2人目の発表者はもりたさんです。劇物指定農薬「メソミル」を例に挙げて農薬の危険性について発表してくださいました。

個人的な意見ですが、最近は「現在の農薬は大体安全」とか「ご飯に振りかけて食べられる」とか、総ての農薬の安全性を無制限に(かつ無責任に)保障するかの様な意見もありますから、今回の発表は興味深かったです。

メソミルはデュポン社が開発した殺虫剤で、神経系の酵素に作用して、アセチルコリンの作用が常時発動する状態を作り出します。また、解毒剤としてアトロピンが存在します。類似農薬には有機リン剤があり、こちらの解毒剤はアトロピンとPAMとなっています。

また、薬品の危険性の基準に関するお話もありました。例えばGHS分類「化学品の分類及び表示に関する世界調和システム」においては、化学品の危険性を5段階に分けた国際区分が設定されています。

最後に、個々の農薬についての詳しい情報は、農林水産省消費安全技術センター農業登録情報供給システムで調べることができます。気になった農薬なんかが御座いましたら、一度検索してみて下さい!

長々と失礼しました(*- -)(*_ _)ペコリ


5/19 通常ゼミ農薬月間①

2017-05-22 17:17:26 | 告知

こんにちは。

5/19から6/9の4週間は、農薬月間と銘打って、農薬に関するテーマで1日あたり2人ずつの持ち回りでプレゼンを行なうことにしました。

今回はその第一弾。私ふじいとながせの2人でした。

まずは、ながせさんによる「農薬類による健康被害と予防」についてのプレゼン。

ここでの「農薬類」とは、農薬や、農薬と同じ化学物質を含む材のこと。これらは慢性中毒や化学物質過敏症を引き起こし、さらに症状が正しく診断されず誤った治療を受けているケースが多いようです。

そんな中、長野県佐久穂村の佐久総合病院の若月俊一氏は、適切な治療を心がけることで地域の平均医療費の削減に成功しました。彼は他にも農薬中毒に関する実態調査や、適切な農薬使用を呼びかける講演を行ないました。こうした取り組みが広がり長野は平均寿命が長く平均医療費が安い県となっているようです。

続いて、松枯れ病対策のための殺虫剤の空中散布により出雲市や長野で起こった健康被害について解説がありました。空中散布と健康被害の訴えの間に因果関係があったのか、議論に決着はついていないようですが、客観的なデータをもとにリスクを評価する姿勢が求められます。


次に私ふじいからは「天敵の科学」として生物的防除の概説をしました。『バイオロジカル・コントロール ―害虫管理と天敵の生物学―』(仲井まどか・大野和朗・田中利治 編;朝倉書店;2009)を参考図書としました。

まず世界と日本における生物防除の歴史を振り返りました。化学合成殺虫剤全盛期に落ち込んだ生物防除ですが、環境保護の観点から再び注目され、現在は体系化されてきて有用なものとなっています。

その注目される過程で生物的防除を中心とする総合管理(integrated pest managaement)が提唱されたのですが、現実としては信頼性の低さ、経済的被害許容水準の設定の難しさ、化学防除から生物防除への移行の難しさなどから化学的防除中心のIPMとなってしまっています。

つづいて、適した天敵とはどういうものか、導入天敵の種数はどれほどがよいのかについて解説しました。最後は生態系へのリスク評価に触れ、害虫が発生してから天敵を導入するまでの流れを簡単に追うことで、どのようにリスク管理がなされているのかを見ました。


ながせさんのプレゼンは前回のものより洗練されている印象を個人的に受けました。それに比べ自分はというと、まごついてしまう場面が多々ありました。概説ということもあり概念的な話が多く、話す側も聞く側もとっつきにくいものではありましたが、それでも反省です。次回はよりミクロな面で天敵と害虫の相互作用などを話せたらと思っています。

来週26日は、もりたとないとうが担当です。
ふじい

5/13-14 みかん山花見

2017-05-21 19:01:10 | 告知

こんにちは。先週の5/13-14とみかん山訪問に行ってきたのでその報告をしたいと思います。

今回のメインはみかんの花見。ぜひとも新入生と一緒に行きたかったのですが、残念ながら参加者はゼロ。しかも金曜の夜から土曜の午前にかけて雨の予報となってしまい、急遽土曜の昼出発にしての訪問となりました。

買い出しをして午前10時に市民研を出発。岸和田に着く頃には雨も上がり、心もなんとなく晴れやかに。私ふじいも初めて運転できました。

ゴールデンウィークの次の週だからか車も少なく、スイスイと進み13時に悟の家に到着。普段はあまりできないところも念入りに掃除をし、いざみかん山へ。



待望のみかんの花は・・・まだ蕾ばかりでした...。ただ、ちらほらと咲いているものもありました。やはりほんのりと柑橘のいい香りがします。
下津の集落全体では花の数が例年になく少ないようですが、うちの省農薬園は変わらず、といった感じでした。



