マレーシア マイセカンドホーム  -シニア世代の海外ロングステイ-

マレーシアにロングステイする”マレーシアマイセカンドホームプログラム”の情報と解説のブログ。最新更新 2017年4月

料理法知らずのマレーシア大衆料理案内と勧め

2012年09月23日 | マレーシア生活の案内と知識

ここ数回住宅関連の話題を掲載しましたので、今回は趣向を変えて、マレーシアの大衆料理に目を向けてみましょう。

【複数民族の存在が食に多様さを生んでいる】

マレーシアを旅行する、マレーシアに滞在する楽しみの一つにその料理の豊富さがあります。マレーシアを構成する民族が複数であることがその最大の理由ですが、マレー人、華人、インド人、先住民族など各民族が持つ伝統的料理に付け加えて、自民族料理に別の民族の料理法や材料を使って新しい料理を生み出しまたはその民族料理に変化を付けているからです。

例えばラクサ料理は本来マレー料理ですが、華人がそれをとりいれて別種のラクサを生み出しました。ペナンのラクサでおなじみのアッサムラクサです。辛い魚スープにゆでた麺類を加えるアッサムラクサ、亜三(参)ラクサなどと書かれている、はクアラルンプールでももちろんありますが、やはりペナンの方がそれを提供する屋台・大衆食堂が多いです。

ロティチャナイは、インド料理起源でそれを供する数からいえばインド大衆料理店・屋台が一番多いのですが、東海岸だけでなくクアラルンプールでもマレー店がロティチャナイをそのメニューに加えているのは極めて普通に見られます。ロティチャナイはもうインド料理というよりマレーシア料理でもある、と言ってもいいくらい民族の垣根を越えて食される料理です。ただ華人のロティチャナイ屋だけには出会ったことはありませんね。

トムヤムスープ、言わずとしれたタイ料理ですが、これをメニューに加えているマレー屋台・大衆食堂はまことに多いです。この傾向は、北部と東部へ行けば行くほど多くなるような気がします。ただサバ州サラワク州でトムヤムスープを見かけた記憶がはっきりしないのですが(トムヤムスープがないと主張しているのではありません)、これはサバサラワク州がやはり地理的に半島部つまりタイから離れているからでしょう。

マレー屋台のトムヤムスープとタイの屋台・食堂のそれとには、はっきりと言えないが何か違いを感じます。料理法にまったく素人のイントラアジアですから、どの材料が違うのか何の香料が欠けているのかわからないのが残念ですが、タイのトムヤムのチリ辛さとは違うのですね。トムヤムスープは華人もその数は多くはありませんが、その屋台メニューに加えています。東炎湯/麺と書かれています。

 注記:大衆食堂とここで言っているのは、マレーシアで一般にいうコーヒーショップのことです。コーヒーとついてもコーヒーを主にサービスしているのでなく、大衆料理をメインにして、それに飲物も供するのです。

英名ではどの店も Restaurantと店名に加えています。例えば Intraasia Restaurant のように。またマレーシア語では Kudai Makanan Intraasiaとなる、でも実態は上記のコーヒーショップのことで、普通は冷房設備がありません。華語では茶餐室、茶室、飯店などと書かれてますが、これらはすべてコーヒーショップまたはコーヒーハウスのことです。
名は実態を示さずというか実態と少しずれているのですが、そんなことに文句を付けること自体がおかしいといえます。

【英語名は実態とずれる】

Nasi Ayam、 これは本来は中華料理の鶏飯をマレー風にアレンジしたものです。Nasi Ayam を英訳すると Chicken Riceです。また鶏飯を英訳しても Chicken Riceです。でもこの2つのチキンライスは味付けも鶏の焼き具合も相当違います。ですからマレーシアの呼び名である Nasi Ayam(ナシアヤム)と鶏飯(広東語でガイファンと呼ぶ)を使いましょう。なお鶏飯は海南人出身者が始めた海南鶏飯と白鶏を使ったイポー鶏飯が有名です。

注記:チキンライスというと日本のチキンライスを思い浮かべる方があるでしょうが、まったく違います。料理名を単に別の言語に置き換えると本当の姿が消えてしまう例ですね。

