マレーシア マイセカンドホーム  -シニア世代の海外ロングステイ-

マレーシアにロングステイする”マレーシアマイセカンドホームプログラム”の情報と解説のブログ。最新更新 2017年4月

Intraasia は新しいブログを開設しました ー2023年10月

2023年10月09日 | お知らせ兼宣伝
新しいブログ公開のお知らせ

10数年ぶりだろう、Intraasia はこの goo blog システムを利用して新しいブログを開設し、2023年10月初めから公開しました。そこでこの場で自己宣伝をさせてください。

ブログのタイトル(長い名称です)
JRと私鉄は駅名の外国語併記の際、日本語の発音/呼称を表わさない中国漢字を使うのではなく、表音文字ピンインで表記すべきだ
 
ブログの概要 
駅名の外国語併記に中国漢字が使われている。しかし中国漢字は日本語の音を消してしまう。この欠点をなくす代替策を提言する。

ブログのアドレス
https://blog.goo.ne.jp/ekimeiyu

ブログからごくごく一部分を抜き出してみます:
以下引用始め
要するに中国語・華語の話者に対しては、ある駅名に併記されている簡体字駅名と繁体字駅名からは日本語の音が全く伝わらないのだ。一方、その同じ駅名の併記に使われているラテン文字駅名とハングル駅名は、正確とまでは言えなくても、日本語音を十分に伝えているのです。なぜならこの両文字(ラテン文字とハングル)による駅名は日本語の音を基にしているからです。

ひとたび駅名併記を簡体字や繁体字ではなくピンインによる表記にすれば、中国語・華語の話者にも駅名の日本語発音を知ってもらう、すごく正確ではなくてもそれなりにまたはかなり似た音で発音してもらう、ことができる。
以上引用終り

皆さん、ぜひ一度 Intraasia の新ブログをご覧になってみませんか?

上記のブログアドレスをコピペしていただくかまたはこの 新しいブログを開いてみる をクリックしてください。

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訪問された皆さんにひとこと挨拶

当ブログ 【マレーシア マイセカンドホーム】ブログは既に更新を停止していますが、その後も常に毎週数百人の方々の訪問と閲覧があることを、goo blog 機能が示しています。推測するに恐らく新しく当ブログを訪問される方々でしょう。嬉しいことです。

Intraasia は2016年、体調悪化など止む得ない事情からマレーシアを最終的に去りました。25年間クアラルンプールのアパートを唯一の我が家として住んでいたわけですから、まさに苦渋の決断でした。
マレーシアに関するまたはマレーシアにおける Intraasia 作品の一環として、この”マレーシア マイセカンドホーム”ブログも他作品と同様、Net 上に残してあります。


マレーシアマイセカンドホームプログラムにおける 2016年の年間新規参加者数を分析

2017年04月25日 | 参加者数の統計と解説

観光省翼下にあるマレーシアマイセカンドホーム当局は2017年4月になって、マレーシアマイセカンドホームプログラムに参加を認められた2016年1年間の新規参加者数と国別トップ10など及びこれまでの累計から成る、プログラム参加者数統計を発表しました。

注記:当記事で用いる数字は全て、観光省翼下のマレーシアマイセカンドホーム当局が公式サイトで発表する公式統計からの出典です。
また当ブログで詳細に説明しているプログラム参加の条件と規則は、全てマレーシアマイセカンドホームプログラム公式サイトの基準ページである英語ページまたはプログラム当局が発行している英語文書類またはマレーシアマイセカンドホームセンター職員によるマレーシア語口頭説明を基にしています。他の言語による翻訳ページ、日本語の二次情報などは一切関知しません。

マレーシアマイセカンドホームプログラムにおける2016年の特徴 

・今回発表された2016年統計を見ると、申請者の国の如何に関わらず共通にみられる次のような点がある:全ての国で9月分の新規参加者数が零計上されている、一方10月分と11月分と12月分の新規参加者数が2016年第1四半期、第2四半期及び第3四半期に比べて異常にといえるほど多い。
年度最後の3カ月間の新規参加者数がこれほど多く計上された理由は、当局内部での申請に対する審査上の都合または審査のやりなおしが主たる理由ではないだろうか? それとも実際に参加申請者が2016年後半に急増したのかもしれない、またはこの2つの要因が複合したためかもしれない。いずれにしろ、当局はその理由を明らかにしませんので、部外者としては推測するしかありません。

