マレーシア マイセカンドホーム  -シニア世代の海外ロングステイ-

マレーシアにロングステイする”マレーシアマイセカンドホームプログラム”の情報と解説のブログ。最新更新 2017年4月

マレーシアマイセカンドホームプログラムの2014年2か月間の新規参加者数を分析

2014年05月26日 | 参加者数の統計と解説

観光省翼下にあるマレーシアマイセカンドホームプログラム当局は最近、マレーシアマイセカンドホームプログラムに参加を認められた2014年2か月間の新規参加者数と国別トップ10など及びこれまでの累計から成る、プログラム参加者数統計を発表しました

注記:当記事で用いる数字は全て、観光省翼下のマレーシアマイセカンドホームプログラム当局または観光省がそれぞれの公式サイトで発表する公式統計からの出典です。
また当ブログで詳細に説明しているプログラム参加の条件と規則は、全てマレーシアマイセカンドホームプログラム公式サイトの基準ページである英語ページまたはプログラム当局が発行している英語文書類またはマレーシアマイセカンドホームセンター職員による口頭説明を基にしています。他の言語による翻訳ページ、日本語の二次情報などは一切関知しません。

マレーシアマイセカンドホームプログラムにおける2014年2か月間の特徴 

  • 日本人の参加者数は対前年同期比で 16%減少した。
  • 中国からの参加者数が全体の過半数を占めた。


【2014年1月から2月までの、マレーシアマイセカンドホームプログラムの新規参加者数】
新規参加者とは、マレーシアマイセカンドホームプログラム当局に参加の申請をして、承認が下りた人のことを言う。

A. 日本の新規参加者数 -月別統計
1月 49人、2月 52人、3月 人、4月 人、5月 人、6月 人
計:101人

参考までに過去2年間の新規参加者数を月別に示します(上半期のみ):
2013年:1月 78人、2月 42人、3月 59人、4月 59人、5月 48人、6月 47人
2012年:1月 42人、2月 83人、3月 99人、4月 49人、5月 47人、6月 69人、

従って2014年2か月間は、昨年同期間の合計 120人より19人少なく、減少率 16%である。下記に示した2014年2か月間の全世界の新規参加者は 60%増加しているので、日本は減少が目立つことになる。

B. 国別の2か月間の新規参加者数
1位:中国 358人、 2位:日本 101人、3位:バングラデシュ:58人、4位:英国 25人、 5位:韓国 22人、
6位:台湾 16人、7位:シンガポール 12人、8位以下は一桁人数です。

C. 世界中からの新規参加者数合計
世界各国からの 2014年2か月間の新規参加者数の合計 703人、 
比較として 2013年2か月間の合計は 438人。従って2014年は対前年同期比で 265人多く、60%も増加している。


【イントラアジアの分析とコメント】

あらかじめ、2014年3月20日付け記事 『改定:マレーシアマイセカンドホームプログラムの2013年の新規参加者数を分析 - 日本は 739人』に目を通されることをお勧めします。

1.日本の新規参加者数小計は、過去2年のそれと比べるとやや減少はしているが、1か月の人数が50人前後であることを見れば、過去2年の1か月平均参加者数に大体等しいとも言える。今後もこのペースで新規参加者が続いていくことを期待します。

2. 今年2か月間の合計人数を対前年同期と比べると、日本は 16%減となった。一方中国は実に 2.8倍弱と驚異的に増えている。2012年、2013年の年間順位は、中国が1位、日本が2位、バングラデシュが3位なので、順位傾向は変わっていないが、その中身は大いに変化している。

3. 世界各国からの新規参加者数合計が昨年同時期比で60%も増加したといっても、その中身は中国が上記のように2.8倍弱も増えたからです。中国1か国で世界中からの新規参加者数の 51%も占めている。

4. 2013年1年間の統計では中国が突出した1位であり、全体の36%も占める現象は際立つ、とイントラアジアは今年3月に掲載した記事の中で書いた。しかしもはや、中国からの新規参加者数は突出を超えてマレーシアマイセカンドホームプログラムを独占している。

中国だからということではなく、ある1か国からの参加者が全体の過半数を占めるという状況は、プログラムにとって不健康な状況であり、プログラムが持つ理念を逸脱させてしまっている。

中国からの新規参加者がこれほどまでに他国を圧倒している状況は、中国人申請者を扱うプログラム代理業者と中国人参加者を主対象として不動産開発を進める不動産デベロッパーとその代理業者が喜ぶだけですね。

5.マレーシアマイセカンドホームプログラムの理念に照らし合わせて、観光省とマレーシアマイセカンドホームセンターは早急に対処策を取るべきではないだろうか。

・プログラム参加者がアジア人に偏り過ぎてしまっている現状を是正すべく、欧州、オセアニアなどアジア以外からの参加者を少しでも増やすような奨励策を取り入れる。
・ある1か国からの参加者が全体に占める割合に上限を設ける:例えば3分の1.