今回みかん山で予定していた作業は、えひめAIの散布実験の続きと、農薬散布体験、そして畑です。前者二つは翌日に回すことにして、できる範囲で畑をいじることにしました。



いざ畑に行くと、予想どおり荒れ放題。2月にビニールと草のマルチをしたみたいですが、跡形もありません...苦笑



とりあえずマルチを剥がし雑草を抜きました。さらに、2月に仕込んだ堆肥を混ぜ直しました。



ぬかるんでいる中、できることも済ましたので、早いですが夕飯の準備をしました。



湿気ていて火を起こすのに苦労しましたが、時間はたっぷりあります。今夜はバーベキューです。



肉だけでも贅沢なのに、イカの醤油漬けも出てきておいしいおいしいお酒たちが進んでしまいます...



さらにデザートに焼きリンゴまで登場。私たちは何をしに来たのでしょう。笑 大丈夫です、明日は仕事します。



20時頃には香川で農業をされているOBの冨山さんも合流。車とフェリーで7時間かけてきてくださったようで、ありがとうございました。逆に夏休みにでも香川にお邪魔したいねと盛り上がりました。宴のあとは、えひめAI散布実験の下準備としてpH試験をして就寝です。

朝は6時起き。火おこしに時間がかかり、予定よりも遅くなってしまいましたが朝ごはんの卵あんかけを食べて園に出発です。





仲田さんに来てもらい、農薬散布の体験をさせてもらいます。農薬散布といっても今回撒くのは水です。軽トラに積んだエンジンでタンクに貯めた農薬(水)を送り出し、園の隅に届くぐらい長いホースから噴射される仕組みです。前回の農薬(マシン油)を除いてから行ないました。





仲田さんに見本を見せてもらいました。近いところは霧状で、遠いところはストレートにして一本の木ごとを回ってまんべんなく撒いていきます。



さて、一人ずつ交代で散布体験をすることにしましょう。感想ですが、まずホースを引っ張るのが予想以上に重労働であり、さらに散布を始めてすぐさま防護服の中が蒸れました。5月中旬の短時間でこの有り様、7月、8月の炎天下のなかでの日をまたぐ散布作業は厳しいものだと改めて感じました。下津の慣行みかん園でも設備投資できる農家さんはスプリンクラーを用いて散布を行なっているようです。ただ、農薬によっては手でしっかりと撒くようですし、スプリンクラーだとどうしても無駄な農薬散布量が増えるようです。





散布体験をしていない人は何をしているかというと、えひめAIの散布実験と畑です。
2月に引き続き、省農薬園のみかん2本ずつにえひめAI、食酢、水を散布をし、病害虫の発生を調べます。果たして効果はあるのでしょうか。実験に協力してくださっている仲田さんにも感謝です。





畑の方はというと、マルチを張り直し、さつまいも、かぼちゃ、アスパラ、落花生を植えました。基本ほったらかしなので、どうなることやらわかりません。雨もふっていないので心配です・・・。





さて、無事に午前中で仕事が片付いたので昼飯です。回鍋肉です。



さて、あとは片付けをして帰洛です。次は夏調査。害虫の発生がどうなるか、かんのさんが指摘する害虫の隔年現象は続くのか、確かめたいと思います。

ふじい



4/21「みかんケーキを作ろう!」

2017-04-22 18:43:58 | ゼミ活動
皆さま、こんにちは。2回生の長瀬です。4月も下旬に差し掛かりました。月日が経つのは本当にあっという間ですね。

さて、今回のブログでは先日行われました、農薬ゼミ新歓企画第3弾「みかんケーキを作ろう!」についてご報告いたします。

みかんケーキを新歓イベントとしてつくるのは、初めての試みでした。コンセプトは、「炊飯器と電子レンジがあれば出来る、簡単ケーキ」です。12人の新入生が参加してくれました(((o(*゚▽゚*)o)))

ケーキが焼き上がるまでの間、サークル紹介+プチゼミ2本を行いました、先週に引き続き新歓担当の内藤くんが「農薬ゼミ紹介」、プチゼミ1つ目は長瀬が「柑橘の種類」、2つ目は河原田先輩が「みかんに付いてる白いアレ」についてお送りいたしました。
プチゼミ体験、新入生の皆さんはいかがでしたでしょうか。段取りが上手く行かないところもありましたが、普段の勉強会の様子を感じてもらえたら嬉しいです。

↑実食タイムを待つ柑橘類5種たち。熊本県産の不知火(しらぬい)が12票中5票を獲得し、第1位でした!

晩ごはんを食べに行った後、お待ちかねのケーキを食べる時間がやって来ました。炊飯器をひっくり返す、緊張の瞬間です…!


今回のみかんケーキはこれまで私たちが試作して来たものを含めた中で、一番綺麗にみかんの断面が見えています!!皆で協力して作った甲斐がありました!!