同じ英語名でも中身と材料の違うのに Mixed Riceがあります。同じ Mixed Riceでも、華人の日常飯である経済飯とマレー人の Nasi Campurは、手法と形態は同じですが、味とおかず内容が相当違います。材料に宗教上の制約のない華人の経済飯のほうが断然種類は豊富ですし、幾分安い。どちらの Mixed Riceも白ご飯に好きなおかずを自分で選びご飯の上に載せる方式です。

持ち帰りでも同じように、発泡スチロールにご飯をいれおかずを載せます。だからミックスという呼び名が生れたのでしょうが、経済飯の方が金銭感覚にさとい華人らしく直接的な表現ですね。マレー食のNasi Campurは混ぜご飯という意味です。でもご飯と混ぜるわけではない。

【他民族の味を取り入れる楽しさ】

さてこのように他民族の料理法を取りいれて自民族料理に幅を広げる、またはそのメニューに入れてしまうのは、世界いろんな国、地域でもあることですから、マレーシアだけの特例ではありません。日本はそれが得意ですよね。ラーメンでもハンバーガーでもスパゲティーでも日本人好みの味にしてしまいますから。

さてこのミックス民族料理の代表がマレーシアではニョニャ料理と言われるものです。家庭料理としての面はここでは論じないとして、外食料理においては大衆料理というよりレストラン料理です。マラッカ、次いでペナンがその代表地です。

一口知識:ニョニャ料理のいわれ
18世紀末にペナンがイギリスの植民地になり、それまで住民のごく少なかったペナン島は次第に人口が増えていきました。ペナンは茶、スパイス、陶磁器などの貿易の中継地として栄え、やがてその品目に錫とゴムが加わりました。そのため東西交易の交差点となり貿易者だけでなく様々な人たちをヨーロッパ、インド、中国、マレー半島から引き付けたのです。そこが現在のジョージタウンです。
1832年にペナンはマラッカとシンガポールとともに海峡植民地 The Straits Settlementを構成しました。

こうした中で中国からペナンやマラッカに渡ってきた中国人はマレー人との通婚を通して次第にマレー食文化と習慣などをその伝統的中国文化に取り入れていきました。こういう海峡植民地生まれの中国人をStraits-born Chinese といい、一般にBabaババ(男性)Nyonyaニョニャ(女性)と呼ぶのです。 注意:当時は中国人ですが、現在では皆マレーシア華人です。

ニョニャ料理はこのニョニャが生み出し育てた料理で、一般に辛く時には酸味より甘味が強いのです。食材料の主体は中華料理からのものを使いますが、マレー料理から香料や一部材料と料理法を取り入れたものです。ですからスパイス使用が比較的多く、材料では例ライムの葉、レモングラスなどを使用します。またニョニャ料理には、もち米、ココナツをベースに使用した甘く色とりどりのケーキ(Kuih)がつきもの。

ニョニャ料理はカレー味のものが多いのですが、マレー料理とインド料理の強烈なカレー辛味と少し違ってマイルドな辛さです。機会がありましたらペナンやマラッカ、クアラルンプールのニョニャ料理専門レストランで是非試してみてください。

【屋台といえばまずペナンと言われることがある】

屋台・大衆食堂料理ばマレーシア全土どこでもごく一般的であり、それを探す手間は要りません。

ペナンはペナンの観光メディアに言わせれば”マレーシアの食べ物首都”だそうですが、確かに屋台・大衆食堂の多さと種類の豊富さは他地域を少し上回るといってもいいでしょう。それは屋台・大衆食堂で一番種類が多い華人人口の占める割合がマレーシアのどの州よりも高いこと、海が近く海の幸が入手しやすいこと、相当に都会化している、などがその理由と考えられます。田舎というのは料理の種類と店の数はずっと少ないから、屋台が流行るのはやはり都会でなければなりません。

【ホーカーセンターが増えた】

ペナンにもクアラルンプールとその周辺にもホーカーセンターと呼ばれる屋台を1個所に集めた吹き抜け式の屋根付き場所があります。この場合は朝も昼も夜もどこかの店が営業しているものです。それともう一つが伝統的なタイプである、通りの一画に屋台が並ぶ屋台街です。このタイプは当然ながら夕方からが一般的です。