注:月毎のプログラム参加申請者数が即その月の申請承認数ということにはならない。当然時間差が生まれる。例えばある月に申請してその承認が翌翌月にずれ込むことはあり得る。
従って個々の月の申請承認数に注目するのではなく、あるまとまった期間で何人承認されたかに注目すべきです。

・日本人の年間新規参加者数は対前年(2015年)比で6%減とわずかに減少した。その結果2014年の人数を基にすると、2015年、2016年と2年連続して減少したことになる。日本からのマレーシアマイセカンドホームプログラム参加潮流は”低調な状況”に引き続きあると見なしてもいいでしょう。

・世界中からのプログラム年間新規参加者数は対前年(2014年)比で約50%増という大きな増加を記録した。というより1年間(2015年)の落ち込み後復活したみるべきでしょう。

【2016年のマレーシアマイセカンドホームプログラム新規参加者数】
新規参加者とは、マレーシアマイセカンドホームプログラム当局に参加の申請をして、承認が下りた人のことをいう。

A. 日本の新規参加者数 -月別統計
1月 8人、2月 6人、3月 24人、4月 12人、5月 14人、6月 20人
7月 17人、8月 15人、9月 0人、10月 46人、11月 53人、12月 66人、
年間合計:281人

参考までに過去2年間の新規参加者数を月別に示します:
2015年:1月 12人、2月 13人、3月 18人、4月 47人、5月 23人、6月 34人、
    7月 10人、8月 18人、9月 34人、10月 40人、11月 11人、12月 40人、
    年間合計:300人

2014年:1月 47人、2月 51人、3月 29人、4月 26人、5月 41人、6月 16人
    7月 15人、8月 15人、9月 57人、10月 20人、11月 34人、12月 77人、
    年間合計:428人

従って2016年の新規参加者数は、2015年のそれより 19人少なく、減少率 6%である。2014年と比べれば 147人も減った、つまり3分の1減である。

B. 世界中からの新規参加者数
世界各国からの 2016年の年間新規参加者総数 3,347人、 

比較として 2015年の年間参加者総数は 2,211人です。従って2016年は前年に比べて 51% も増加したわけです。次に示したように、この5年間の世界中からの新規参加者数は3千人台で増えたり減ったりしており、2015年だけが2千人台に落ち込んだ。

2010年以降の年間新規参加者総数
2015年 2211人、2014年 3074人、2013年 3675人、2012年 3227人、2011年 2387人、2010年 1499人、

C. 国別の2016年の年間新規参加者数
1位:中国 1512人、2位:バングラデシュ:283人、3位:日本 281人、4位:韓国 183人、5位:英国 110人、
6位 シンガポール 93人、7位 米国 80人、8位:台湾 77人、9位:オーストラリア 76人、10位 インド 68人、以下はその他として国別表示なし。

参考:2015年の年間新規参加者数 - 3桁人数であるトップ4か国
1位:中国 719人、2位:日本 300人、3位:バングラデシュ:205人、4位:韓国 120人
トップ3か国はこれまで何年もの間、中国、日本、バングラデシュの順序でいわば固定された状態であったが、2016年はバングラデシュが日本を僅差で抜いた。参加者の出身国間で順位を争っているわけではないので、2位でも3位でもいいのだが、11月までの統計が公表された時点では日本の2位は固そうに思えた。バングラデシュは2016年12月の参加承認者数が94人という多人数であったことから、最後の月で日本を上回ったのです。

ここにもみられるように、マレーシアマイセカンドホーム当局は12月という年度最後の月の承認ではかなりの”操作”をしているかのように感じられるが、これは邪推ではないはずです。その年度の申請者の内で未だ承認されていない者、及び一度は未承認となった者たちを再審査することでまとめて12月に承認計上するというあり方が当局内で行われているようだ、と推測されます。


