中教審
小学教科担任制、22年度導入へ 5・6年の理科・算数・英語
中央教育審議会(文部科学相の諮問機関)は26日、令和時代の学校教育の在り方について、萩生田光一文部科学相に答申した。
小学5、6年の外国語(英語)や理科、算数の授業に中学校のような「教科担任制」を導入することや、
高校の普通科を改革し、特色ある学科の新設を認めることなどを求めた。
文科相の代理で答申を受け取った田野瀬太道文科副大臣は
「関連する取り組みを全力で進めたい」と述べた。

田野瀬太道文部科学副大臣(右)に答申を手渡す中央教育審議会の渡辺光一郎会長=26日午後、文部科学省
答申では、教科別に専門の教員が教える教科担任制について、系統的な学びを重視し、きめ細かな指導を行う観点から、
2022年度をめどに本格的に導入する必要があると指摘した。
児童一人ひとりの学習の理解度や定着度を向上させるのが狙い。
導入により、教員が受け持つコマ数の軽減や授業準備の効率化が進むことも期待した。
高校改革は、地域課題の解決や国連が掲げる「持続可能な開発目標(SDGs)」に関する学科など、
特色や魅力ある新学科を設置できるようにするのが柱。
現行法令上、「普通教育を主とする学科」は普通科だけだが、
実践的、分野横断的な学びに取り組む学科を置くことで、高校生の学習意欲を高めるよう要請した。
文科省は早ければ22年度にも新学科を設置できるよう、省令改正する方向だ。
◇中教審答申のポイント
・小学5、6年に教科担任制を導入
・高校普通科を改革、特色ある学科も可能に
・対面指導とオンライン教育を組み合わせた指導の充実
・教員の情報通信技術(ICT)活用力を向上
・外国人の子どもの就学を促進
小学教科担任制、22年度導入へ 5・6年の理科・算数・英語
中央教育審議会(文部科学相の諮問機関)は26日、令和時代の学校教育の在り方について、萩生田光一文部科学相に答申した。
小学5、6年の外国語(英語)や理科、算数の授業に中学校のような「教科担任制」を導入することや、
高校の普通科を改革し、特色ある学科の新設を認めることなどを求めた。
文科相の代理で答申を受け取った田野瀬太道文科副大臣は
「関連する取り組みを全力で進めたい」と述べた。

田野瀬太道文部科学副大臣(右)に答申を手渡す中央教育審議会の渡辺光一郎会長=26日午後、文部科学省
答申では、教科別に専門の教員が教える教科担任制について、系統的な学びを重視し、きめ細かな指導を行う観点から、
2022年度をめどに本格的に導入する必要があると指摘した。
児童一人ひとりの学習の理解度や定着度を向上させるのが狙い。
導入により、教員が受け持つコマ数の軽減や授業準備の効率化が進むことも期待した。
高校改革は、地域課題の解決や国連が掲げる「持続可能な開発目標(SDGs)」に関する学科など、
特色や魅力ある新学科を設置できるようにするのが柱。
現行法令上、「普通教育を主とする学科」は普通科だけだが、
実践的、分野横断的な学びに取り組む学科を置くことで、高校生の学習意欲を高めるよう要請した。
文科省は早ければ22年度にも新学科を設置できるよう、省令改正する方向だ。
◇中教審答申のポイント
・小学5、6年に教科担任制を導入
・高校普通科を改革、特色ある学科も可能に
・対面指導とオンライン教育を組み合わせた指導の充実
・教員の情報通信技術(ICT)活用力を向上
・外国人の子どもの就学を促進