楽しさから言えば道路に広がった屋台街の方がいいかもしれませんが、その後始末がたいへんというより屋台商売人が後始末に力をいれないのは全国共通ですから、現在では都会ではホーカーセンター方式が増えてきました。ただ名称としては ”フードコート”、 ”美食中心” などいくつかの呼称が使われている。

呼び名はホーカーセンタ-とは言いませんが、大小のショッピングセンターには大概この種のフードコートがあります。つまりワンフロアーが多くの区画に仕切られ、各区画に種種の料理屋がテナント入居します。
客はフロアの真ん中に配置されたテーブルに座って飲食する方式です。冷房付きでショッピングセンター内ということで価格は幾分高めになる。

【屋台料理の勧め】

マレーシア滞在の下見の際、是非屋台街やホーカーセンター、大衆食堂を訪れておいしいマレーシア大衆料理を味わってみませんか。誰でも始めから思うように自分の欲しいものが注文できませんし、時には何がでてくるかよくわからないこともあります。それは当たり前、30年近く東南アジア各地を歩いているイントラアジアでも全く知らない所では戸惑います。ずっと昔マレーシア料理の注文に充分に慣れるまでに、言語面を含めて数年はかかりました。

ですから始めから希望通りにはならないのは当然です。大衆料理を味わうには物怖じせず、店で食べている人の料理と同じ物を注文してみるのです。少しずつそうやって覚えていくしかありません。軽い気持ちで料理を味わう、興味心と食い気があれば失敗もまた楽しですよ。

そしてマレーシアに住むことになったら、少しづつ注文のレパートリーを増やしていけばいいのです。

【マレーシア料理に興味がわかなくても食べる機会はいつもある】

イントラアジアは日本国外では日本食と日本味に一切こだわらず、例外なく口にしません、そしてまったく料理ができず且つ料理しないので、東南アジアに住もうがヨーロッパに住もうが、昔から一貫して外食派です(家でシリアルとかパンのような非料理品や果物は毎日食べますよ)。幸運なことに東南アジア、とりわけマレーシアは食事が種類多く比較的割安で得られるので、暮らすにはより都合が良い。

マレーシアマイセカンドホームプログラムに参加される方たちは恐らくほとんど全員が、自分で(つまり自宅で)料理を多かれ少なかれ作られることでしょう。ですからここで紹介したようなマレーシア料理が主体になることは少ないかもしれません。そうであっても選択としてマレーシア料理を味わう場合も必ずでてくるはずです。

ところで半島部西海岸側の都市部に住む場合は、Jusco が身近にあれば、日本食品・食材の入手がし易くなるでしょう。もちろん食材種と味にこだわる方にとって、不充分な選択種と数でしょうが。現在はインターネットで外国まで食品を配送するビジネスも盛んなようですから、経済的余裕さえあれば食生活の徹底した日本化も大いに可能になると推測されます。
参考:Juscoスーパーが入居した AEON Shopping Centreの場所をサイトで調べる の部分をクリックすると、別ページで開きます。


クアラルンプール圏で住宅を求める場合、電車網の知識を持っておきましょう-後編

2012年09月03日 | マレーシアの住居知識と情報

初めての方は前編から先にお読みください。

【クアラルンプール圏に全く新たに電車路線を建設する巨大プロジェクトが進行中】

現在、既存の路線網とはまったく別の大きな公共交通プロジェクトが進行中です。これはクアラルンプール圏の新しい公共交通システム、その名称をMRT と呼ぶ、の下で新たな電車路線を建設するプロジェクトです。公共交通システムとしては史上最大のプロジェクトです。
 
MRTは、従来の高架鉄道LRT、モノレール、及びRapid KL翼下の全バス網と統合してクアラルンプール圏に新公共交通システムを確立させることが目的です(そしてKomuter電車とも連係する)。名称 ”My Rapid Transit” の略称が ”MRT” です。