【イントラアジアの分析とコメント】

1.まず日本の年間新規参加者数の推移をあげておきましょう。
2002年:49人、2003年:99人、2004年:42人、2005年:87人、2006年:157人、
2007年:198人、2008年:210人、2009年:169人、2010年:195人、2011年:423人、
2012年:816人、2013年:739人、2014年:428人、2015年:300人、2016年:281人、

2012年をピークに4年連続してかなりの割合で減少している。しかし既に何回も言及したように、2012年と2013年の2年間は日本として異常に多人数の新規参加者数を記録した年と言えるので、その2年間は比較の対象外とします。

Intraasia は2015年度を評した講評の中で、「年間3百人台から4百人台が日本として適度な年間参加者数の数字だと見なしています。」と書きました。2016年の新規参加者数はそれよりやや少ないとはいえ、300人から400人程度の範囲にかなり近い人数と見なせるでしょう。
とはいえ、日本からの新規参加者数は2014年基準で、2015年、2016年と2年連続して減少したことになるため、日本からのプログラム参加潮流は”低調な状況”に引き続きあると言える。2017年度は300人から400人の範囲に収まって欲しいものです。

また日本の新規参加者数が世界各国からの新規参加者総数に占める割合は、2014年が約14%、2015年も約14%です。ところが2016年は 8.4%に下がりました。このように全体に占める割合からみても、日本からのマレーシアマイセカンドホームプログラム参加潮流は”低調な状況”にあると言えそうです。

なお強調しておきますと、1つの国から年間3百人から4百人の新規参加者がいるのは、世界各国の参加者数統計を見れば明らかなように、かなり多い参加者数です。このプログラムを寡占している中国だけが異常に多い参加者数なのです。

2. 2016年に世界中からの新規参加者数が対前年比で人数で1136人増、率で5割増という大幅な増加を記録したのは、中国からの参加者数が前年比 793人増、110%増、という驚異的な増加をしたことが最大の要因です。

3. 2016年の世界中からの新規参加者総数に占める中国1か国の比率は45%になる。世界中からの新規参加者総数における中国からの新規参加者数が占める比率は 2013年が 36%、2014年が 42.5%、2015年が 32.5%であった。

マレーシアマイセカンドホームプログラムにおいて、近年中国による寡占状態が続いていることは当ブログで何回も指摘したことです。それが2016年はさらに強まって、全体数の2分の1に近づく状況を生みだした。
もっとも国別比率には全く言及することなく参加者総数だけに注目するマレーシア当局にとっては、中国によるマレーシアマイセカンドホームプログラム寡占化状況はあまり問題にすべきことではないのでしょう。

ところで当ブログにまだ馴染みのない方は、この記事をお読みになった後、画面左に表示されているカテゴリー欄からカテゴリー別に数編程度の記事に目を通されることをお勧めします。




2016年のプログラム新規参加者数統計はまだ完全ではないが、日本人は対前年比減少かもしれない

2017年03月26日 | 参加者数の統計と解説

マレーシアマイセカンドホーム当局は2016年11か月間のプログラム新規参加者数の統計を、ようやく2017年3月(上旬または中旬)になってそのサイトで発表しました。
定義:新規参加者とは、マレーシアマイセカンドホームプログラム当局に参加の申請をして、承認が下りた人のことをいう。

マレーシアマイセカンドホーム公式サイトの新規参加者数統計ページには、2016年6か月間の統計が何か月間にも渡って載せられていた。その後の更新は時間がかかり過ぎると言えるほどしばらく行われていませんでしたので、今回の統計ページ更新は随分久しぶりといえます。

今回発表分の統計を見ると、9月分がどこの国の場合も全て参加者数が零計上されている、一方10月分と11月分の新規承認者数が2016年前半に比べて随分と多い、という特徴がある。この2カ月間の新規参加者数がこれほど多く計上された理由は、当局内部での審査上の都合だったのか、それとも実際に参加申請者が2016年中期頃に急増したのかは、部外者にはもちろんわかりません。

注意:月毎のプログラム参加申請者数が即その月の申請承認数ということにはならない。当然時間差が生まれる。例えば1月に申請してその承認が3月にずれ込むことはあり得る。 従って個々の月の申請承認数に注目するのではなく、あるまとまった期間で何人承認されたかに注目すべきです。

