マレーシア マイセカンドホーム  -シニア世代の海外ロングステイ-

マレーシアにロングステイする”マレーシアマイセカンドホームプログラム”の情報と解説のブログ。最新更新 2017年4月

クアラルンプール圏及びペナン島の住宅写真と地図の連載を始めました

2013年02月19日 | マレーシアの住居知識と情報

【住宅写真と地図シリーズを始めるにあたって】

マレーシア住宅不動市場の現況と近い将来の姿を示すために、細かな統計数字を使った記事を昨年以来2回掲載して、その(あくまでも)一端を紹介しました。そして今年はこの統計数字を使った記事をいくつか掲載して、マレーシア住宅市場の姿をさらに紹介していくつもりです。

加えて、この統計的手法とは別の方法でも、マレーシア住宅市場の現況を読者の皆さんに紹介していきます。それが今回の記事を第1回とする、住宅写真とGoogle地図による案内シリーズです。

クアラルンプール圏のいろんな地区をバスまたは電車で移動して、街を歩きながら住宅及びその地の代表的目印を写したものをネット上に掲載します。
自分の足で街歩きすることをモットーとするイントラアジアならではの手法です。

写真紹介の対象都市はまず、イントラアジアの居住地がクアラルンプールであるため泊りがけで出かける必要のない、クアラルンプール圏となります。加えて、時々訪れているペナン島も含めます(一部は既に撮影済み)。
さらに他の都市へも対象を広げるつもりですが、具体的にいつ頃になるかは予算の都合があるため(笑)、その都度決めます。

【Picasa のウエブアルバムを利用します】

撮影した写真を整理した後ネット上に掲載する際、当ブログまたはイントラアジアのホームページに掲載することを最初考えましたが、ブログの特徴上写真をたくさん載せると分かりにくくなることがありますし、加えて地図の表し方に難点がでます。ホームページの場合写真表示は向いているのですが、地図の示し方に難点が出ます。

そこでいろいろ考えた、探した末、Picasa のウエブアルバムを利用します。このプログラムの優れた点は、Google の地図に撮影した写真の位置を示せることです。Picasa アプリ類自体がGoogle のサービス下にあるからです。

それでは閲覧のための説明です:

  • 当ブログの記事内に Picasa ウエブアルバムの都市名ページのリンクを示します。
  • そのリンクをクリックすると別ページで開きます。
  • Picasaのメンバーに登録していなくても、もちろん閲覧できる。
  • 写真を1枚づつクリックするとその地理位置がGoogle 地図でわかる。
  • 地図は閲覧者が拡大したり位置を移動することができますので、読者の見やすい形でご覧になれます。
  • 写真をスライドショーにして連続してみることもできる。
  • 全ての写真には短い説明を付けました。

閲覧だけなら特に細かな Picasa操作知識は要りませんので、容易に閲覧できます。
詳しいことは、ウエブ上で Picasa のヘルプをクリックして知ることもできる。

注意点
1.Picasa ウエブアルバムでは閲覧者のOSまたはブラウザーの種類を判断して、自動的にカタカナが一部表示される仕組みになっている。これは非常におせっかいな機能です。カタカナ読みは間違いが多いので(おそらく何語であれ一律に英語読みするプログラムになっていることから、マレーシアにおける発音とかけ離れている)、一切無視してください。

2.Goole マップは決して最新地図情報を示していません。クアラルンプール圏だけを見ても比較的最近の情報と思える地域部分もあれば、5年以上前ではなかろうかと思えるような地域部分も一杯あります。ペナン島も同様です。最近の新興開発地・施設はほとんど表示されていないと考えておいた方が無難です。

この点を踏まえた上で、Googleマップは大いに有用な場所知識を与えてくれます。

【クアラルンプール圏の住宅と地図シリーズ 第1回】

クアラルンプール圏の住宅写真と地図 - シリーズ第1回

 

【住宅写真と地図シリーズは非定期的に掲載し、長く続く】

国内で最も住宅数の多いクアラルンプール圏ですから、この住宅写真と地図-案内シリーズは、今後長く続きます。ただし次の掲載予定時期を示さない非定期的な掲載になりますことは、承知おきください。

