西山よしおからのメッセージ

愛知県津島市、市議会議員としてこの地域の将来を考え、皆さんの意見を取り入れ、還元できる方法を提言できる場にいたします。 

9月定例会、日程案

2011-08-22 09:55:39 | Weblog
9月 5日(月)、本会議・開会
9月12日(月)、一般質問
9月13日(火)、一般質問
9月14日(水)、厚生病院委員会
9月15日(木)、経済建設委員会
9月16日(金)、総務文教委員会
9月26日(月)、本会議・閉会

いずれも午前9時から、市役所5階にて

円高圧力

2011-08-21 20:13:09 | Weblog
予測された「円高」。「円はそんなに強い訳?」
何も出来ない政府・日銀。
円高傾向は収まるどころか、「加速する?」。
理由1、米欧の財政・景気不安を背景に世界同時株安が続く。
2、米国が景気刺激策として追加緩和をする可能性がある。(円高圧力)
3、投機筋が「金」と「円」に資金逃避。
4、日本政府・日銀の市場に対して明確な姿勢が見えてこない。

「行きつく先は、日本企業(特に輸出産業)の弱体化、そして中小企業の倒産・崩壊。
円高を逆手にとって輸入策の奨励化、益々、国内産業の空洞化。
おまけに電力不足とあっては、企業は生産拠点を海外に求めることしか残された道はないのか。
かくして、日本経済は壊滅する。
巷に、失業者が溢れること、必至。」

評論家は好きに喋ることが出来る。
政治家も、藁にもすがりたい国民を前に、権力闘争に明け暮れる?

行政視察レポート、2

2011-08-20 12:25:21 | Weblog
香川県善通寺市、行政視察

視察項目: 病児・病後児保育について
説明対応: 健康福祉部こども課 岸田課長

1、導入経緯について
全国的に少子化が進む中、善通寺市も出生率は減少傾向にあり、子どもを産み育てることに対する市民の意識も変化、国も病児・病後児等の特別保育を重要視してきている。社会全体で子育てをどのように支援していくかが大きな課題である。
通常保育のほかに、国が挙げていた特別保育を実施する目的で、公立で「子育てプラザ21」を開設した。

2、経営形態について
平成13年当時は公立で運用し、平成14年に一般公募し民営化に切り替えた。当初エンゼルプランの中に保育所の運営についても広く民営化を検討すると云うプランがあったため、それを反映して市で初めて公立から民営化の保育所を設立した。
病児・病後児保育については善通寺市特別保育事業実施要綱に基づき実施している。
運営形態については市からの委託の形で運営、社会福祉法人カナン福祉センター(高松)、「プラザ21病児保育室らっこ」と云う名称で実施している。
委託料については、国の基準が変わってきている。(21年度から厳しくなってきた)
補助基準額の3分の2を国・県が負担していたものが、定員から利用実績へと変わり、補助基準の200人に達せず補助金減額となる可能性があったため、減額分は市で負担する。22年度は848万円の委託料を支出している。

3、定員と職員配置について
カナンでは常時2名程度と云う事で職員配置をしている。年間を通して一定の利用児童数が確保できない状況である。感染症が多いときには利用率が非常に高くなり、施設的に対応できず、断る場合もある。カナンでは病児保育を利用した方は1年間登録させていただく。(登録制度)4年ぶりに利用者が増加、登録者数も過去最高で91名になっている。臨時職員等で対応したり、保育所からの職員で対応(保育士の配置)しているが、人件費は大きな割合であるので、安定した利用者数の確保が問題になっている。



4、保育室について
感染病の児童と同時に保育する場合の対応はどうか。
昨年・おととし、非常にインフルエンザが学校・幼稚園・保育所の中で充満した。学級閉鎖になった場合、親が仕事を休めない、またインフルエンザが長期にわたる状況になった場合、受入れ体制も限定され対応しきれない。
緊急時にスタッフがどのように対応するか、また緊急的な対応が必要になった場合に面積的な問題もあるため、自宅で保育が難しい優先順位を付けさせていただく等、検討していく。