まずマレーシアマイセカンドホームプログラムにおける2016年の申請と承認面での傾向及び Intraasia の分析を知ってもらうために、あらかじめこの 『マレーシアマイセカンドホームプログラムにおける日本人新規参加者数の減少傾向はまだ続いている』 -2016年10月掲載記事- をクリックして目を通してください。

マレーシアマイセカンドホーム当局が11か月間の統計を発表したことで、2016年の傾向は概ねわかることになった。もちろん最終的な年間講評を書くには、12か月1か月間の結果を含めた1年間の統計が発表されるまで待たなければならないことは言うまでもありません。

【2016年の年間日本人参加者数は前年の300人を超えるのはいささか難しそう】

それでは読者の皆さんに一番興味がある、関係がある、日本人参加者数をまず見てみましょう。

A. 日本の新規参加者数 -2016年の月別統計
1月 8人、2月 6人、3月 24人、4月 12人、5月 14人、6月 20人
7月 17人、8月 15人、9月 0人、10月 46人、11月 53人、12月 未発表
11月までの合計:215人

比較のために別の統計も示しておきましょう。
日本人の年間新規参加者数の推移 - この10年間
2006年:157人、2007年:198人、2008年:210人、
2009年:169人、2010年:195人、2011年:423人、
2012年:816人、2013年:739人、2014年:428人、
2015年:300人、

2015年は11月までの日本人新規参加者数で 260人でした。よって11カ月間の新規参加者数を比べると、2016年は対前年同期間比で18%ほど減っています。なお例年12月の集計分は調整を兼ねてかなり増えることがよくあるので、2016年年間合計は2015年年間合計より減少するとしてもその割合は低いものになるでしょう(2015年を上回る可能性もないとはいえないが)。現時点では、2016年の年間参加者数が2015年のそれにどれぐらい近づくかは予測が難しい。

いずれにしろ、日本人参加者数が突然変異的に増加した 2012年と2013年並みになることはない。その両年のような多人数参加者を再度期待することは、日本が持っているファンダメンタルズを無視した非現実的期待である旨を、以前の記事で指摘しましたね。

【2016年の世界中から参加者総数は前年を既に上回った】

次にマレーシアマイセカンドホームプログラムにおける全体(世界各国から)の参加者数に目を移します。

B. 世界中からの年間新規参加者数の推移 -この10年間
2006年:1729人、2007年:1503人、2008年:1512人、
2009年:1578人、2010年:1499人、2011年:2387人、
2012年:3227人、2013年:3675人、2014年:3074人、
2015年:2211人、2016年11か月間 2333人

世界中からの新規参加者数は、2016年は2015年を上回ることになった。2015年は年間で2211人でしたが、2016年は11月までで2333人を記録したからです。残す1か月間の参加者数を上乗せして、果たして3千人台に達するだろうか。

【国別年間参加者数で日本は2016年も引き続き2位になりそうだ】

C. 主要参加国の新規参加者数 -2016年11か月間

2016年11か月間の国別新規参加者数 -  50人以上の国
1位:中国 1025人、 2位:日本 215人、 3位:バングラデシュ:189人、 4位:韓国 117人、 5位:英国 85人, 6位:シンガポール 65人、7位:台湾 61人、8位:オーストラリア 56人、 9位:米国:54人、
その他の国々の計 466人、

相変わらず中国がダントツの1位を占め、且つ圧倒的比率でマレーシアマイセカンドホームプログラムを寡占している状況に2016年も変わりはありません。2016年11か月間において中国が世界中からの新規参加者数全体に占める割合は 44%です。

1か月を残しているので確定したことは言えませんが、2位はどうやら日本になりそうです。1位中国、2位日本、3位バングラデシュというトップ3か国の並びはもう何年も続いている。

【 Intraasia のコメント】

2016年の世界中からの新規参加者数は2015年のそれを抜いた。2014年と2015年がそれぞれ対前年比で減少していたので、2016年は幾分増加に転じたことになる。以前講評した言葉を使えば、マレーシアマイセカンドホームプログラムはこの数年の”幾分低調な状況”を脱したのかもしれない。

