【社会訪問パスの説明】
マレーシアマイセカンドホームプログラムでは、プログラムに申請して参加を承認された人には社会訪問パス(Social Visit Pass)が与えられます。つまりこのパスを持っていることで、具体的には参加者が所持するパスポートに捺される、参加者はマレーシアに長期滞在することができるわけです。
ところで社会訪問パスはビザではありませんよ、ビザというのは入国のための査証です。”マレーシアマイセカンドホームビザ”なんてものは存在しませんし、形容矛盾です。いい加減なことを書いてる人たちの話に注意しましょう。
社会訪問パスは労働に従事する、雇用される、ビジネスや商売を行う、といったことが禁止されているパスです。一般にマレーシアを旅行・観光のために訪問する、友人・知人・家族を訪ねるために入国する外国人が授与されるパス、つまり滞在許可証です。
注:マレーシアマイセカンドホームプログラムでは、参加者の内で当局から許可を受けた人だけは特定の雇用者の下で限定時間数のパートタイム労働に従事することができる、という1種の例外規定がある。
マレーシア内務省翼下のImigresen は、外国人の国籍によって社会訪問パスを与える滞在期間をそれぞれ定めています。日本人の場合は最長90日です。ですからほとんどの日本人旅行者はマレーシア入国時に90日間有効の社会訪問パス(Social Visit Pass)をパスポートに捺されるはずです。しかし外国人訪問者にとって、その社会訪問パスにおいて最長期間を認めてもらうのは権利ではありません、そこで日本人であっても、中には60日であったり、30日であったりする例も出てきます。
出入国検査場では Imigresen 係官の判断によって、ある外国人入国者に滞在許可証(パス)を与える、与えない、その許可期間をどれだけにするかが決まります。これはマレーシアであれ、日本であれ、タイであれ、細部や一部用語の違いはあっても概ね同じですね。
【社会訪問パスは10年経過したら更新ができる】
マレーシアマイセカンドホームプログラムの公式サイトには
「(授与した)社会訪問パスは当初10年間になる、そしてその社会訪問パスは更新することができる。」
と書かれています。
イントラアジア注:この滞在許可証を与える権限を持つ役所は Imigresen であり、観光省翼下のマレーシアマイセカンドホームプログラム当局ではありません。ですからPutrajaya にあるマレーシアマイセカンドホームセンターの中にImigresenの出張所があり、Imigresen 係官が常駐しているのです。マレーシアマイセカンドホームプログラム当局とImigresen の役割と権限の違いを混同しないようにしましょう。
【パスポートを変更・更新した場合の手続き】
a. パスポートを変更したことで手続きをする際は、プログラム参加者本人が Imgigresen(の本庁、州本部)へ行かなければなりません。
イントラアジア注:いつもながらの舌足らずの文章です。原文では単にImigresen と書かれているが、これでは不十分なので補って訳しました。こういった外国人対象の特定事項を扱えるのは Imigresen のどの支所・支庁でもいいということにはなりません。半島の場合は Putrajaya にある本庁、サバ州での参加者はコタキナバルのImigresen本部、サラワク州での参加者はクチンのImigresen 本部に限るとのことです。
b. その際その者(プログラム参加者)は次の書類を持参する必要がある、同時に支払いも伴います:
注書き:最初にプログラム参加を認められた際、その保持するパスポートの有効期限が10年より短かったために社会訪問パスの年数が丸々10年間もらえなかったプログラム参加者がいます。そういう方の場合、上記の手続きに従うことで、新しいパスポートに変更・更新した時に残りの年数分の社会訪問パスがもらえます。
イントラアジア注:プログラム参加の承認が降りた時点でパスポートの残り有効期限が丸々10年あるという人は少ないでしょうから、これは多くの日本人参加者に関係することだといえますね。
【追記(12月30日):疑問または不明瞭な点がある】
マレーシアマイセカンドホームプログラム公式サイトに載っている”新しく申請”というページの最後の方に次のように書かれている:
15.社会訪問パスの料金は1年あたり RM 90:社会訪問パスはパスポートの有効期限に基いて与えます(最長10年)。
以上
ところでこのページの提出先住所は未だに(2011年12月末においても)
Malaysia My Second Home Centre、Ministry of Tourism, Malaysia
Level 23, Menara Dato' Onn Putra World Trade Centre
50695 Kuala Lumpur