5、関係機関との連携について
病児・病後児の病状の区別は非常につきにくい。現状、専用施設において、病児・病後児の区別はしていない。全体として医師と連携する事にしているため、すべて病後児ということで取り扱いし、総数を計上している。
にしかわクリニックは医師がおり、カルテ等の保存もあり病気の対応が出来、利用者の管理が十分できているが、逆に主治医が不在の場合は臨時的に休業もある。また隣接の丸亀市との境にあるため、丸亀市の市民の利用が多い。カナン子育てプラザには医師が常駐していないために開設当時、医療機関から緊急時にどう対応するのか、問題点を提示されたこともある。
主治医からも「病児保育連絡表の記載がめんどうくさい」と言われることもある。
保護者も一度主治医にかかってから保育所に連れてくると云う時間のロスもあり、改善の施策がないか、提案もある。今現在は、施設を見学していただいたり、主治医の協力をいただき、非常にスムーズにいっている。

6、申請システムについて
利用者は小児科医院で必ず受診する、事前登録制度を執っている。
「予約が必要」と云う事は、保護者が急きょ預け先を確保したい時に間に合わない。
利用者の確保に苦慮しているのが現状、問題点・課題が多くある。

7、利用実績について
利用者数の推移については、カナンに民営化後の14年度からの資料を提示、当初200人を超える人数で実施。善通寺市の地域性(自衛隊の転勤族、国家公務員の若い世帯)もあり、エンゼルプランのアンケート調査でも特別保育の施設がほしいという要望があったため、実施した。18年までは伸びていたがその後、伸び悩み、平成19年から国の補助基準が利用者の基準になってしまい、各施設に市民に利用しやすいようなシステムに改善していただき、利用者が増えてきた。
利用対象者は当初小学校低学年までという規定であったが、兄弟が同時にインフルエンザにかかり、一緒に預けたいと云う要望でカナンでは小学6年生まで延長。

当初打ち立ててから10年近くたっているので、意識が低下しているのではないかと再度広報周知等、情報を提供し若い世代の子育てを支援している。

8、課題・問題点について
ニーズが高いのに、サービス提供施設が増えない理由
施設側:*経営の難しさ
儲かる必要はないが、赤字になるばかりではやっていけない、続かない。
*実施主体が市町村であっても取り組みに温度差がある。
*急なキャンセル等の対応、職員の配置・パートの手配等が大変である。
   
利用者側:*予約が必要なので、利用しづらい
*子どもが慣れない
*経済的に負担である

以上の事から、もっと利用し易く改善していく必要と低年齢児の病状の急変に大変苦慮されている事から施設の安全面の確保やスタッフ間の連携が重要課題である。
今後、こう云ったニーズに応えるためには「利用実績が補助対象と云うのは非常に厳しい、補助率を下げないまま支援していく」事が大事ではないか。

今回の津島市議会厚生病院委員会、行政視察にあたり、対応いただきました善通寺市福祉部こども課 岸田課長はじめ社会福祉法人「カナン福祉センター」 橋本仁美園長・スタッフ一同様に御礼申し上げます。

行政視察レポート、1

2011-08-19 22:16:22 | Weblog
行政視察レポート要旨をまとめました。
津島市厚生病院委員会、委員長 西山よしお
総合病院 坂出市立病院、行政視察
1947年設立、216床(内、救急患者用6床)
1979年より医業収支が赤字、1991年の累積不良債務・25億円まで膨らむ。この危機的状況を脱するために病院改革に着手した。

冒頭・院長挨拶(以下、対応はすべて院長答弁)
「10年前とは状況がだいぶ変わってきており、中小病院にとっては、今は非常に厳しい。当時の院長のカリスマもあり、当時だから出来たこともある。
職場環境の改善等、医師・看護師・職員それぞれがどれだけやる気を出して仕事をするか、がおおきなポイント。
病院全体、地域全体が何とかいい状況を維持していくか、どういう戦略を立ててやっていくかが大事である。」との説明。

1、これまでの経営改善への取り組み内容について
解決すべき問題点の分析
① 病院の存在意義が不明で基本理念がない。
② 明確で具体的かつ達成可能な目標提示がない。
③ 業務・経営管理とその評価が出来ていない。
④ 病院予算作成・事業計画が事務局主導で医療職は関与しない。
以上の事から、基本理念の策定から病院改革を進めた。

Q,病床利用率の推移について
A,平成17年くらいまでは86%、19年くらいから今では70%前後で推移、極めて低い。理由は産科の休止と看護師の数の問題があり、多少抑え気味になっている。