日本の場合2016年の参加者数は、2015年を幾分上回る可能性はなきにしもあらずだが、どうやら2015年のそれをやや下回りそうだ。下回れば日本からのプログラム参加潮流は”低調な状況”に引き続きあると言ってもいいでしょう。

ただ1年間の結果だけに一喜一憂する見方に捉われるべきではないと思う。年間300人から400人位の新規参加者数が日本にとってふさわしい人数ではないだろうかとイントラアジアは捉えています。2016年がその範囲内に達するのが無理であっても、2017年は参加者数面でごく穏やかな漸増傾向になって欲しいものです。



マレーシアマイセカンドホーム (MM2H) プログラムにおける税の優遇措置に関する新しい指針

2017年01月30日 | 規定・条件及びその解説

はじめに
2016年末に、マレーシア財務省は様々な分野における税制上の優遇措置を発表しました。 財務省の声明によれば、これらの優遇税制は2017年1月1日から既に実施に移されました。

今回の税優遇措置の中にはマレーシアマイセカンドプログラムに関するものも含まれています。そしてマレーシアマイセカンドホーム当局は、プログラム参加者及び参加希望者・予定者に向けて、2017年1月上旬に公式サイトにお知らせを掲載しました。

このお知らせの趣旨:マレーシアマイセカンドホームプログラム参加者は、財務省が発表した新しい税優遇措置の1つを受けられるので、該当する税優遇措置を参照してください。

そこで当ブログでは、財務省が発表したマレーシアマイセカンドホームプログラム参加者向けのこの税優遇措置に関する全文を和訳して、この場に掲載しておきます。


『GUIDELINE  FOR  TAX  INCENTIVE  UNDER  MALAYSIA  MY  SECOND  HOME (MM2H) PROGRAMME 』
マレーシアマイセカンドホーム(MM2H)プログラムにおける税の優遇措置に関する指針

マレーシアマレーシアマイセカンドホームプログラム(MM2H)下における税優遇措置
Intraasia注: 当局はマレーシアマイセカンドホームを MM2H と常に略称しているので、本記事においても MM2H という略称をしばしば用います。

マレーシアマイセカンドホームプログラムの下で参加を認められた参加者の内で、その MM2Hビザの承認が2017年1月1日以降である者は、次に示す税優遇措置を受ける資格がある:
1.マレーシアで完全に組み立てられた(完全ノックダウン、CKDと呼ぶ)新車を購入する際に掛かる物品税が免除される;または

2.以前から所有していた自家用車(完成車 - CBUと呼ぶ)をマレーシアに輸入する際に掛かる輸入関税と物品税が免除される。

定められた諸条件 

当局によって参加を認められたマレーシアマイセカンドホーム(MM2H)プログラム参加者はこの税優遇措置を享受できる。ただしマレーシアで組み立てられた新車を購入する場合または以前から所有している自家用車をマレーシアに輸入する場合、その優遇額は最大でRM 15万に限られる。
この税優遇措置を受けるには次の諸条件を満たすことが前提となる;

1)マレーシアで組み立てられた新車(CKD)を購入する際に掛かる物品税に対する総免税額はRM 15万までに限られる、または 以前から所有している自家用車(CBU)をマレーシアに輸入する際に掛かる輸入関税と物品税に対する総免税額はRM 15万までに限られる。

2) マレーシアで組み立てられた新車を購入するまたは以前から所有している自家用車を輸入するための申請は、マレーシアイミグレセン(Imigresen)が交付するMM2Hビザの開始日から2年以内に行わなければなりません。

3) マレーシアで組み立てられた新車(CKD)を購入する場合:
(A) その自動車は自動車登録がまだ済んでいない且つ所定の税金が未だ納められていない、新規在庫から得た自動車であること;及び

(B) 申請の際にその自動車のシャーシ番号とエンジン番号を通知する必要がある。

4) 以前から所有していた自家用車(CBU) をマレーシアに輸入する場合:
(A) MM2Hプログラム参加申請者は、マレーシアマイセカンドホームビザが発行される以前に、その自動車を少なくとも36か月間所有していたことが必要条件である;及び
 
