マレーシア マイセカンドホーム  -シニア世代の海外ロングステイ-

マレーシアにロングステイする”マレーシアマイセカンドホームプログラム”の情報と解説のブログ。最新更新 2017年4月

マレーシアマイセカンドホームプログラムの参加を終了する際に必要なこと

2014年11月17日 | 規定・条件及びその解説

マレーシアマイセカンドホーム公式サイトには、プログラム参加者が参加を終える場合のことも載っている。今回の記事ではこの件を扱います。
サイトに載っているのは、そのための手続き説明とダウンロードできる書式です。以下はその文書を訳したものであり、イントラアジアの注も加えました。

【プログラム参加の終了と定期預金の解約】
    -プログラム当局掲載文書の更新日 2014年4月30日付け-

マレーシアマイセカンドホームプログラム(略称 MM2H)への参加を終了し、定期預金を解約して預金額を引き出すための手順と必要書類を次に掲げます:

第1段階:定期預金を下ろす(解約する)ための書類を提出する

その際マレーシアマイセカンドホームセンターに提出する書類を次に示す:

  • マレーシアマイセカンドホームプログラムの参加を終了させることから、定期預金を下ろす意図を述べた書状、
  • 主たる参加者のパスポートのコピー(個人情報の載ったページとMM2H 社会訪問パスが捺されたページだけでよい)
  • 条件付き承認状のコピー
  • 定期預金証書のコピー
  • (出国するための)航空券のコピー

注記:処理に要する日数は、不備のない完全な書類が提出されてから3労働日です。

Intraasia注:マレーシアマイセカンドホームプログラムに限らず、昔から雇用パス返納などの場合でも同じように、出国用航空券の提示が求められる。つまり何らかのマレーシア滞在を認められるパス(許可証)を得てマレーシアに滞在した後、そのパスが終了する際には、出身国・自国へ帰国する証拠としての航空券の提示が条件となっている。シンガポールやタイなどマレーシアの隣国へ出国する航空券では認められないのが普通です(例外はあるかもしれないが)。
現在では、 AirAsia のようにチケットレス航空会社もある。その場合は購入した航空便の明細が示されている航空旅程書ということになるでしょう。
 
第2段階:マレーシアマイセカンドホームプログラム下での社会訪問パスを終了させる(打ち切る)
 Intraasia注:パス(滞在許可証)です、ビザ(入国査証)ではありませんよ。こういう基本単語を間違えないように。

(このパスを発行された、終了する)申請者とプログラム下での被扶養者がイミグレセン(Imigresen)の該当部署または各州のイミグレセン(Imigresen)に現れる必要がある。

Intraasia注:書状ではだめであり、本人たちが直接イミグレセンへ行かなければならない、ということです。

その際に次の書類を携帯すること:

  • 申請者による社会訪問パスを打ち切って欲しいとの意図を述べた書状
  • 観光と文化省が発行する、定期預金を下ろすことを認める承認状
  • パスポート(コピーではない)
  • 出国用航空券とそのコピー
  • (もし発行を受けて保有しておれば)I-Card

注記:処理に必要な日数は1労働日です。
 
第3段階:預けた銀行から定期預金の残高を引き出す
 
定期預金を下ろすためには、次の書類を銀行へ必ず持参すること:

  • マレーシアマイセカンドホームプログラム(MM2H)下の社会訪問パスが終了した(打ち切られた)パスポート
  • 観光と文化省が発行する、定期預金を下ろすことを認める承諾状
  • 定期預金証書

次のことに留意してください。終了を意図する書状に書かれたようではなく、マレーシアマイセカンドホームプログラム(MM2H)下の社会訪問パスを終了させずに定期預金を下ろして、マレーシアから出国しようとすれば、その社会訪問パスはイミグレセン(Imigresen)システム上で自動的に取り消されます。その結果、その人は許可なくマレーシアに滞在する滞在超過者とみなされ、法的対処を受けることを免れません。
Intraasia注:マレーシアマイセカンドホームサイトの文章に珍しいことではありませんが、この1節は原文の英語自体が一部間違っているので、補って訳しています。


【プログラム参加の終了に伴った保証金の返金】

[ダウンロード] プログラム参加の終了に伴う保証金返還の指針
[ダウンロード] プログラム参加の終了に伴う保証金返還の書式

Intraasia注:マレーシアマイセカンドホームサイトでダウンロードできる2つの文書の内、保証金返還の指針を以下に訳します。なお書式は1ページだけのごく簡単な記入内容です。

マレーシアマイセカンドホームプログラム参加を終了する際に保証金の返金を受けるための指針

マレーシアマイセカンドホームプログラムの参加を終えるつもりの参加者は、最初に承認を得る時点で預けた保証金の返金を請求することが認められています。

そのためには、次の手順に従ってください:
1. (上記の)書式をダウンロードする。

2.この書式に加えて次の書類を添えて、マレーシアマイセカンドホームセンター内にあるイミグレセン(Imigresen)部門に提出する:
a. 保証金の返金を請求する意図を述べた書状
b. 保証金を預けた時に渡された受領証(コピーは不可)
c. 主たる参加者本人のパスポートのコピー(個人情報とマレーシアマイセカンドホーム社会訪問パスが載っているページ)
d. 銀行の取引明細書
e. 条件付き承認状のコピー
f. 参加終了の書状のコピー
g. 自国へ帰る航空券のコピー

3. 必要書類が不備なく完全に揃っている申請だけを処理することに、留意してください。

4. 処理には 3から7労働日かかることをご承知おきください。

5. 保証金の返金は申請者の銀行口座に直接振り込みます。
Intraasia: もちろん、マレーシアの銀行口座です。銀行の普通預金口座を閉鎖したければ、マレーシアを離れる直前に閉鎖すればいいのです。

【Intraasia のコメント】

これから新たにマレーシアマイセカンドホームプログラムに参加される方は、参加終了の際にどのような書類が必要になるかをある程度知っておきましょう。
条件付き承認状、保証金の受領証といった書類はなくしてはいけないことがおわかりですね。
プログラム参加を終えた翌日に社会訪問パスが打ち切られることはなく、イミグレセン(Imigresen)の係官は当然必要日数を見込んでいます。



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