13日の「太田光の私が総理大臣になったら…」、マニフェストは太田光の「国会議員を現在の722人から100人にします」であった。
まずマニフェストを読み上げたところで決を採ると、賛成は11人、その中に民主党の原口議員の顔もあって意外だった。反対は8人、もちろん平沢勝栄、大村秀章、佐藤ゆかりほか与野党議員6人と、金美鈴とケビン(この人、国際コラムニストというけどどうにも得体が知れぬ)の計8人。
太田光がボードに示した色々な資料を説明。中でも腹立たしかったのは議員の姿勢である。私も時々国会中継を見るが、居眠りしている議員の多いこと。その他に携帯でゲームやメールをする者、本を読んでいる者、似顔絵を描いている者、ワンセグを見ている者などがいることをあげていた。委員会ではあらかじめ質疑応答の詳細は文書にされて配布されているので、聞いていなくても手元の資料を読めばいい。だからみんなダレてしまうそうだが、これで給料がもらえるとは“気楽な稼業”である。
マニフェストの、衆参議員722人をいきなり100人にしますというのは余りに極端すぎるが、議員定数削減というのは大いに賛成である。先日新たに政策集団を発足させた渡辺さんの“政策目標”にもあるように、「衆院定数を300に、参院を100にし、4割にあたる322を削減」というくらいがいいのではと思う。余りに議員数が少ないと忙しくて十分な活動ができなくなり、肝心の仕事を官僚に委ねることになると、それこそ官僚の勢力をより拡大することにもなりかねない。
議員1人あたりに使われる税金は約6000万円、議員を100人に減らせば約400億円以上の節約が可能だという。また、渡辺氏の332人削減案では、約200億円が削減できる計算になる。採決のときに立ったり座ったりするだけで、会期中ひと言も発言しないままで終る議員が多いそうだが、二世・三世議員がはびこる中で、発言の機会が与えられるのはまず無理な話だ。しかし、どんな議員でも歳費は一人前に支給される。ああ、もったいない。
では、どうすれば精鋭少数主義で有能な議員だけを集めることができるだろうか。ある議員が、「国会議員に立候補するには、その前に資格試験を実施すればいい」と言ったが、それも妙案だ。政治に対する理念や信念をレポートにして提出させれば、政治家としての資質があるかどうかも分かるし、学力もある程は分かるだろう。また、二世、三世議員は親などと同じ地盤からは立候補できないようにすること。そうすれば少なくともお気楽なお坊ちゃん議員が誕生することは少なくなるだろう。
難しいことは分からないが、将来、道州制が導入されれば外交や軍事以外の権限は地方へ委譲されるという。そうなればもちろん今ほどの数の国会議員は要らなくなる。また、時折聞こえてくる「一院制」、これにも賛成する議員も少なくないそうだ。「一院制」にすると、今の参議院の仕事である「チェック機能」がどうなるかであるが、それには一般の有能な識者を集めて新たな「チェック体制」を作ればいいという。現在のねじれ国会では必ずしも「チェック機能」が機能しているとは言えず、ただ反対するだけの烏合の衆になっているように思える。
このマニフェストには、現職の国会議員や元官僚の中にも、仮に議員定数を100人に削減しても、それに沿ったシステムさえ作れば決して不可能な話ではないという人もいた。だったら本気で実施に向けて活動を開始してもらいたいと思うが、議員定数削減を声を大にして言えるのはごく限られた人たちだけ、しょせん新米のペーペーでは何も言えないのである。
論議が終了して、最終的な採決の結果は、賛成が13、反対6で、賛成に回った人が2名いた。そして、一般視聴者の投票は、賛成89%、反対11%で、議員定数削減には大賛成という人がたくさんいることが分かった。政府は国民の声に耳を傾け、意見を取り上げてくれる “目安箱”のようなものを設けてはくれないだろうか。
まずマニフェストを読み上げたところで決を採ると、賛成は11人、その中に民主党の原口議員の顔もあって意外だった。反対は8人、もちろん平沢勝栄、大村秀章、佐藤ゆかりほか与野党議員6人と、金美鈴とケビン(この人、国際コラムニストというけどどうにも得体が知れぬ)の計8人。
