つれづれに 

老いてゆく日々、興味ある出来事に私見を添えた、オールドレディーの雑記帳です。

大震災発生で、航空機も緊迫した状況に・・・

2011-03-27 | おもしろいね
 これほどの大惨事にも関わらず、秩序正しく行動する被災地の人々の姿には、ただただ敬服するのみである。避難所で日々耐えている人々に少しずつ笑顔が見られるようになってきたという。が、亡くなった人や行方不明者を慮り、「こんなときに笑っていいのかしら?」と遠慮がちにいう人もいる。
 
 徐々に生活物資が行き渡るようになったらしいが、まだまだ燃料不足は解消されていないらしく、山形県内で27日、灯油の盗難事件が相次いだという。飲食店の店舗内の灯油タンクから灯油約450リットル(4万2750円相当)が抜かれていた。また、一般家庭のホームタンクから灯油約150リットル(1万2000円相当)が抜かれていたという。また、無人の金物店に入って灯油タンクを持ち去ったりする人もいるという。避難所で生活している人ではなく、おそらく自宅で避難生活をしている人であろうと思われるが、しばらくは暖かい時を過ごすことができても、きっと心の底から暖まることはできないだろう。
 一方で、黙って燃料を施してくれた人もいるという。岩手県山田町の避難所で、被災者の車3台の燃料が一夜にして満タンとなり、20リットル入りの灯油缶2個が置かれていたという。避難所では灯油不足からストーブの使用を制限しており、見かねた人からの善意であろうか。
 人の本質はこういうときに見えてくるものであるが、心無い行いもこの程度というのも東北人ならではか。果たして首都圏で同様のことが起きた場合、こうした秩序正しい行動ができるだろうかは疑問である。

 ところで、連日報道されている各地の被害状況は地上での出来事ばかりだが、あの日、空の上では大変な状況になっていたそうである。どこの航空機も通常通りの飛行プランで飛んでおり、こんな大惨事が起こるとは誰も想像しなかっただろう。
 しかし、あの大震災直後には各地の空港が閉鎖したため、たくさんの航空機が着陸先探しのため長時間にわたり空中待機となったそうである。アメリカから成田空港へ着陸予定だった、デルタ航空の機長がその緊迫した状況を手記にして、ネット上に投稿している。まるで映画かドラマのようで、万一、燃料切れで墜落という事態にでもなっていたらと思うと背筋が寒くなる。

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4 コメント

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こんにちは (おくだっち)
2011-03-29 11:18:24
空の上まで思いは及びませんでしたが、関東以北は頻繁な余震も続き着陸場所が殆ど無かったでしょうね。

被災された地域の状況と比べれば小さなことと言えるかも知れませんが、でもそのような二次災害に至らなくて本当に良かったと思います。
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Unknown (オールドレディー)
2011-03-29 12:17:10
地震による津波の被害、原発事故に加えて、航空機が墜落となるとこれはもう大変なことになっただろうと思います。
それにしても、限られた燃料で飛んでいる航空機を着陸地がないからといって待機させる管制塔、万一の時は誰が責任を取るのでしょうね。
こうした非常事態にはやはりリーダーの決断力が一番必要ですね。
返信する
初めまして (ガンガンガン速)
2011-03-30 15:50:45
あの日、空の上ではそんなことが起こっていたのですね・・・
返信する
Unknown (オールドレディー)
2011-03-30 21:04:27
♠ガンガンガン速さま
始めまして。コメントありがとうございました。
お宅へ訪問しましたが、あまり更新がないようで…。また訪問させていただきます。
よろしくお願いします。
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