という旧住所になっている。いつもながらマレーシアマイセカンドホームプログラム当局は公式サイトに載せている自身の情報に鈍感です。
一方”更新というページには次のように載っている:
更新 - 5年経過後
a. (更新する)申請者は本人が Imgigresen本庁または最初に承認を出したその Imigresen州本部へ行かなければなりません。
b. 必要書類と料金はここでは省略します(Intraasia注)
更新 - 10年経過後
a. (更新する)申請者は本人が Imgigresen本庁へ行かなければなりません。
b. 必要書類と料金はここでは省略します(Intraasia注)
以上
「(授与した)社会訪問パスは当初10年間になる、そしてその社会訪問パスは更新することができる。」と公式サイトに掲げ、且つパスポートの変更・更新を説明したページでは、社会訪問パスは最長10年と書いておきながら、別の箇所である”更新”ページでは 上記のように ”更新 - 5年経過後” と書かかれている。
マレーシアマイセカンドホームプログラム公式サイトにおける、この矛盾したともいえる不明瞭な記述は、プログラムに興味を持つまたは直接申請を考えている人たちに疑問、困惑を与えることになります。
公式サイトの基準である英文及びその構成と内容が不十分、時には不正確、であることを、イントラアジアは当ブログでしばしば苦言を呈しています。規定文というのは二重解釈の可能性やあいまいさ、重要事項の言及漏れはあってはなりません。ここで指摘したのはその典型的な一例ですね。
ということでそのうちにまた Putrajaya のマレーシアマイセカンドホームセンターを訪れて、疑問点を確認しなければなりませんなあ。
【イントラアジアから年末のあいさつ】
今年1年当ブログを訪問していただきありがとうございました。
2011年はマレーシアマイセカンドホームプログラムへの日本人新規参加者が大幅に増えるという喜ばしい年になりました。来年も日本人新規参加者がこの調子を継続していきますように。
そして当ブログにおきましては、引き続きイントラアジアならではの切り口で、及び正確で詳しい説明・解説をモットーに来年も更新していきます。2012年も当ブログをどうぞよろしく。
マレーシアマイセカンドホームプログラムでは、プログラムに申請して参加を承認された人には社会訪問パス(Social Visit Pass)が与えられます。つまりこのパスを持っていることで、具体的には参加者が所持するパスポートに捺される、参加者はマレーシアに長期滞在することができるわけです。
ところで社会訪問パスはビザではありませんよ、ビザというのは入国のための査証です。”マレーシアマイセカンドホームビザ”なんてものは存在しませんし、形容矛盾です。いい加減なことを書いてる人たちの話に注意しましょう。
社会訪問パスは労働に従事する、雇用される、ビジネスや商売を行う、といったことが禁止されているパスです。一般にマレーシアを旅行・観光のために訪問する、友人・知人・家族を訪ねるために入国する外国人が授与されるパス、つまり滞在許可証です。
注:マレーシアマイセカンドホームプログラムでは、参加者の内で当局から許可を受けた人だけは特定の雇用者の下で限定時間数のパートタイム労働に従事することができる、という1種の例外規定がある。
マレーシア内務省翼下のImigresen は、外国人の国籍によって社会訪問パスを与える滞在期間をそれぞれ定めています。日本人の場合は最長90日です。ですからほとんどの日本人旅行者はマレーシア入国時に90日間有効の社会訪問パス(Social Visit Pass)をパスポートに捺されるはずです。しかし外国人訪問者にとって、その社会訪問パスにおいて最長期間を認めてもらうのは権利ではありません、そこで日本人であっても、中には60日であったり、30日であったりする例も出てきます。
出入国検査場では Imigresen 係官の判断によって、ある外国人入国者に滞在許可証(パス)を与える、与えない、その許可期間をどれだけにするかが決まります。これはマレーシアであれ、日本であれ、タイであれ、細部や一部用語の違いはあっても概ね同じですね。
【社会訪問パスは10年経過したら更新ができる】
マレーシアマイセカンドホームプログラムの公式サイトには
「(授与した)社会訪問パスは当初10年間になる、そしてその社会訪問パスは更新することができる。」
と書かれています。
イントラアジア注:この滞在許可証を与える権限を持つ役所は Imigresen であり、観光省翼下のマレーシアマイセカンドホームプログラム当局ではありません。ですからPutrajaya にあるマレーシアマイセカンドホームセンターの中にImigresenの出張所があり、Imigresen 係官が常駐しているのです。マレーシアマイセカンドホームプログラム当局とImigresen の役割と権限の違いを混同しないようにしましょう。