新規に建設する電車路線はスランゴール州の Kajang からクアラルンプールの中心部を突き抜けてスランゴール州の Sungai Buloh までの51Km という、現在のLRTより長い路線です。クアラルンプールを南東部から北西部へ突き抜ける形の路線になる。

MRTでは 1編成の輸送量が高架電車LRTより多く、電車速度も LRTより速い、といった特徴から、いわゆる Mass Rapid Transit(大量輸送機関)という英単語にかけてあります。
MRTは政府が力を入れる非常に大きな公共交通プロジェクトであり、現在発表されている新規建設電車路線は下記の1路線です(将来的にはさらに 未定の2路線を建設する計画のようだ)。

このプロジェクトがひとまず竣工する2017年にはクアラルンプール及び近郊の電車路線がこれまでとは違った方向に広がることとなります。新規建設電車路線は現在の LRT路線及び延長LRT路線との交差駅における乗換えが組み込まれていますので、電車利用者の便利度がさらに向上し、同時に利用者の飛躍的増大が期待されています。

【新公共交通システムMRT 下の近未来路線図も参照しましょう】

MRT (My Rapid Transit) 発表の新規建設路線のデータ:
・Sungai Buloh - Kajang 路線:長さ 51km、その内クアラルンプールの中心部を走行する 9.5kmは地下路線となる。
・建設する駅の数:31駅、 
・電車の最高時速:100km/時、
・輸送乗客能力:300人乗りの車輌を4輌編成

部分的開通も考えられますので、2016年頃にはひょっとして一部区間で運行が始まるかもしれませんね。

新規建設路線では、例えば次のような変化も期待できます:高級な商業・住宅地区として人気がたいへん高い、しかし現在は電車路線がなく且つバス路線が不十分である Bandar Utama地区に線路と複数の駅が建設される。これによって、自家用車を持たない人にも住宅地選択の候補に入れ易くなるはずです。

Sungai Buloh - Kajang 路線を細かに”Googelマップで見る” をクリックしてご覧ください。これは MRT Corpが提供している地図におとした路線図です。

ただしクアラルンプール圏の地理がわからないと、具体的な場所が頭に浮かんできませんが、クアラルンプール圏電車網の近未来図としてその存在を是非覚えておきましょう。

Intraasia注:なおMRTの新建設路線には総論賛成各論反対という声が根強くある。各論反対の中心は路線の線引きによって影響を受ける人たちです、例えばクアラルンプールのチャイナタウンの一部のビル持ち主やビル使用団体及び地区保存を訴えるグループ。
Taman Tun Dr. Ismail地区では、近隣に線路と駅ができる建設プランを知った住民の反対運動によって、線路の敷きかたが一部変更された事例も起きた。駅ができると人と交通の往来が多くなり迷惑だという理由です。

以上、前編から渡って長々と説明してきました既存の電車・モノレール・Komuter各路線と新規建設の電車路線を全て表示した路線図を示しておきます。こちらは管轄官庁である SPAD(陸上公共交通庁)が提供しています。
Klang Vallery Rail Transit Map(クアラルンプール圏電車路線図)  をクリックすると別ページで開きます。

これが2018年になった時点でのクアラルンプール圏の全電車路線になります。加えて Rapid KLバス網を始めとして 100を超えるバス路線が圏内で運行されています。

Intraasia注:バスに関してはそのうちいつか扱うつもりです。

【電車路線の知識があれば、住居選びに役立ちます】

今後数年以内にマレーシアマイセカンドホームプログラムに申請して参加する、第一希望としてクアラルンプールまたはその近郊に住むことをお考えの方は、クアラルンプール圏の電車網、できればバス網も、の知識をそれなりに持っておかれれば、住居地選びに大いに役立ちます。
日本人ですから誰でも電車網の便利さは十分ご存知ですよね、この利点は強いてイントラアジアが説明するまでもありません。

なおエクスパトリエイトの集中する、例えば Mont Kiara、 KLCC,  といった最高級地区だけが唯一で絶対の希望地である、そういう地区以外には住むつもりは全くないので電車路線に左右されない、という方がいらっしゃることは承知しています。 こういう方たちに関しては、既に何回も書きましたように、個人の自由ですから当ブログの関知するところではありません。


