西山よしおからのメッセージ

愛知県津島市、市議会議員としてこの地域の将来を考え、皆さんの意見を取り入れ、還元できる方法を提言できる場にいたします。 

防災対策の件

2008-09-06 22:15:47 | Weblog
Ⅰ、防災対策の件
1、この度の東海地方の集中豪雨の被害状況
去る8月28日から29日にかけての、この度の東海地方の集中豪雨に際しましては、今議会冒頭、市長からも状況説明とお見舞いのお言葉をいただきましたが、その後被害状況が拡大された旨、担当課より報告を受けました。この地域の皆様方には大変なご苦労をお掛けし、被災された方にはこの場をお借りしまして重ねてお見舞い申し上げる次第であります。

この集中豪雨による被害も自治体により格差が大きく、特に岡崎市では年間の総雨量の3割に当たる447.5ミリに上り、県内の農林水産物被害も11市町で5億円以上と報告されております。
また岡崎市のほか名古屋市でも2000年の東海豪雨以来の災害救助法(これは災害復旧に向け、国などの支援を受けられる制度で、復旧にかかった費用は国と県が半分ずつ負担するというもの)の適用を受けております。
8月末現在では床上・床下浸水被害は東海3県で1万1526戸に達し、未だにその後の被害報告では拡大していると聞き及んでおります。

津島市においても各所において被害が出ており、状況把握に遅れも見られますが、現在までのその被害状況をお答えいただき、その分析結果の説明をお願いいたします。
また被害申出書を各世帯に配布し、被害状況を取りまとめ、課題となります問題点を探り、今後市としてどのように対処すべきか、十分検討する余地があると思われます。
警報が出て、職員の方も召集・待機され、災害状況の把握と市民からの問い合わせ等の対応に不眠不休に近い状況のなかで大変ご苦労されたわけでありますけど、実際被害にあわれた方はそれ以上に不安な日々を送っておられます。

毎回、集中豪雨のたび、地盤の低い方は水につかるこの季節は大変不安な生活を強いられ、今回、議会での質問でぜひ取り上げてくれという悲痛にも似た叫びは、裏返せば行政に対して相当の不信感を抱き、「怠慢」・「無策」を嘆いて見えるわけであります。被害状況の調査にどれだけの時間を要するかわかりませんが、分析結果を充分把握し、この教訓を生かせていただけるよう、強く要望いたします。