何回見ても、胃が縮む。
『THE BEE』
2012.6.2@大阪ビジネスパーク円形ホール
ののてぃ、この作品は2006年にロンドンで上演された英語版と2007年に日本で上演された日本語Ver.両方とも、映像で拝見してまして。
やから当然、内容は全部知った上での観劇やったんですけど~。。。
それでもやっぱ始まりから終わりまでずっと緊張しっぱなしで、とてもヘンな汗かきました…!!((´д`υ))
上演時間が約70分と短いんですが、そりゃそうやと思うわ。
だって、観る方も(きっと)演じる方もめっちゃ疲れるもん。
あの緊張感を耐えられるのは、それぐらいの尺が限度やと思われます。
あらすじとしては、ごく普通のサラリーマンの家に、ある日脱獄犯が奥さんと子供を人質にして立てこもるのね。
犯人は自分の嫁と子供を連れてくるよう要求するんやけど、嫁は犯人をとっくに見限っていて来ようとしない。
警察がアテにできないと悟ったサラリーマンは、妻子を救うべく、自ら犯人の嫁を説得しに向かう。
で、犯人嫁に何とか犯人の元に行って自分の妻子を開放するよう説得してくれと頼むんやけど、無下に断られてしまい。
ついに逆上したサラリーマンは、犯人の嫁と子供を人質に立てこもり、逆に犯人に自分の妻子を開放するよう要求する。
そこからサラリーマンと脱獄犯の、お互いの家族をかけたそら恐ろしい心理戦が展開する。
・・・って言うお話なんやけど。
この心理戦がね~、実にいや~な感じやのよね~~~~。。。
なんかもうね、いたたまれないの。むごいの。
しかも、いつしか妻や子供を救うと言う目的はおざなりになって、加害者としての生活が日常になっていって。
被害者も被害者であることに抵抗を感じなくなってくのよね。
その変遷が異常でありながら余りに自然で、そこがこのお芝居で一番ぞっとする。
犯罪に巻き込まれた善良な市民が、被害者としてただ嘆き悲しむだけとは限らない。
時に被害者の側から加害者の側に回ることを選択するというのは、怖いけど往々にしてあることだなぁと思いました。
同時に、暴力に暴力で対抗しても、結局お互いが傷つくだけ傷ついて何も解決しないってことも分かる。
でも、じゃあ、理不尽な暴力には一体どうやって対抗していけばいいのか。
その答えを見つけるのはとても難しいけど、とにかく考えることをやめてしまってはいけない。
そういう主旨のお芝居なのかなぁと思いますた。
短いながらもとても濃厚で面白く、国内外で評価が高いのも頷ける作品です☆
ちなみに、4人のキャストで登場人物を巧みにとっかえひっかえ演じて回してくのとか、
舞台装置であるでっかいクラフト紙を壁にしたり破って小道具にしたりする面白さとか、
この舞台は演出面から観ても、めちゃめちゃよく出来てて凄いなぁと思います☆
それにしても、野田さんのあのとめどもないエネルギーって一体どっから発現するんやろう。
作り手としてももちろん凄いんですが、演じ手としての野田さんのなんとパワフルなことか!
瞬発力も持久力も集中力も、他のどのキャストより年上なはずの野田さんが一番優れてるように見えるって凄くない??
身体能力もすこぶる高いし、普段からどんだけ鍛えてはるんやろなぁとそりゃもう感心しきりですた☆☆
宮沢りえちゃん☆
サダヲっちと一緒にやってた『透明人間の湯気』、ののてぃのりえちゃん像ってあれくらいで更新が止まってたんやけど。
いつの間にあんな素敵な舞台女優さんになってたのかと。
もう発声とか全然違う感じになってるのが素人耳にも分かったし。
なんかね、すごく逞しかった。
相変わらず細っこいんやけど、とってもタフな女性に変身してますた☆
でもやっぱかわいい♪(*^m^*)
なるすぃ先輩はねぇ、相変わらずの大汗かき。(*≧∇≦*)
いや、そこじゃなくて、相変わらずの飄々さが素敵でした☆
どこの舞台に立ってもあの雰囲気を保てるのって素晴らしいなぁ♪
近藤さんは、前回と同じポジションってこともあってでしょうか、さすがの安定感☆
犯人から6歳児までと、一番振り幅の広い役ドコロなんやけど、見事にくるくる変化して魅せてくれました!