【自家用車を持つべきか、持たぬべきか】

マレーシアマイセカンドホームプログラムに参加する場合、自家用車を保有する、保有しないで迷われる方もいらっしゃるでしょう。

マレーシアマイセカンドホームプログラムでは参加者の得られる特典の1つとして自動車に関する特典があります。当ブログでは既に 2010年2月7日付けの記事で詳細に解説しました: カテゴリー「プログラムに関わる事柄の説明」をクリックして 『マレーシアマイセカンドホーム参加者として、新車をマレーシアで購入する際の特典とその解説』 をまずご覧ください。

コンドミニアムは当然全世帯に最低1台の駐車枠付です。中級以上の土地付住宅であれば、最低1台の自家用車が駐車できる駐車場所を敷地内に確保できます。つまり門を入った庭が駐車場所になります。扉を開けたらいきなり家屋という形態の土地付住宅は、低コスト住宅になります。

なおショップハウスの場合だと地上階が店になり、上階が住居ですから、駐車する余地は自分の敷地内にはない方が普通です。しかしながらプログラム参加者でショップハウスに住もうという方はまずいらっしゃらないのではないでしょうか。

自家用車を保有できる経済的余裕があれば、あって邪魔になるものではないので、車はあるにこしたことはないと言えそうです。ただし、年齢その他の要因、マレーシアの運転態度は日本よりずっと荒い、自動車は比較的高価、日本の自家用車を持ち込むつもりはない、といったことから、自家用車を保有しないマレーシア生活をお考えの方も少なくないはずです。

そういう方こそ、クアラルンプール圏で住居を探される場合は電車網、とりわけ駅の位置をよく確認しながら検討されることをお勧めします。
電車路線の近辺に住めば、自家用車はなくても行動する足の確保がかなり容易になります。

一方少なからずの人は、とりわけ中流階層以上のマレーシア人は、車は必須だと言います。クアラルンプールまたはその近郊に10年、20年と暮らしながら、バスなど一度も乗ったことのない、電車でさえもめったに乗らないマレーシア人は一杯います。そういう人たちにとって、電車とりわけバスは依然として貧者の交通手段という捉えかたです。

同様にクアラルンプールまたはその近郊に3年、5年と住みながら、電車はめったに使わない、バスには乗れない日本人も珍しくないようです。車がないとどこへも行けないという思考に陥っている人たちもいます。

住宅不動産を売る人たちや日本人コミュニティー内だけで暮らす人たちであれば、当然思考がその立場を反映したものになるでしょう
 読者の方が話したりまたは相談するマレーシア人や日本人がどういう行動タイプでどんな立場の人かを見極めてから、その人の意見を参考にしましょう。

繰り返します。自家用車を持っておれば、例え日々使わなくても、何かの時にはより便利であることは間違いないと言えます。
しかしマレーシアマイセカンドホームプログラム参加者の皆さんが全て運転免許を持っていることはありえないし、夫婦のどちらかしか免許を持っていないカップルもあります。そういう方の場合1人で行動する時は車を使えないということになる。
車はもう運転したくない方もいらっしゃるし、自家用車を持つ余裕がない方もいらっしゃいます。

なお自家用車を持たなくても、気に入ったタクシー運転手を懇意にして、必要な時は電話で呼び出す、半日程度借り上げ利用する、といった方法も取れます。マレーシアのタクシー運転手はタクシー会社に一挙一動を報告する制度下にありませんので、この種のことは歓迎されます(もちろん交渉する料金次第です)。

参加者によって置かれた事情はこのように様々です。だからこそイントラアジアは、電車路線について前回と今回に渡って詳しく説明しました。

マレーシアマイセカンドホーム代理業者にプログラム申請から住宅紹介・斡旋まで全てを一任するという方は別にして、クアラルンプール圏で住宅を探そうとお考えの方は、電車網の知識をつけておきましょう。

マレーシアを事前訪問した時は、是非複数の電車路線に乗っていくつもの駅で下車してみませんか。
これは、イントラアジアが常々お勧めする、まず自分の足で、自分の目で確かめるあり方を徐々に体得していく方法の基本です。