ノリの東京の友人の生きる糧(福岡編)

日々のちょっとした楽しみや悲しみを徒然に語ります。

天国から地獄、そして天国へ ~ 試合を見る前に疲れた UFC FIGHT NIGHT JAPAN 2017 ~

2017年09月24日 | 格闘技・プロレス

 昨日は朝9時に試合開始だった世界最大の総合格闘技団体UFCの2年ぶりの日本大会『UFC FIGHT NIGHT JAPAN 2017』を見に、隣り町にある『さいたまスーパーアリーナ』に行ってきました。毎度毎度のことですが、この早朝開催はアメリカの金曜日の夜の生放送に合わせるためです。そんな早朝からのド突き合いを見に多くの観客が集まっていました。アメリカでは前座の試合の時は客席はまばらなのですが、昨日は最初からほぼ満席でした。日本人は真面目ですね(せこいだけかも)。

 興行(大会)は当たりはずれがあるのは当たり前なので、昨日の興行の試合結果や内容に関しては不満はありませんが、それ以外の部分でちょっとドタバタが多くて今回の大会はイマイチでしたね。

 イマイチの原因の最初は、大会1週間前のメインイベント(メインカード)の変更です。今回の目玉だったマウリシオ・ショーグン選手(昔、日本の格闘技イベントPRIDEで活躍していた選手)がケガをしてカードが変更になってしまいました。代役でかつてUFCで活躍していた岡見選手がカムバックして出場するのはそれはそれで嬉しかったのですが、たった1週間前のオファーと重い階級での代役出場と言うのには、「岡見選手は厳しいだろうなぁ。」と、あまり勝負論を語れないマッチメイクに少しガッカリしてしまいました。

 イマイチの原因の2つ目は、大会前日の試合中止の発表です。私の好きな廣田選手が減量を失敗した上にドクターストップがかかって試合がなくなってしまいました。楽しみにしていただけに11試合が10試合に減ったのは残念でしたね。2年ぶりに廣田選手のファイトを見たかっただけに本当に残念です。

 イマイチの原因の最後はチケットトラブルの問題です。イベント運営サイドの対応があまりにひどくて本当に疲れました。早朝から怒りで怒鳴る多くの男達を見るのは初めての体験です。本当に疲れたチケットトラブルの詳細は以下の通りです。

 今回私は格闘技観戦仲間のNさんと私の分の2枚のチケットをコンビニで購入しました。長年の経験上、価格の高いリングサイド席は見にくいのが判っているので、いつものように少し離れた席を購入しました(8,000円のA席)。リングサイド席は最前列ならばよく見えますが、後ろの方だと前の列に座高の高い『座高マン』が座っていたら前がほとんど見えませんからね(見えるのは座高マンの後頭部のみ)。少し離れた席は試合が行われるリングや金網から遠いのですが、傾斜があるので前列の『座高マン』は気になりません。戦っている選手の表情とかは見えませんが、試合全体の流れを見るのには最適です。

 そんな考えで購入した今回の大会のA席のチケットですが、今回はA席の中でも前から3列目の席だったので、「今までさいたまスーパーアリーナに何回も来ているけど、一番いい席かもしれない。いつも10列目以降なので3列目は近くて嬉しいね。チケットを早く買ってよかった。」と喜びながらアリーナに向かいました。8時過ぎの開場、荷物検査、ボディチェックを終えて私の席のある場所の入場扉に行ったところ、私の入場する扉は閉め切られていました。「なんじゃ、こりゃ。」です。

 ちょうど近くに係員の男性がいたので、「どこから入ればいいんですか。」と尋ねると、「208番扉から入って下さい。」と言われました。そこで208番扉に行くとそこも閉め切られてたので、今度は別の係員の男性に聞くと、「ここに並んで下さい。」と言われました。なぜ並ぶのかの説明は一切ありません。そこでは女性の係員が2人忙しそうに客対応をしていました。この時点では詳細は判りませんでしたが、「どうやらトラブルっぽいなぁ。」と思い始めました。

 列に並んでいると私と同じように入るべき扉がない客達が続々と集まって列が長くなり始め、試合開始の9時が迫ってきていました。女性係員は一生懸命にトラブル対応していましたが、男性係員達はちゃんと説明できずに無駄に立っているだけだったので、ブチ切れた客が何人も怒鳴り始めたので嫌な雰囲気になっていましたね。「これは何の列なんですか。」と聞かれてちゃんと答えることができた男性の係員はほとんどいませんでしたからね。「みんなに判るように張り紙でも貼れば・・・。」と私もアドバイスしましたが完全に無視されました。

 結論から言うと、私を始め多くの人の購入したチケットが無効でした。忙しく働いている女性の係員2人が行なっていたのは無効のチケットの有効なチケットへの交換です(なぜこんなトラブルが発生したのかは一切説明がありませんでした)。
 ただし、今回のトラブルには辟易しましたが、こう言ったトラブルの場合は更に良い席を用意してもらえるのが経験上わかっていたので、「まぁいいか。」と思って新しいチケットを手にしました。チケットに印字されていた『アリーナ席』と言う文字に少し引っかかりましたけどね。この時点で既に9時を過ぎていたので第一試合は始まっていました。

 そして、交換してもらったチケットに印字されている『アリーナ席』の座席に行って私は頭を抱えてしまいました。
 そこは試合の行なわれている金網には近いのですが、傾斜がない平場にイスが並べられているだけの席なので傾斜のあるA席よりも見にくい場所でした。絶対に私が普段は購入しない座席です。更に私の前列には座高の高い『座高ウーマン』が座っていたので最悪です。隣りのNさんは、「仕方がないね。」と言っていましたが私は、「本来のA席の3列目よりもレベルダウンなのでもう1回交渉してくる。」と言って係員のいた208番扉の前に戻りました。

 いまだに多くの人が並んでいる険悪な雰囲気の列に再度並んで、「見にくいアリーナ席は勘弁して欲しい。後ろの方で構わないので傾斜のある席にして欲しい。」と状況説明して再度チケットを交換してもらいました。だめもとの交渉でしたが言ってみるもんですね。

 そして、再度交換してもらったチケットに『ラムダ席』と印字されている座席に行って私とNさんは顔を見合わせて思わず笑ってしまいました。
 そこはとても見やすいいい席でした。さいたまスーパーアリーナには10回以上来ていますが、今までで一番選手に近くて見やすい席でしたね。最初の『アリーナ席』も今回の『ラムダ席』も同じ30,000円のチケットなんですけどね。選手との距離は同じくらいですが、見やすさには雲泥の差があります。『アリーナ席』の後ろの方は30,000円の価値は絶対にないですね。

 と言った感じで、今回はチケットの件で、天国(A席の3列目)から地獄(席がない)から天国(更にいい席に交換してもらえる期待)から地獄(前が見えないアリーナ席)から天国(とても見やすいラムダ席)の気分を味わいました。チケットトラブルの件で2試合見逃した上に疲れてしまいましたが、最終的には見やすい座席で残りの8試合を楽しめたので満足です。


 以上、試合よりもチケットトラブルの方が印象に残った『UFC FIGHT NIGHT JAPAN 2017』の話でした。
 イベント運営サイドの人達はトラブルが発生しても、「金額の高い席に交換したら文句はないだろう。」と思っているのかもしれませんが、それは素人の発想ですね。設定価格分の価値がない席なんていくらでもありますからね。

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