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西山よしおからのメッセージ

愛知県津島市、市議会議員としてこの地域の将来を考え、皆さんの意見を取り入れ、還元できる方法を提言できる場にいたします。 

行政視察後の雑感

2009-11-06 17:35:36 | Weblog
大阪府和泉市の学校視察では、おおむね「環境」に配慮した新設校というテーマを携えて、もちろん当津島市域でも学校だけにとどまらず、時代に沿った分かりやすいエコを実感できる視察でありました。従いまして、報告もし易い形で枠組みを作ることができました。

大阪府柏原市の「スタディアフタースクール」(放課後児童教室)では、先行事例として参考にはなったものの、津島市の実情と照らし合わせると、大きな課題が残ります。
(1)、指導者の問題
残念ながら、津島市の近くには教育大学は見当たらず、指導者たる学生の確保が不可能である。
仮に、津島市のモデル校では、地域のボランティアの協力は同じように得られても、指導される人がたとえどんなに優秀な方であって熱意をもって臨まれても、現役を退かれた元教職員であり、これから先この事業が継続され、しかもすべての小学校へ行き渡るのか、不安であること。
(2)、視察をしてきました現場でも、教える側の学生の都合や本人の意欲、特に理想の教師となる夢をもって、モチベーションを高めていくことがどこまで続くか、疑問であります。そして経験不足の学生を充分フォローできればよいのですが、また、次の世代までつないでいくことが出来るのか、大きな課題が残ると思います。それが証拠に、平成17年度より始めた事業は、(月)~(金)まで毎日であったものが、20年度からは順次、1週に2~3回に減ってきて、働く親にすれば安心して預けられる場所ではなくなっているのです。

ここでも呼び名は違いますが、放課後児童会(放課後児童健全育成事業、学童保育)の重要性についても認識はされてはおりますが、やはり事業として行われて見える施策内容は津島市同様、十分なものではありません。
ところによっては、1小学校に2か所、それぞれ60名と20名の放課後児童会がありました。

ほとんどの親は「許すなら、かけがえのないわが子は自分の手で愛情を注ぎ、守ってあげたい」と思っており、共働きでやむを得ず保育をお願いしているところが、劣悪な環境下におかれているなら、その手で改善していかねばならないと考えるのは当然のことである訳です。
「子ども第1で考える」と答えられた市長の見解をお聞きしたい。
私も「子供目線」とは、いったいどう云うことか、早急に勉強してこのブログで公表したいと思っております。
どんなことでも結構ですので、意見をお聞かせ下さい。