Q,震災の影響とか社会情勢が読めない今後について、病院が取り組む方策はあるか。
A,自治体病院の宿命として救急対応はやらざるを得ない。
現在の状況では医師・職員数においても年齢的にも無理が利かない、労働環境が非常に悪い。これを解決してもっと楽になる方法はないか、考えている。
Q,216床というのはこの地域では適正な規模の病院であるか。
A,この地域では、病床数は過剰地域である。(この地域は総合病院が3つある)
公立病院は競争も激しく、「質を上げていく」「引っ張って行く存在」でなければならない。そのためにも急性期病院としてやっていく必要があるが、現在の医師や職員数では限界。当直に2人は回らない。

Q,DPC対象病院と収益への影響・効果は。
A,当院もDPC対象病院になっていなければ赤字になっている。
DPCの対象病院になり、無駄な医療の削減、急性期病院の安定的経営の確保、医療サービスが標準化する結果「医療費抑制」を実現する。
それがため、病院理念の実現に向けてメンバーのベクトルを合わせ、チーム全体で価値意識を共有できるよう働きかける。常に「患者のために」と考え、自分の部署と組織全体をどう良くするか、これを横断部会で考える作業の繰り返しが組織を変えていく。

2、診療情報管理士の配置について
Q,DPCの対象病院は、医師が患者の症状から「正確な病名」を付ける必要があり、当然、ここで診療情報管理士の役割が重要になってくる。
配置する事によって得られる効果はどうか。
A,今、一般事務職として3名医事課におり、他に嘱託1名、派遣で1名いる。
診療記録(カルテ・検査結果)を管理分析、そのデータを基に病気や治療方法を研究し、提供する事により、医療の安全管理や質の向上に寄与するもので、当然無駄な医療を省き、費用を減らすこともできる。

これからも、個人情報保護の重要性や電子カルテの導入・カルテ開示の法制化等により、ここでもその重要性が高まってくる。
診療情報管理士を配置することで、診療報酬に加算されるので、導入する病院も増えてくる事が予想される。

3、電子カルテについて
A,導入の効果について、
一元管理した患者情報を様々な部門で共有化することで診療の効率化や結果照合の迅速化が図れるが、当院で行われている「わたしのカルテ」について説明願いたい。
Q,「わたしのカルテ」として開示する事によって、迅速・正確な情報伝達が可能になり、共有化する事によって患者と医師のコミュニケーションの緊密化が図れる。このことによって「医師の立つ位置」が明確になり、意識改革を促す。
カメラで診察の様子を写す事もあったが、反対する医師もいなかった。
特にシステム連携により遠隔地の専門医からの診療支援が受けられ、逆に離島等の訪問看護(在宅医療)の充実に結びつく。
「患者サービス」の観点から、薬剤や会計の待ち時間を解消する事も出来る。

Q,津島市民病院では今年の4月より電子カルテ導入したが、この時システムダウンが問題になったが、そのシステムに対する信頼性はどこまであるのか。
A,2000年に導入したが、トラブルがあった時はやはり処置できないが、対処できる方法を模索中である。

4、その他
Q,職種別損益計算について
A,病院の中のコスト意識を持たせる職種別の計算はやっていない。それを行うコストが利益に結びつくか疑問であり、当初やっていたがあまり意味がないのでやめた。

*現在休止している産科について
*病院の予算編成について
*医療連携について
*委託業務について
*ジェネリックの使用について
*救急車の受け入れについて
*研修医について

以上調査項目が多岐にわたり、それぞれ懇切丁寧にお答えいただきました。
今後、津島市民病院に於きましても参考にさせていただくことも多数ありましたので、
本日の視察受け入れにつきまして、厚く御礼申し上げます。

対応いただきました坂出市職員並びに病院院長・職員(敬称略)
事務局:吉川 明人
坂出市民病院:砂川 正彦(院長)
病院事務局長:宮竹 光浩
病院庶務課長:木村 泰規
医局担当主任:林 正明


地域の為に

2011-08-18 21:24:49 | Weblog
こんな私でも、たまに匿名の非難中傷の手紙を頂きます。
「私たちは地域の為に働いている」、と云う自負心があります。
それでも「地域の為に何も貢献してはいない」、と云う評価しかしていただけないのが現状、残念であります。
しかし、それでくじけてはお仕舞い。腐らず、コツコツやるしか方法がないのであります。
利益誘導型一辺倒の政治が地方議員であるための条件ではないのに、理解していただけない住民が見えるのも事実か?
「自分の方が正しい」、それなら、正々堂々前に出て、話をしていただけるとありがたいのですが。
批判的なハガキもいただきます。でも匿名では返事の仕様がありません。

