西山よしおからのメッセージ

愛知県津島市、市議会議員としてこの地域の将来を考え、皆さんの意見を取り入れ、還元できる方法を提言できる場にいたします。 

財政危機、ほんの序曲

2011-10-30 11:56:44 | Weblog

ご意見1では、市の財政の事でご指摘を頂きました。

 高齢化の流れは全国的な問題でもあり、市でもそれに逆らうことはできません。この地域の景気の良かった一時期ですと、市の財政力も強く、リーダーシップを発揮できた歴史もありました。それがかえって、今では排他的な要因となって、他市町村から敬遠される結果となっているのです。特にこの地域は商店街のシャッター通り化や地場産業の衰退等で中小企業の廃業や倒産の憂き目にあっています。(いずれ地元有力者であれ、栄華は続きません。)これも今は、ほんの序曲に過ぎないのです。

 企業誘致は進まず、このままですと雇用問題は深刻で失業者があふれることも時間の問題です。情報発信も進めているのですが、最終的には条件面で折り合わず、企業を呼べるだけの規模が整わないのが現実です。(最近では、防災・地盤強化等が叫ばれますと、特に、タイ国の浸水被害に見られる通り「ゼロメートル地帯」と云ったマイナスの話題に及びます。)

 

 今の行政当局のやり方は、「入り」がない中、「出」を抑えることに躍起になっているのが現状で、ご批判を甘んじて受けている、また、拡大均衡の夢が描けない話である訳です。

国の財政悪化は交付税や補助金の大幅なカットになり、やがて税金の値上げが皆さんを直撃、所得増が見込めない中での税負担増に泣かされ続け、結局は身近な私たちに矛先が、冷たい視線となって襲ってくるのです。

かと言って、もう後戻りはできませんし、下を向いているだけでは私たちも責務を果たしているとも思えません。

大企業がだめなら、中小企業の集まりでも構いません。隙間産業は必ずあります。個人的には長期的な視点で誘致の努力はしております。残念ながら、今の産業界の不振や社会的不安から脱却するには並大抵の努力では解決しません。

 今必要なのは「雇用の場」を確保し、現役世代に活力を与え、購買力がつけばシャッター通りも解消、地域に活力も蘇ると考えています。