マレーシア マイセカンドホーム  -シニア世代の海外ロングステイ-

マレーシアにロングステイする”マレーシアマイセカンドホームプログラム”の情報と解説のブログ。最新更新 2017年4月

マレーシアマイセカンドホームプログラムの2013年7か月間の新規参加者数

2013年09月12日 | 参加者数の統計と解説

観光省翼下にあるマレーシアマイセカンドホームプログラム当局はごく最近、マレーシアマイセカンドホームプログラムに申請して新に参加を認められた2013年7か月間の新規参加者数とこれまでの累計から成る統計を発表しました。

当ブログ記事で用いる数字は全て、観光省またはプログラム当局が発表する公式統計からの出典です。

【2013年1月から7月までの、マレーシアマイセカンドホームプログラムの新規参加者数】
新規参加者とは、マレーシアマイセカンドホームプログラム当局に参加の申請をして、承認が下りた人のことを言う。

日本
1月 78人、2月 42人、3月 59人、4月 59人、5月 48人、6月 47人
7月 44人、小計:377人

参考までに2012年の新規参加者数を月別に示します:
1月 42人、2月 83人、3月 99人、4月 49人、5月 47人、6月 69人、
7月 65人、8月 104人、9月 69人、10月84人、11月 70人、12月 35人、

詳しくは当ブログの2013年4月2日付け記事 『マレーシアマイセカンドホームプログラムの2012年新規参加者数 -日本は過去最高となる年間800人を超えた』 をご覧ください。

従って2013年7か月間は、昨年同期間の合計 454人より77人少なく、減少率 17%である。

国別の7か月間の新規参加者数
1位:中国 532人、 2位:日本 377人、3位:バングラデシュ:112人、4位:英国 79人、 5位:シンガポール 75人、
以下、6位が台湾で58人、7位がオーストラリアで52人、8位が韓国で48人、それ以下はごく少ない人数です。

 世界各国からの 2013年7か月間の新規参加者数の合計 1659人、 
比較として 2012年7か月間の合計は 1957人、


【イントラアジアのコメントと分析】

A. 日本は今年7月までの計で対前年同期比 17%減となった。中国は逆に 31%増と大幅に増えている。そのため2013年は1月から中国が1位、日本が2位という順位が変わらず続いている。

B. 世界各国からの新規参加者数合計が、昨年同時期比で15%減少している中、中国が大幅増している現象は際立つ。なおシンガポールと台湾も大幅に増加しているが、2012年同時期の参加人数は各40人台に過ぎなかったので、増加率が大きく示されても実数が大きく増えたわけではない。

C. プログラム開始の2002年から2012年までの新規参加者総累計でも、2012年単年度の新規参加者数においても、トップ3か国は中国と日本とバングラデシュです。今年7か月間の人数を比べてもこの傾向は変わっていないが、中国と日本の新規参加者数は際立って多い。

D. 2013年7月までの合計では、中国と日本の2か国だけで全体の 55%も占めている。
この両国が全体に占める比率を見ると、2012年7月までの合計では 44%、2012年1年間合計では 48%を占めたので、2013年7か月間の傾向はあまり変わっていない、むしろ中国と日本の両国によるプログラム参加者寡占化が進んでいると言える。

両国による寡占化が進んでいる要因として、これまで2位に比較的近い3位を維持してきたバングラデシュが、順位自体は3位のままだが、2013年は大きく新規参加者数を減らしていることがあげられる。

E. 2013年も年間新規参加者数トップ国の座を日本と中国が争っているが、7か月間の傾向を見ると、中国がトップになる可能性は高そうです。
日本:2011年 423人、2012年 816人、
中国:2011年 405人、2012年 731人、

F. 世界各国からの新規参加者数合計を見ると、2013年7月までの合計 1659人は2012年同時期の合計計 1957人より約15%減っている。

どうやら、2013年の新規参加者数合計は昨年のそれよりやや少なくなりそうですが、あと5か月間あるので結論づけはまだ早いと言えるかもしれません。いずれにしろ、それを決める最大要因は、中国と日本からの参加者数にかかっています。

なお今年7か月間でみると、中国1か国の新規参加者数が全体の新規参加者数の3分の1も占めている。マレーシアマイセカンドホームプログラムのあるべき観点から捉えたら、決して好ましい現象とは思えない。


当ブログでは、マレーシア当局が年に数回発表するマレーシアマイセカンドホームプログラム参加者数統計に合わせて、その時点での統計値と分析を記事にして掲載しています。