橘の二冊目、これは2014年昨日のは2017年。彼は2002年小説家デヴューしているようだ。
この話は、同じ静岡の高校を卒業した女一人と男二人の物語。女の夫、シンガポールで大きくファンドマネージャーとして大きな金を動かしている、がホテルから墜落して死ぬところから始まる。大学卒業後13年たってまた再開した。三人は高校生の頃は親しく付き合っていた。男の一人はメーカー勤めが性に合わず海外事業の職場を退職し、翻訳業で細々暮らしている。もう一人はプライベートバンキングで成功しこれまた独立して日本人富裕層の金を海外に移したりトラブルで失った金を回収したりで大きな金を得ている。ファンドマネージャーの死によって、三人がまた集まり事件の謎に迫ってゆく。政治資金を作るために、ブラジルへ原発を販売する話で投資資金を集めたり株価操作を仕掛ける保守党大物政治家や北朝鮮のスパイ組織の闇の工作員やらが入り乱れる。やはり著者の豊富なお金にまつわる知識が物語の横糸になってゆく。
これはハードボイルドサスペンスとして朝から夕方までかかって読み終えた。孫たちの遊ぶプールサイドでも読み続けた。
はじめは大きなプールで遊んでいたのに、アサトがほかのプールも出せと要求したので、またすべてのプールを設置する羽目になった。
午前午後と十分楽しんだ。
昨夜は七夕飾りを作って、これも大喜びだ。
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