「地域の為に働くこと」がどんなことであるか、そこから話を進めたいものですが、どうですか?
決して私は逃げませんから。

母親になること

2011-08-17 13:08:46 | Weblog
先日、「保護司」と「観察を受けた対象者」の縁で知り合った、女の子。
家庭環境が複雑で居場所がなかった故に、ストレスを犯罪を犯すことで解消。この子はむしろ「被害者」。
保護観察期間が満了を迎え、そしてめでたく結婚。そして今度は「お産」。
安産でありますように祈るばかり。一人の少女が母親になる。今は「母親になること」も難しい世の中。

そして「2度と自分のした過ちを生まれてくる子どもに味あわせたくない」、身を以って振り返り、愛情を注いでほしい。
「幼児虐待」・「育児放棄」、こんなことには、なってほしくない。
「今回、私に連絡してくれたように、困った時は相談して」、社会は温かく見守ることも重要なんですが、うまくフォローできていないのが現状なんです。表向きはカッコの良いことしか言わない役所でも、その中身は無責任なことも多い。
尻拭いは我々に来るのですが、「義務感」や「やりがい」にも限界がある。
「悲しいかな」、それを口に出せない辛さがあります。

親睦旅行

2011-08-16 21:09:07 | Weblog
この度、議員になって初めての試み。
「親睦旅行を企画してほしい」との声があり、11月6日(日):行く先は「日本海のさかな街」を中心に、「美味しい物を食べて、買い物ツアーがしたい」、と云う希望。
具体的には幹事さんと相談してから決めます。今後、紹介させて頂き、是非皆さんのご参加を期待しております。

仲間

2011-08-14 11:01:27 | Weblog
もう10年来のパソコン仲間。この下手なブログの立ち上げにも協力いただき、なんとか此処まで来ることが出来ました。
まだまだ至らぬ点もありますが、これからも私の情報発信の場であり議員活動の原点として、私の「唯一の財産」を守っていきたいと思います。
明日からの親睦旅行も楽しみに、また今後の指導をお願いに出かけます。
ほんと!、「仲間」ってイイですネ。

盆行事

2011-08-13 10:43:56 | Weblog
同じ国内でも、その地方、その地方によって慣習の違いにより、盆行事も異なっているとは思いますが、「死者の霊」を迎えると云うことでは手段こそ違え、考え方・基本は同じ。ことさら、この度の地震・津波の被災地の方にとっては、今なお5か月前の「悲痛な叫び」が脳裏から離れず、苦しんで見える人が多く見えるのであります。
精神的な戦いを乗り越えるには一層の支えが必要なんですが。
ボランティアといえども、好奇心で応援に出かけて行ってもらっても困る。第3者はいい加減に「甘えたら、自立できない」と無責任な言い方をされる方も見えるのですが、大切な家族・友人を失った人にとっては、いまだに「死」と向き合うことが出来ない方も見えます。

新盆を迎え、死者の魂と真正面から向き合う、特別な想いは「如何ばかりか」。
我々も一人ひとりが、犠牲になった「尊い命」によって与えられた課題を重く受け止め、「今何をなすべきか」。
盆休みを取っている政治家も、今の「復興策」の遅れをどう考える? 
休み中にせめてこれ位は真剣に考えてほしいモノ。

被災地訪問

2011-08-12 13:30:59 | Weblog
前回の被災地、三陸海岸にある山田町。「炊き出し支援」の名目で次回の予定が決まりました。9月17日出発予定です。
まだまだ支援金はじめ、足りない物が沢山あります。あくまでもボランティアでありますので、皆さんの協力が是非とも必要です。(収支明細はキチット出しております。)
日程が許す限り、出かけるつもり、また多くのことを学んで帰りたいと思います。
この町では「震災後」ではありません、いまだに「震災中」であることを忘れてはなりません。国民が痛みを共有(痛み分け)し、結果、世界に誇れる民族であることを証明する絶好の機会である、と考えます。
権力闘争、勢力争い、足を引っ張ることしか考えない「政治家を自負する」あなた!
現場の中に入って、瓦礫の一つでも片づけ、汗を流し、相手の立場に立って、そこから発言してください。