来てくれた新入生の皆さん、本当にありがとうございました。ケーキ作りで参考にしたレシピをメールで添付いたしましたので、よければ自宅でも作ってみてくださいね!

今週のゼミ活動報告は以上です。来週4/28(金)には、「初めての人へ 省農薬のすゝめ」と題して勉強会を開催いたします。新歓企画の中でも、一番普段の活動に近い内容ですので、いつもどんな風にゼミを行なっているのか、体験していただけるかと思います。勉強会タイトルにもあります通り、今まで農薬・農業・環境について触れたことがない人向けに、丁寧な解説付きで行います。気軽に参加してみてください♪

農薬ゼミは、学校・学部・回生問わず、興味を持ってくれた全ての人を歓迎します!少しでも興味を持ってもらえたならば、ぜひぜひお越しくださいませ♡
集合時間は18:15、場所は附属図書館前です。看板を持ったゼミ員がお待ちしておりますので、みかん色の看板を目印にお声掛けください!!

ながせ

4/14 「みかんジャムを作ろう!」

2017-04-16 10:39:15 | ゼミ活動
こんにちは!
農薬ゼミ2回生長瀬です。

4月14日(金)に行われた新歓企画第2段、「みかんジャムを作ろう!」についてご報告いたします。

今回のイベントには9人もの新入生が来てくれました╰(*´︶`*)╯♡
ありがたい限りです…!!

まずは一人ずつ自己紹介から。農学部資源生物科学科の方が多かったですね。経済学部、法学部、文学部、京都工芸繊維大学応用生物学課程の新入生も!!
色々な人が来てくれて、とても嬉しかったです。


農薬ゼミは、学校・学部・回生問わず、このサークルに興味を持ってくれた全ての方を歓迎します!!


宣伝を挟んだところで、ジャム作りの工程を。主たる作業は、みかんの皮を剥くこと、ただこれだけです。外皮だけでなく、房を包む薄皮も剥くのが農薬ゼミのこだわりポイント。この手間をかけることで、ジャムの舌触りが滑らかになるのです。

ただ、約40個のみかんの薄皮を剥いていくのはとても大変でした 。゚(゚´ω`゚)゚。
おいしいジャムのため、ひたすら薄皮を剥く、剥く、剥く… 十分な量を剥き終えた時には「やっと終われる」と、内心ホッとしました。


外皮は、全体の3分の1程度を茹でこぼし、細く刻んで砂糖と果肉と一緒に煮込みます。今回使用したみかんは、出来る限り農薬を省いて作った「省農薬みかん」。安心して皮も使えることがアピールポイントの1つです♪


ジャムが煮つまるまでの時間に、新入生に向けたプチゼミを行いました。新歓担当の内藤くんはこのサークルの紹介、奥村くんは「みかんを美味しく食べるには」、森田先輩は「隔年結果に関する考察」。

おそらく初めて参加する人が多かったであろう勉強会、新入生の方はいかがでしたでしょうか?
質問がいくつも出て、和やかな雰囲気のゼミでしたね。
個人的には来週自分がプチゼミ担当なので、発表のやり方など大変参考になりました。今回のプチゼミ担当のお2人に負けないくらいに面白いプレゼンが出来るように頑張ります!


晩ごはんを食べに行って帰って来た頃、ジャムは完成しました。持ち帰り用をビンに詰める前に、ジャムの試食タイム。クラッカーとみかんジャムの相性は抜群です♪
新入生の皆さんにも、大変好評でした。
持ち帰ってもらったジャムは、パンに塗ったり、温かい紅茶に少し加えたり… 色々な食べ方を楽しんでもらえたら、と思います!!!

なお、吉田南キャンパス 共西12 で、4/19(水)、4/27(木) 両日ともに18:30から開催される環境・農業系サークル合同新歓説明会にて、私たち農薬ゼミのブースに、みかんジャムとクラッカーを用意しています。まだジャムを食べてない人は、是非ブース説明に来てください!!



今回のゼミ活動報告は以上です。
次の新歓イベントは「みかんケーキを作ろう!」です。お料理企画が続きますね。本番に向けて、試作を重ねてきました。おいしいケーキを一緒に作りましょう!
集合は 4/21(金) 18:15 京都大学附属図書館前 です。看板を持ったゼミ員がお待ちしておりますので、ぜひぜひお越しください♪( ´▽`)


ながせ

2017年度 新歓イベント

2017-04-09 16:24:49 | 告知
農薬ゼミでは、4月の間、新歓イベントを企画しています!

いずれの企画でも18:15附属図書館前で、そのあと活動場所に移動します。

和歌山の省農薬みかんを使ったお菓子づくりから、上回生によるプレゼンまで、新入生歓迎のイベントです。気軽にお越しください!

また、農業系・環境系サークルの合同新歓にも参加します。4/11(火),19(水),27(木)18:30から共西12教室にて6団体によるイベントです。こちらも是非来てみてください!

ではでは、農薬ゼミ一同 お待ちしてます!