西山よしおからのメッセージ

愛知県津島市、市議会議員としてこの地域の将来を考え、皆さんの意見を取り入れ、還元できる方法を提言できる場にいたします。 

市政だより、24年春季号

2012-04-11 20:01:24 | Weblog

件名1、中学校「武道必修化」に関する件

本年4月より、授業で「武道」が必修となり、柔道・剣道・相撲の内、学校ごとに1種目が採用され、このなかで「柔道」の採用が最も多いと見られている。

「柔道」による死亡事故が報道される中、教育現場では「安全な指導法」について試行錯誤が続いている。「絶対安全であるべき指導法について、具体的な対策が取られないままでは危険すぎる。特に初心者にとっては、その取り組み方が徹底されない限り、必修化を遅らせるべきである」・「柔道事故が起きた場合、どう対処するんだと反対している保護者を納得させ得るだけの根拠を示すべき」と云う意見がある。

「何が危険でそれをどう指導していくか」、これを指導者は把握できているのか。「絶対安全」なんてことはない。問題は「柔道」そのものでなく、安全配慮が十分になされていないことではないか。最低限の「安全」を担保にした柔道による指導はどこまで教えることになるのか、市も柔道事故の対応や安全対策と云った、この問題を各学校の対応に任せたままで、いいのか、行政の取り組みと見解を求める。

再質問

(1)、指導者の問題・指導方法について

未経験者が、数回講習を受けただけで指導できる自信があるか。体で理解できない教師が自分の競技経験だけで「指導できる」と云う思い込みや逆に事故の危険を考え、不安でいる限り、教師も被害者である。直接、有段者が学校に出向いて、教える方が理にかなっていると思うが、そのような意気に感ずるボランティアを探すのは難しいのか、この外部講師の招へいについて教育委員会は関与する事はないのか。

(2)、柔道事故について

競技人口当たりの発生率は、他競技に比べ突出し、年平均4人が亡くなっている。 

怖いのは、授業外の合間の「悪ふざけ」や「気の緩み」・「油断したその瞬間」。行政も学校も、指導者も保護者も、危機意識を強く持ち、安全対策を勉強しなければならない。

 

教育長答弁

指導者の講習会・研修会を行う等、校長会や学校訪問を通して十分安全に配慮しながら対策を立て、連絡を密にし、連携を深め不安の無いような体制にする。事故が起きた場合には迅速に対応したい。


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