太田光がボードに示した色々な資料を説明。中でも腹立たしかったのは議員の姿勢である。私も時々国会中継を見るが、居眠りしている議員の多いこと。その他に携帯でゲームやメールをする者、本を読んでいる者、似顔絵を描いている者、ワンセグを見ている者などがいることをあげていた。委員会ではあらかじめ質疑応答の詳細は文書にされて配布されているので、聞いていなくても手元の資料を読めばいい。だからみんなダレてしまうそうだが、これで給料がもらえるとは“気楽な稼業”である。
マニフェストの、衆参議員722人をいきなり100人にしますというのは余りに極端すぎるが、議員定数削減というのは大いに賛成である。先日新たに政策集団を発足させた渡辺さんの“政策目標”にもあるように、「衆院定数を300に、参院を100にし、4割にあたる322を削減」というくらいがいいのではと思う。余りに議員数が少ないと忙しくて十分な活動ができなくなり、肝心の仕事を官僚に委ねることになると、それこそ官僚の勢力をより拡大することにもなりかねない。
議員1人あたりに使われる税金は約6000万円、議員を100人に減らせば約400億円以上の節約が可能だという。また、渡辺氏の332人削減案では、約200億円が削減できる計算になる。採決のときに立ったり座ったりするだけで、会期中ひと言も発言しないままで終る議員が多いそうだが、二世・三世議員がはびこる中で、発言の機会が与えられるのはまず無理な話だ。しかし、どんな議員でも歳費は一人前に支給される。ああ、もったいない。

では、どうすれば精鋭少数主義で有能な議員だけを集めることができるだろうか。ある議員が、「国会議員に立候補するには、その前に資格試験を実施すればいい」と言ったが、それも妙案だ。政治に対する理念や信念をレポートにして提出させれば、政治家としての資質があるかどうかも分かるし、学力もある程は分かるだろう。また、二世、三世議員は親などと同じ地盤からは立候補できないようにすること。そうすれば少なくともお気楽なお坊ちゃん議員が誕生することは少なくなるだろう。
難しいことは分からないが、将来、道州制が導入されれば外交や軍事以外の権限は地方へ委譲されるという。そうなればもちろん今ほどの数の国会議員は要らなくなる。また、時折聞こえてくる「一院制」、これにも賛成する議員も少なくないそうだ。「一院制」にすると、今の参議院の仕事である「チェック機能」がどうなるかであるが、それには一般の有能な識者を集めて新たな「チェック体制」を作ればいいという。現在のねじれ国会では必ずしも「チェック機能」が機能しているとは言えず、ただ反対するだけの烏合の衆になっているように思える。
このマニフェストには、現職の国会議員や元官僚の中にも、仮に議員定数を100人に削減しても、それに沿ったシステムさえ作れば決して不可能な話ではないという人もいた。だったら本気で実施に向けて活動を開始してもらいたいと思うが、議員定数削減を声を大にして言えるのはごく限られた人たちだけ、しょせん新米のペーペーでは何も言えないのである。
論議が終了して、最終的な採決の結果は、賛成が13、反対6で、賛成に回った人が2名いた。そして、一般視聴者の投票は、賛成89%、反対11%で、議員定数削減には大賛成という人がたくさんいることが分かった。政府は国民の声に耳を傾け、意見を取り上げてくれる “目安箱”のようなものを設けてはくれないだろうか。
国から地方自治体の議員の報酬は断トツに日本が高額です。
確か麻生氏の報酬もオバマ氏より多かったような。
細かいことでは一日でも任期が引っかかれば一月分支給されるという制度も未だに直っていないようで。
矢祭町のように日当制なんてなかなかいいアイディアだと思います。
誰もが思っていることですよね。それがどうして改正できないのか、不思議でなりません。
オバマ氏は就任1ヶ月でもう経済対策をスタートさせました。
それにひきかえ日本の体たらく、議員さんは何をしなくても歳費がもらえるのだから…。
毎日ああだこうだと言っているだけでお金になる。こんないい商売はありませんね。
政治家としての資質があろうがなかろうが二世三世議員のように簡単に出世できる仕組みがおかしいです。