当ブログは以前から記事内で強調していますように、
”ロングステイ地ではその地のスタイルにできるだけまたはある程度は馴染もうとされる方、日本人コミュニティーと付かず離れずに暮らしたい方”、 ”マスコミや業者が創り出している海外ロングステイのイメイージにこだわらない人” を応援します。 ”日本人コミュニティー内だけで暮らすつもり、暮らしたい”場合のことは扱いません。
21世紀の現代は携帯電話、スマートフォン、ネット接続パソコンを使えば、(隣近所ではない)離れている在マレーシアの日本人とも容易につながりは持てますよね。

従いまして、住宅写真を撮る際に、日本人が居住している、居住していない、有名である、有名でない、といったことは全く撮影上の考慮点ではありません。


マレーシアマイセカンドホームプログラムの参加者数 -2012年9か月間で日本が最多の新規参加者数

2013年02月04日 | 参加者数の統計と解説

マレーシア観光省の公式サイトには統計がごく少ないながら載っています。
その中にマレーシアマイセカンドホームプログラムの参加者統計があります。この統計の出典はMM2H Centre(マレーシアマイセカンドホームセンター)となっている。

マレーシアマイセカンドホームセンター(MM2H Centre)は観光省翼下の機構であり、且つマレーシアマイセカンドホームプログラムは観光省つまり国家認定プログラムですから、観光省サイトにその統計が載せてあるのは不思議ではありません。

問題はマレーシアマイセカンドホームプログラムの公式サイト(もちろん、基準である英語ページのこと)です。 こちらは更新が非常に少なく、同時に統計データの掲載も遅い。従って 2013年1月末時点では、MM2H Centreサイトは観光省統計ページ掲載の最新データを載せていない。しかも不思議なことに、国別参加者数データを全て省いて掲載していることです。
だからイントラアジアは、当ブログの2012年12月20日付け記事 『マレーシアマイセカンドホームプログラムの新規参加者の半数は東アジアの国々から』 内で、マレーシアマイセカンドホームセンターを批判するような言葉を書かざるを得なかった。

【マレーシアマイセカンドホームプログラム参加者統計の最新データ】

そこで今回の記事では、マレーシア観光省掲載のマレーシアマイセカンドホームプログラム参加者統計の最新データを紹介します。

特徴

  • 2012年は9月までの9か月間の統計である。
  • 世界中からの新規参加者数の合計において、2012年は9か月間ながら既に過去最高の2005年とほぼ同じ人数を記録。よって2013年が過去最高の新規参加者数になるのは100%確実です。
  • 国別新規参加者数で、2012年は9月時点で日本がトップである。


A. プログラム新規参加者総数(プログラム参加の承認を受けた、世界各国からの新規参加者数)年別統計
2002年:818人、2003年:1645人、2004年:1917人、2005年:2615人、2006年:1729人、2007年:1503人、2008年:1512人、2009年:1578人、2010年:1499人、2011年:2387人、2012年9月:2606人、

B. 2012年9月までにプログラム参加の承認を受けた、新規参加者数の国別統計
1位:日本 627人、2位:中国 558人、3位:バングラデシュ 348人、4位:イラン 187人、5位:英国 117人、6位:オーストラリア 87人、7位:パキスタン 84人、8位:韓国 67人、9位:シンガポール 64人、10位:台湾 59人、

C. ダントツに参加者数の多いトップ2か国である日本と中国を比べます(カッコ内の数字は新規参加者総数に占める割合):
日本:2011年が423人 (17.7%)、2012年9月まで 627人(24.1%)
中国:2011年が405人 (17.0%)、2012年9月まで 558人 (21.4%)

D. 日本人新規参加の承認者数の推移
2002年:49人、2003年:99人、2004年:42人、2005年:87人、2006年:157人、2007年:198人、
2008年:210人、2009年:169人、2010年:195人、2011年:423人、2012年9月:627人(下記の追記参照)、

2012年だけを見ると、
1月 42人、2月 83人、3月 99人、4月 49人、5月 47人、6月 69人、7月 65人、8月 104人、9月 69人、

2013年2月下旬追記:ごく最近発表された統計では11月分まで載っている: 10月 84人、11月 70人、従って11月までで計781人となる。

E. プログラム新規参加者の国別累計(プログラム参加の承認を受けた、国別の新規参加者数、2002年から2012年9月までの累計)
1位:中国 3415人、2位:バングラデシュ 2430人、3位:日本 2256人、4位:英国 1906人、5位:イラン 1224人、 6位以下は3桁人数となる。