以前の記事でイントラアジアは次のように書きました:
「2013年の現在はマレーシアマイセカンドホームプログラムに関する政府と観光省の捉え方は10年ほど前の頃とは幾分違うが、マレーシアマイセカンドホームプログラムのあるべき観点から捉えたら、単年度においてある1か国がこれほど大きな比率を占めるのは、決して好ましい現象とは思えない。」

この観点は益々強まっています。
観光省とマレーシアマイセカンドホームセンターは毎年の参加者数の多さだけを目標とするのではなく、デベロッパーや代理業者が喜ぶプログラムの現在のあり方から、できるだけ多国籍の参加者が享受できるようなプログラムに体質を変えていくべきだと思う。


ペナン島の住宅写真と地図の連載、 シリーズ第2回

2014年05月13日 | マレーシアの住居知識と情報

これまで既に『ペナン島の住宅写真と地図の連載』は第1回を掲載しました。

初めてご覧になる方は、まず始めに2013年2月19日付け記事-『クアラルンプール圏及びペナン島の住宅写真と地図の連載を始めました』 をご覧ください。当ブログページ左側にあるカテゴリーの中から ”マレーシアの住居知識と情報”をクリックすると見つけやすいですよ。

【Picasa ウエブアルバムの閲覧にあたって】

閲覧のための説明です:

  • 当ブログの記事内にPicasa ウエブアルバムの都市写真シリーズへのリンクを示します。
  • そのタイトル(写真と地図、シリーズ何回)をクリックすると別ページで開きます。
  • Picasaのメンバーに登録していなくても、もちろん閲覧できる。
  • 写真を1枚づつクリックすると、その地理位置がGoogle 地図でわかる。
  • 地図は閲覧者が拡大したり位置を移動することができますので、読者の見やすい形でご覧になれます。
  • 写真をスライドショーにして連続してみることもできる。
  • 全ての写真には短い説明を付けました。
  • 詳しいことは、ウエブ上で Picasa のヘルプをクリックして知ることもできる。

 『クアラルンプール圏 / ペナン島 の住宅写真と地図の連載シリーズ』は閲覧だけなら特に細かな Picasa操作知識は要りませんので、誰でも容易に閲覧できます。

注意点

  1. Picasa ウエブアルバムでは閲覧者のOSまたはブラウザーの種類を判断して、自動的にカタカナが一部表示される仕組みになっている。これは非常におせっかいな機能です。カタカナ読みは間違いが多いので一切無視してください。(おそらく何語であれ一律に英語読みするプログラムになっていることから、マレーシアにおける発音とかけ離れている)
  2. Goole マップは決して最新地図情報を示していません。クアラルンプール圏だけを見ても比較的最近の情報と思える地域部分もあれば、5年以上前ではなかろうかと思えるような地域部分も一杯あります。ペナン島も同様です。最近の新興開発地・施設はほとんど表示されていないと考えておいた方が無難です。

この点を踏まえた上で、Googleマップは大いに有用な場所知識を与えてくれます。

【ペナン島の住宅写真と地図、 シリーズ第2回】

ペナン島の住宅写真と地図 -シリーズ第2回


【イントラアジアのひとこと】

クアラルンプール圏、ペナン島に限りませんが、住宅写真と地図シリーズで掲載している写真は全て、イントラアジアが公共交通機関のバス、電車を使って移動し、徒歩で歩き回って撮影した写真です。
自家用車やタクシーに乗らないと行けないような撮影場所はありません。つまり一部の遠景ズーム写真を除いて、被写体になっている住居や目印のショッピングセンターなどは全て、徒歩、バス、電車で到達できます。


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【 Intraasia から2016年8月末のお知らせ】
Google が Picasa ウェブ アルバム利用者に次のようなお知らせ(抜粋)を送ってきました。
2016 年 5 月 1 日をもって、Picasa ウェブ アルバムはサービスを終了します。
ご利用いただけなくなるリンク
・ウェブサイトに埋め込まれたスライドショー。
・ウェブサイトに埋め込まれた Picasa ウェブ アルバムのアルバムや写真

Picasa ウェブ アルバムのサービス終了後は、以下の機能をご利用ください。
・あらゆるアルバムやメタデータはアルバム アーカイブからご覧いただけます。

ということで、当ブログで掲載している『クアラルンプール圏/ ペナン島の住宅写真と地図の連載シリーズ』でリンクしている Picasa ウェブ アルバム は全て無効となりました。写真の説明、Googleマップ上への位置表示などのデータは全て抹消されたようで、もう見ることができません。

唯一残されたデータは、アルバム アーカイブに自動移行された住宅の写真だけです。つまり『住宅写真と地図の連載シリーズ』における情報は全ての住宅写真が閲覧できるが、説明もマップもありません。

 Picasa ウェブ アルバムは何年か前に、Googleが買収して翼下に収めました。その数年後 Googleは廃止を決めた。Web サービスの存廃や変更は頻繁であることが知られているように、提供元企業の恣意的判断下にあるということを示す一例ですね。