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つれづれに 

老いてゆく日々、興味ある出来事に私見を添えた、オールドレディーの雑記帳です。

「サントリー角瓶」に想う・・・

2010-08-31 | どうでもいいことですが
 先日のビジネスニュース。『サントリーホールディングスが5日発表した2010年6月中間連結決算は、本業のもうけを示す営業利益が前年同期比47.9%増の410億円、売上高は11.2%増の8129億円と、いずれも中間期として過去最高を更新した。
 ウイスキーをソーダで割るハイボール人気で、ウイスキー「角瓶」の販売量が68%増と伸びたことが大きな要因だ。また、第3のビール「金麦」も3.9%増と好調だった。梅雨明け後の猛暑効果で、7月の飲料販売も14%増と好調を維持しており、特にウーロン茶は19%増と高い伸びを示しているという。』

 「サントリー角瓶」、懐かしい響きを持つお酒である。角瓶は、社名が寿屋だった1937年に発売されたそうで、専用ガラス瓶の独特な亀甲模様の形から「角瓶」「角」と通称され、のちに正式な製品名として「角瓶」の名が採用されたという。2010年の現在も販売の続く、ジャパニーズウイスキーの長寿製品だそうだが、ここに来て売上げが急増しているというのは、この不景気下でも安価で飲めるというのが一番の理由ではないだろうか。時折、女優・小雪が出演するCMを見かけることがあるが、今でも角瓶ファンが多いとは知らなかった。ちなみに、女優の故大原麗子の少し舌足らずな口調が懐かしい、「少し愛して、長~く愛して」のサントリーオールドは角瓶より少し高級品のお酒である。

 その昔、1955年頃といえば私が高校生の頃か、巷には席がカウンターだけの簡易な「スタンドバー」が氾濫していたのを覚えている。サントリーの前身である寿屋が自社製品を専売するバーをチェーン組織にし、積極的に支援したことからこの「スタンドバー」が全国に広まっていったという。他にもニッカウヰスキーというのがあり、取り扱う銘柄で「トリスバー」、「ニッカバー」と呼ばれていたと記憶している。
 カウンターの中にはバーテンだけという店が多く、女性のサービスを期待してゆく店ではない。カウンターの前に背もたれのない足の高いイスが並んでいて、1人で行ってもバーテンと話をしながら飲めるし、割と格安なのでサラリーマンに人気があったようである。
 私が初めてスタンドバーに行ったのはいつ頃だったか、多分20代前半だったように記憶している。そのころはハイボールが人気だったが、若い女性には甘口で飲みやすいカクテルが好まれた。が、カクテルは飲みやすいからと調子に乗って飲むと、あとから酔いが回って足をとられ歩けなくなる。だから、下心がある男性が女性を口説くときに飲ませる酒だということで、カクテルを勧める男性は要注意だといわれていた。もっとも私など警戒する必要は全くない部類でありまして…。 

 最近はウイスキーを飲むことはほとんどなく、もっぱらチューハイで、それも旅先で1缶がやっと…。古賀政男メロディーの歌に、「酒は涙かため息か 心のうさの捨てどころ」という1節があるが、歌謡曲に出てくる酒は大概が悲しい酒が多い。私にも若き日、ずいぶん「角瓶」のお世話になったものであるが、今となってはそれも懐かしい思い出である。
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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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ウイスキー (おくだっち)
2010-08-31 17:02:21
こんにちは

若い頃、トリスやレッドは飲む気がしませんでしたが、ダルマ(オールド)は高級で普段飲むにはちょっと手が出ず、角が丁度庶民向けの値段でよく飲みました。

私は元々ハイボール党だったのですが、一時ハイボールという言葉が全く使われず、スナックでも、ウイスキーの炭酸割りと言わないと通じない時期がありました。

チューハイが氾濫し、純正ハイボールも宣伝のお陰で復活しましたね。
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Unknown (オールドレディー)
2010-09-01 10:30:15
♠おくだっちさま
ウイスキーの水割りが好きな人もあり、生のままで飲む人もあり、人それぞれですね。

チューハイが焼酎の炭酸割りなのでしょうか。アルコール度も低いし、甘口なのが飲みやすいですね。
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