【イントラアジアのコメント】

日本人新規参加者数は2011年に劇的といえるほど増加しました。その潮流が2012年も続いており、さらに大幅に増えている。マスコミ報道から推測すると、2012年は中国が最多新規参加者国になるかもしれないと思いましたが、9月までの数字からは日本が2年連続トップ国になる可能性が高そうです。参加者累計では、おそらくバングラデシュを抜きそうですね。

2012年8月の104人という数は、1か月に100人の大台を超えたという記念的な意味を持つのではないでしょうか。10月から12月までを含めた2012年1年間の統計はいずれ発表されるはずです、年間新規参加者数が 800人を超えそうです。イントラアジアが当ブログで過去に書いた、日本人参加者数に関する記事での予測数をはるかに凌駕する人数です。

イントラアジアは先日の記事に次のように書きました:「そもそもイントラアジアは1996年以来マレーシアを伝え続けています。雨が降ろうと晴れようと、日本人の間でマレーシアへの関心が低かろうと高かろうと、書き続けてきたこの分野の専門者です。そういう背景の中で、この数年、日本人のマレーシアマイセカンドホームプログラムの参加者数が増え、それに対する関心が高まってきたことはうれしく思います。」


イントラアジアはマレーシアを始めとした東南アジアに長年打ち込んでおり、日本のことは日本へ行ったときだけ直に接するだけです。そのため日本情報には疎くなり、日本における海外ロングステイ事情にも特に詳しくありません。こうしたことから、この2年間の日本人のプログラム新規参加者数の驚異的な増加に驚いています。

一方、日本へ行ったときに見聞する事情と情報から及び長年のインターネットサイト・ブログ運営者としての判断から、日本人一般のマレーシアに対する捉え方に大きな変化が現れたとはとても思えないし、日本人のマレーシア訪問者数は2000年以降、2003年を除いて、30万人から45万人ぐらいの間を推移している (下記の参考情報を参照)。 事実例えば、ムスリムに対するステレオタイプの捉え方は変わっていない、マレーシア華人を未だに”中国人”と呼んでいる人たちが非常に多い、ことなどを見ても、マレーシアに関する知識と情報が日本人の間で向上したとはとても思えません。

なぜマレーシアマイセカンドホームプログラム参加者数だけがこの2年驚異的な増加を記録しているのだろう? というのが、イントラアジアの正直な思いです。

なぜなら当ブログの2009年4月21日付け記事 『日本人のマレーシアマイセカンドホーム参加者数を考察する』 内で、当時次のように結論付けたからです:
「日本人のマレーシアマイセカンドホームプログラムの年間新規参加者数が、将来現在の3倍増、4倍増にもなるというのは非現実的な予測だ」

イントラアジアの予測は間違いでした。しかし嬉しい誤算でもあります。これだけ日本人新規参加者が増えている現状を考えれば、このブログで今後も情報発信を続けていくし甲斐がより増えたといえますね。

参考情報
日本人のマレーシア訪問者数に関して、当ブログの上記引用記事 『日本人のマレーシアマイセカンドホーム参加者数を考察する』 内で次のように書きました:
「日本人のマレーシア観光訪問者数をこの10年間で見ると、おおよそ年間30万人から40数万人の間を推移しています。マレーシア観光に要する料金・費用の変化にも関わらず、今後もこの範囲を外れることはなさそうです。その主たる理由は、日本人一般にとってのマレーシア人気があまり変化しそうにないことだといえます。つまりマレーシアへの先入観念とマレーシアのイメージが大きく変わることは考えられないからです。」
以上引用分

日本人訪問者数の変遷の正確な姿をイントラアジアのホームページの 『今週のマレーシア』コラムから示しておきます(原典はマレーシア観光省発表の外国人旅行者のマレーシア訪問数統計):
2000年 45万6千人、2001年 39万7千人、2002年 35万4千人、2003年 21万3千人、
2004年 30万1千人、2005年 34万人、2006年 35万4千人、2007年 36万7千人、
2008年 43万3千人、2009年 39万5千人、2010年 41万5千人、2011年 38万6千人、
2012年 47万人 (2012年分はごく最近発表されたばかり)、