のぐっちの日記帳

日常で感じていることなどを書いています。PCの更新が面倒なので、ブログの更新も随時になりますのでご了承ください。

ボーイング767-300

2010-10-22 20:40:00 | 旅行、乗り物
いま、僕は先週の北海道に旅行に行った思い出を整理中です。したがって、北海道の旅行記はまだ書ける状態ではありません。そこで、北海道の旅行の思い出の中で最も強烈な印象が残った帰りの飛行機のことについて、思い出に先んじてアップさせていただきますね。というのも、今回はJALでセントレア~新千歳空港を利用しましたが、タイトルに書いてある通り、帰りに乗った飛行機がボーイング767-300という大型機だったからです。もちろん、今日はここでその大型機の強烈な印象をお伝えしますね。

まず、ボーイング767-300という飛行機は2-3-2の横7列シートの飛行機で特に大きい飛行機ではありませんが、通路が2つあるということで大型機に分類されます。何故なら、ここでもアップしたかと思いますが、いまや多くの国内線はもちろん、近距離の国際線でさえ通路が1つの小型機が主流になっていますので、通路が2つある大型機に乗れる機会そのものが貴重なものになりつつあります。ここで書きたいのは通路が2つあるというのが飛行機独特の非日常的な世界であり、鉄道など他の乗り物ではほとんど有り得ないということです。その通路が2つあることを実感できるのが、客室乗務員が左右両方の通路から同時に機内サービスをするというシーンです。前にも書きましたが、ANAでは機内の飲み物のサービスは水とお茶を除き有料になってしまいましたが、JALでは飲み物のサービスをまだやっています。今回は、客室乗務員が気を利かしてくれて、飲み物のおかわりのサービス、つまり飲み物のサービスを2回してくれました。このように、飲み物のサービスを2回もしてくれたのは以前も経験しましたが、今回は大型機ということでまるで、機内食が2回ある長距離国際線に乗ったような気分になれました。もちろん、国際線に乗ったことのない僕からすればあくまで想像ですが、今回は大型機ということで国内線でありながら、国際線に乗ったような気分になれましたので、こういうことを想像したわけです。

また、今回は261人乗りの飛行機でしたが、見事に満席になりましたので、そのたくさん人が乗っている様子もまるで国際線のような雰囲気でした。もっとも、同じボーイング767-300でも、国内線は頻繁な離着陸の衝撃に耐えられるよう主脚や主翼が重くなっていて航続距離が短くなっているのに対し、国際線用は長距離が飛べるよう燃料タンクの容量が大きくなっているので、同じ形式でも全く異なるものですが、ボーイング767-300ということだけ考えれば、セントレア~ホノルルのような長距離国際線にも使われていますので、その長距離国際線のような雰囲気が国内線という短い搭乗時間でしたが、味わえたというのも大きいです。もっとも、こういう飛行機に7時間近くも乗り続けていたら、たぶん疲れて、退屈するまで飛行機の様子を満喫できるかも知れませんが。今回は2時間足らずの短い搭乗時間でしたので、テンションを持続できたのかも知れません。何度もいいますが、このような大型機に乗るという経験が国際線でさえ少なくなっているというご時勢ですから。それに、僕が乗った飛行機は羽田から新千歳へとやって来て、折り返しセントレアへ向かうというものでしたし、隣に置いてあったボーイング767-300も羽田へ向かうものでした。このように、国内線で大型機が活躍できるステージはもはや、ほとんど羽田~新千歳のような幹線を中心とした、ごく一部の路線に限られていますから、もはや飛行機は小型機がほとんどで大型機に乗れること自体が貴重な経験になっていくのかも知れません。

ところで、もう一つ、大型機に乗ったことを実感したことは、離陸の際、機首がほとんど上を向かず、ほぼ水平の状態を保って、下から押し上げられるような感じで上昇するということでした。というのも、小型機の場合は機首を上げると翼の揚力が増して上昇しますが、大型機の場合はそうはいかず、機首を上げ過ぎてしまうと、坂道を登るのと同じでどんどん速度が落ちて、失速してしまう恐れもあります。だから、パイロットはコックピットのパワーレバーを押して、推力を増加させて飛行機を上昇させますが、高度が下がらないように機首を少し上に向けて調整しているのです。このような、小型機が上から引っ張られるような感じで上昇するのとは異なる大型機独特の離着陸の雰囲気も、大型機の活躍の場が狭まるにつれて、体験できる機会も少なくなりつつあります。

最後に、僕が乗ったボーイング767-300の機体番号ですが、「JA8397」でこれはJALのボーイング767-300の中期型でした。これは、初期型に比べるとエンジンが低騒音、低燃費化が図られたもので、この機体は早期に引退することはないと思いますが、初期型の引退が進んでおり、また後期型は主に国際線専用ですので、国内線でボーイング767-300に乗れる機会はこれから少なくなることには変わりありません。また、前にも書きましたがJALではボーイング747-400とエアバスA300-600Rという大型機を今年度中に全機、退役させる予定ですので、JALの国内線の大型機に乗れる機会がぐっと少なくなるという事実には変わりありません。代わりに増えて入るのが、今回の行きにも乗ったボーイング737-800という小型機です。これからはANAも含めてこういう大型機に乗れるのがぐっと少なくなり、今後の国内線の新型機の投入計画はANAもほとんどボーイング737-800ばかりです。ちなみに、僕が行きに乗ったボーイング737-800の機体番号は「JA313J」でした。この機体は、JALの子会社であるJALエクスプレスが運行しています。今回は大型機を紹介するというだけでこういう長文になってしまいましたが、それだけ国際線も含めて大型機に乗るという経験が貴重になりつつあることを伝えたくて、これだけ書かせていただいた次第です。では、旅行の思い出についてはまとまり次第、改めてここにアップさせていただきますね。
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