【パスポートを変更・更新した場合の手続き】
a. パスポートを変更したことで手続きをする際は、プログラム参加者本人が Imgigresen(の本庁、州本部)へ行かなければなりません。
イントラアジア注:いつもながらの舌足らずの文章です。原文では単にImigresen と書かれているが、これでは不十分なので補って訳しました。こういった外国人対象の特定事項を扱えるのは Imigresen のどの支所・支庁でもいいということにはなりません。半島の場合は Putrajaya にある本庁、サバ州での参加者はコタキナバルのImigresen本部、サラワク州での参加者はクチンのImigresen 本部に限るとのことです。
b. その際その者(プログラム参加者)は次の書類を持参する必要がある、同時に支払いも伴います:
・古いパスポートと新しいパスポート
・新しいパスポートの複写
・IM 12 書式
・社会訪問パスの料金として1年につきRM 90を Imigresen宛てに支払う
・定期預金証書
・新しいパスポートの複写
・IM 12 書式
・社会訪問パスの料金として1年につきRM 90を Imigresen宛てに支払う
・定期預金証書
注書き:最初にプログラム参加を認められた際、その保持するパスポートの有効期限が10年より短かったために社会訪問パスの年数が丸々10年間もらえなかったプログラム参加者がいます。そういう方の場合、上記の手続きに従うことで、新しいパスポートに変更・更新した時に残りの年数分の社会訪問パスがもらえます。
イントラアジア注:プログラム参加の承認が降りた時点でパスポートの残り有効期限が丸々10年あるという人は少ないでしょうから、これは多くの日本人参加者に関係することだといえますね。
【追記(12月30日):疑問または不明瞭な点がある】
マレーシアマイセカンドホームプログラム公式サイトに載っている”新しく申請”というページの最後の方に次のように書かれている:
15.社会訪問パスの料金は1年あたり RM 90:社会訪問パスはパスポートの有効期限に基いて与えます(最長10年)。
以上
ところでこのページの提出先住所は未だに(2011年12月末においても)
Malaysia My Second Home Centre、Ministry of Tourism, Malaysia
Level 23, Menara Dato' Onn Putra World Trade Centre
50695 Kuala Lumpur
という旧住所になっている。いつもながらマレーシアマイセカンドホームプログラム当局は公式サイトに載せている自身の情報に鈍感です。
一方”更新というページには次のように載っている:
更新 - 5年経過後
a. (更新する)申請者は本人が Imgigresen本庁または最初に承認を出したその Imigresen州本部へ行かなければなりません。
b. 必要書類と料金はここでは省略します(Intraasia注)
更新 - 10年経過後
a. (更新する)申請者は本人が Imgigresen本庁へ行かなければなりません。
b. 必要書類と料金はここでは省略します(Intraasia注)
以上
「(授与した)社会訪問パスは当初10年間になる、そしてその社会訪問パスは更新することができる。」と公式サイトに掲げ、且つパスポートの変更・更新を説明したページでは、社会訪問パスは最長10年と書いておきながら、別の箇所である”更新”ページでは 上記のように ”更新 - 5年経過後” と書かかれている。
マレーシアマイセカンドホームプログラム公式サイトにおける、この矛盾したともいえる不明瞭な記述は、プログラムに興味を持つまたは直接申請を考えている人たちに疑問、困惑を与えることになります。
公式サイトの基準である英文及びその構成と内容が不十分、時には不正確、であることを、イントラアジアは当ブログでしばしば苦言を呈しています。規定文というのは二重解釈の可能性やあいまいさ、重要事項の言及漏れはあってはなりません。ここで指摘したのはその典型的な一例ですね。
ということでそのうちにまた Putrajaya のマレーシアマイセカンドホームセンターを訪れて、疑問点を確認しなければなりませんなあ。
【イントラアジアから年末のあいさつ】
今年1年当ブログを訪問していただきありがとうございました。
2011年はマレーシアマイセカンドホームプログラムへの日本人新規参加者が大幅に増えるという喜ばしい年になりました。来年も日本人新規参加者がこの調子を継続していきますように。
そして当ブログにおきましては、引き続きイントラアジアならではの切り口で、及び正確で詳しい説明・解説をモットーに来年も更新していきます。2012年も当ブログをどうぞよろしく。