それにしても、野田さんのお芝居がカーテンコールが多いぜ。
大人計画とエライ違いぜ。(・∀・)
別に、どっちもありやと思うけどぜ。
本日の1枚:そうそう、サイケデリックペインの本チラシもろた~♪綾野くんは化粧映えするな~♪
『THE BEE』
2012.6.2@大阪ビジネスパーク円形ホール
ののてぃ、この作品は2006年にロンドンで上演された英語版と2007年に日本で上演された日本語Ver.両方とも、映像で拝見してまして。
やから当然、内容は全部知った上での観劇やったんですけど~。。。
それでもやっぱ始まりから終わりまでずっと緊張しっぱなしで、とてもヘンな汗かきました…!!((´д`υ))
上演時間が約70分と短いんですが、そりゃそうやと思うわ。
だって、観る方も(きっと)演じる方もめっちゃ疲れるもん。
あの緊張感を耐えられるのは、それぐらいの尺が限度やと思われます。
あらすじとしては、ごく普通のサラリーマンの家に、ある日脱獄犯が奥さんと子供を人質にして立てこもるのね。
犯人は自分の嫁と子供を連れてくるよう要求するんやけど、嫁は犯人をとっくに見限っていて来ようとしない。
警察がアテにできないと悟ったサラリーマンは、妻子を救うべく、自ら犯人の嫁を説得しに向かう。
で、犯人嫁に何とか犯人の元に行って自分の妻子を開放するよう説得してくれと頼むんやけど、無下に断られてしまい。
ついに逆上したサラリーマンは、犯人の嫁と子供を人質に立てこもり、逆に犯人に自分の妻子を開放するよう要求する。
そこからサラリーマンと脱獄犯の、お互いの家族をかけたそら恐ろしい心理戦が展開する。
・・・って言うお話なんやけど。
この心理戦がね~、実にいや~な感じやのよね~~~~。。。
なんかもうね、いたたまれないの。むごいの。
しかも、いつしか妻や子供を救うと言う目的はおざなりになって、加害者としての生活が日常になっていって。
被害者も被害者であることに抵抗を感じなくなってくのよね。
その変遷が異常でありながら余りに自然で、そこがこのお芝居で一番ぞっとする。
犯罪に巻き込まれた善良な市民が、被害者としてただ嘆き悲しむだけとは限らない。
時に被害者の側から加害者の側に回ることを選択するというのは、怖いけど往々にしてあることだなぁと思いました。
同時に、暴力に暴力で対抗しても、結局お互いが傷つくだけ傷ついて何も解決しないってことも分かる。
でも、じゃあ、理不尽な暴力には一体どうやって対抗していけばいいのか。
その答えを見つけるのはとても難しいけど、とにかく考えることをやめてしまってはいけない。
そういう主旨のお芝居なのかなぁと思いますた。
短いながらもとても濃厚で面白く、国内外で評価が高いのも頷ける作品です☆
ちなみに、4人のキャストで登場人物を巧みにとっかえひっかえ演じて回してくのとか、
舞台装置であるでっかいクラフト紙を壁にしたり破って小道具にしたりする面白さとか、
この舞台は演出面から観ても、めちゃめちゃよく出来てて凄いなぁと思います☆
それにしても、野田さんのあのとめどもないエネルギーって一体どっから発現するんやろう。
作り手としてももちろん凄いんですが、演じ手としての野田さんのなんとパワフルなことか!
瞬発力も持久力も集中力も、他のどのキャストより年上なはずの野田さんが一番優れてるように見えるって凄くない??
身体能力もすこぶる高いし、普段からどんだけ鍛えてはるんやろなぁとそりゃもう感心しきりですた☆☆
宮沢りえちゃん☆
サダヲっちと一緒にやってた『透明人間の湯気』、ののてぃのりえちゃん像ってあれくらいで更新が止まってたんやけど。
いつの間にあんな素敵な舞台女優さんになってたのかと。
もう発声とか全然違う感じになってるのが素人耳にも分かったし。
なんかね、すごく逞しかった。
相変わらず細っこいんやけど、とってもタフな女性に変身してますた☆
でもやっぱかわいい♪(*^m^*)
なるすぃ先輩はねぇ、相変わらずの大汗かき。(*≧∇≦*)
いや、そこじゃなくて、相変わらずの飄々さが素敵でした☆
どこの舞台に立ってもあの雰囲気を保てるのって素晴らしいなぁ♪
近藤さんは、前回と同じポジションってこともあってでしょうか、さすがの安定感☆
犯人から6歳児までと、一番振り幅の広い役ドコロなんやけど、見事にくるくる変化して魅せてくれました!
それにしても、野田さんのお芝居がカーテンコールが多いぜ。
大人計画とエライ違いぜ。(・∀・)
別に、どっちもありやと思うけどぜ。
本日の1枚:そうそう、サイケデリックペインの本チラシもろた~♪綾野くんは化粧映えするな~♪