外廊下を徘徊中、山を見上げたら、もうすっかり若葉の季節だ。ついこないだまで枯れ木だったのに、若葉の緑が次第に鮮やかさを増している。
4月1日から値上げされた食品は1年半ぶりに4000品目を超えたとか。そうした中でイオンは、プライベートブランド(PB)について、9日からウインナーやサラダ油、トイレットペーパーなど、インフレ経済下では過去最多となる75品目を値下げすると発表した。物価高騰が続くなか、割安感を強調し、消費者の需要を喚起するのが狙いだとか。まあ少しでも安くなれば消費者は助かるわ。
ところで帝国データバンクによると、2024年度の焼肉店の倒産は過去最多を記録したとか。主な原因は、円安による輸入牛肉の高騰や電気やガス代など、店を運営するためのコストの増加だとか。またケーキ店など街の「洋菓子店」の倒産も過去最多を更新。小麦粉や鶏卵、砂糖、バターなど原材料の価格上昇をケーキの販売価格に転嫁できず、利益を確保できなかったことが主な要因だという。そうだろうなあ。食費を少しでも節約したいのに、ショートケーキ1個が500円前後とは、一人暮らしの私でも買うのを躊躇する。諸物価高騰の時代、一人暮らしはなんとでもなるが、家族の多いうちは焼肉やケーキのような贅沢品は控えざるを得ないだろう。
金曜日に県北の友人が来るというので、久しぶりに昼食は焼肉にしようと思ったが、焼肉店HPでメニューを見てびっくり! 1人前最低でも4000円以上に、3人で行ったら12000円超だ。昼食にしてはちょっと贅沢過ぎるので行くのを止めた。
私はコープとヨシケイを利用している。コープはスーパーの商品より多少高い。またヨシケイのメニューも値上げされている。だが買い物に行けない私には、こういうシステムのおかげで飢え死にしなくてすむのだから、高い安いは言えないのだ。
先ごろ、石破総理が新人議員をもてなした料理は1人前15000円、プラス商品券10万円のお土産付だ。この金銭感覚が国民と大きくズレていることに、総理は気づきもしなかった。トホホ!
我々年金暮らしには、賃上げや「103万円の壁」引上げも、高校教育無償化も、まったく関係ない話なのだ。年金以外に入ってくるお金がないのだから出てゆくお金を節約するしかない。「入るを量りて出ずるを制す」である。
私はもうパーマは掛けないことにして、先日、近くの理容所でカットをしてもらった。そこの息子さんが同じマンションの住人で、挨拶する程度の顔見知りだ。おまかせにしたら切るわ切るわ、後ろは若者向けスタイルに刈り上げてスッキリ。だが前を見るとしわだらけの顔、こればかりはもうどうしようもないが、最近では鏡をみるのが怖い!
カット料金は3500円也。これまで美容院では12000円払っていたから、年にして約40000円ちょっと浮く計算だ。この金額で食料品の値上げ分は穴埋めできるなあ。「捕らぬ狸の皮算用」にならないよう気持ちを引き締めていこう!
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