(B) その自動車を輸入するのは申請する MM2H 参加者の母国からでなけれならない、またはその申請者が直近に居住していた国からでなければならない。

5) 該当自動車に対する税優遇措置の承認を得た MM2Hプログラム参加者は、実際に税免除を得るためにはマレーシア税関庁に宛てて、及び自動車を登録するためには道路交通庁に宛てて、その承認状を提出しなければなりません。

6) 承認を受けた自動車は、MM2H参加者がマレーシアに住んでいる間個人利用として直接使わなければならない。

7) 各 MM2H 参加者が税免除の優遇措置を享受できるのは自動車1台だけです。この優遇措置の対象となる自動車の種類は、セダン型車、多目的車(MPV),スポーツタイプ車、及び四輪駆動車です。

8) トラック、バン、バス、リムジンといった商業車輛、及びその他タイプの車はこの税優遇措置を受ける資格がありません。

9) 承認を得たMM2H 参加者はマレーシアに居住して固定した住所を保持していなければなりません。優遇措置を受けるための申請には、住居の購入を示すコピー(売買契約書)または賃貸住宅であることを示すコピー(賃貸借契約書)を提出する必要がある。

10) MM2H 参加者が税免除を受けた自動車の所有権を売却するまたは譲ることができるのは、マレーシア税関庁の同意の下、その自動車を登録した日から5年が経過してからです。
マレーシア税関庁による最新時点での評価に基づいて決められた税金を払ってから、自動車所有権の移転が行われる。

11) 上記で述べた諸条件に対するどのような違反もこの優遇措置の撤回に結びつきます。そしてMM2H参加者は該当自動車に関して受けた免税額分をマレーシア政府に返却しなければなりません。

12) MM2H参加者がここで述べた諸条件を遵守しない場合は、その者による税優遇措置への申請は却下されます。


【マレーシアで組み立てられた新車(CKD)を購入するための手続き】

マレーシアで組み立てられた新車(CKD)を購入するに際して、物品税で最大RM 15万までの免税が認めてもらえる承認を得るためには、その購入を証明する書類が必要となる。その書類は次のようなものです:
Intraasia 注:この一節だけではないが、マレーシア当局のサイトによくある幾分不自然な原文英語です。

1) イミグレセン(Imigresen)が交付する、マレーシアマイセカンドホーム(MM2H)プログラムへの参加を承認した承認状のコピー、

2) MM2H参加者のパスポートのコピー(その人の身分情報を表示しているページ)、

3) MM2H参加者のパスポートのコピー(その人の多重回数入国ビザとMM2Hビザが明瞭に表示されているページ)、

4) 自動車デーラーが発行する、優遇措置の適用を申請するMM2H 参加者の名前で出された注文書のコピー、

5) 申請の際にはその車のシャーシ番号とエンジン番号を明記すること、

6) 自動車ディーラーが発行する、価格を明細したその車の見積書のコピー

7) 定期預金証書のコピー、銀行取引明細書のコピー、及び給与明細書3か月分のコピー、
Intraasia 注:給与所得者ではないMM2H 参加者は当然ながら給与明細書は持っていない、年金や自営業の所得証明書で代替えすることになるはず。当局がサイトに掲示しているこの文章自体が不十分な記述である。

8) 税優遇措置を申請するMM2H 参加者名で行われた住宅売買契約書の完全なコピーまたはマレーシアにおける住居の賃貸借契約書の完全なコピー、

9) MM2H 参加者の代理として代理人・代理業者が申請を行う際には、マレーシア観光・文化省が認可して交付する(ビジネス)免許証/許可証のコピーまたはMM2H申請者が発行する承諾書状を付けて提出する必要がある。


【以前から所有していた自家用車(CBU)をマレーシアに輸入する手続き】

以前から所有していた自家用車 (CBU)をマレーシアに輸入するに際して、輸入関税と物品税(の合計)で最大RM 15万までの免税が認めてもらえる承認を得るためには、その購入を証明する書類が必要です。その書類は次のようなものです:

1) イミグレセン(Imigresen)が交付するマレーシアマイセカンドホーム(MM2H)プログラムへの参加を承認した承認状のコピー、

2) MM2H参加者のパスポートのコピー(その人の身分情報を表示しているページ)、

3) MM2H参加者のパスポートのコピー(その人の多重回数入国ビザと MM2Hビザが明瞭に表示されているページ)、

4) その自動車の登録証のコピー(登録証が外国語で書かれている場合は英語による翻訳を付けること)、

5) 通産省が交付する、その自動車をマレーシアに輸入するために発行された許可証 (注:これは通称 AP と呼ばれる)用の承認状のコピー、

6) 定期預金証書のコピー、銀行取引明細書のコピー、及び給与明細書3か月分のコピー、

  Intraasia注:この部分は上記で注を付けた箇所と同じ内容です。

7) 税優遇措置を申請するMM2H 参加者名で行われた住宅売買契約書の完全なコピーまたはマレーシアにおける住居の賃貸借契約書の完全なコピー、

8) MM2H 参加者の代理として代理人・代理業者が申請を行う際には、マレーシア観光・文化省が認可して交付する(ビジネス)免許証/許可証のコピーまたはMM2H申請者が発行する承諾書状を付けて提出する必要がある。


提出された申請にもよるが、財務省は時として追加の情報を求めることができる。上記で言及された書類は全て、マレーシア政府官僚または宣誓管理官による署名と認証が必要です。その後でそれらの書類をスキャンしてオンラインシステムにアップロードしてください。

税優遇措置を受ける申請は http://smpc.treasury.gov.my サイトでオンライン式で提出しなければなりません。申請する人はまず www.digicert.com.myサイトで識別名(ID)とパスワードを有料で入手する必要があります。
申請を代理業者・代理人を通して行う場合は、その代理業者・代理人は申請者のための識別名(ID)とパスワードを入手しなければなりません、そして申請者の身分証明書のコピーと申請者が発行する権限付与状のコピーを添付する必要があります。

オンライン書式の記入法に関する説明は同サイトの ”MANUAL SMPC & FAQ DIGICERT.”ページに載っています。全ての決定事項はオンライン上で参照できます。

問い合わせ先:
Tax Division
Ministry of Finance Malaysia
7th Floor, Centre Block Presint 2,
Federal Government Administrative Centre
62592 Wilayah Persekutuan Putrajaya

なお申請手続きの処理には、不備のない完全な書類をオンラインシステムに提出してから、14労働日かかります。

以上、この件でマレーシア財務省が公式サイトで発表している新しい指針をIntraasia が全訳しました。

 


円対リンギットの2016年為替レートの推移及び銀行の預金金利を例示する

2016年12月07日 | マレーシア生活の案内と知識

はじめに
外国為替市場では2016年11月初めの米大統領選挙後米ドル高傾向になり、12月時点でも続いていますね。そのため2016年を通して円高局面にあった日本円は多少円安方向に向かっているようです。

この流れが2017年に入っても続くのかどうかは Intraasia にはもちろんわかりません。外国為替の専門家でさえ、半年後、1年後などの外為相場を充分な精度で読めないのは周知のことです。なぜなら専門家の間で相場の読みがかなりばらつくのが普通だからです。

マレーシアマイセカンドホームプログラムに既に参加されている方、プログラムに申請中またはこれから申請する方、近い将来参加することを検討中の方、にとって、日本円の外為相場は当然かなり気になることでしょう。とはいえ、1週間後の相場、時には1か月後の相場も、はともかく、3か月後、半年後、ましてや1年後の相場など所詮わかるものではありません(たまたま予測が当たることはあるとしても)。

ということで、日本円の対米ドル相場に一喜一憂しない という態度で臨むしかないように思われます。つまり外為相場に無関心であれと言うことではなく、外為相場の読みに依存できないということです。

多額の米ドル先物売買で上手にヘッジしているので、少々の為替変動は自分の滞在予算に影響しないという方も中にはいらっしゃるでしょう。そういうごく少数の方を除いて、大多数の方は、たまたま円高の局面になった時点で、リンギットへの両替を多めに行い、一方円安の局面ではできるだけリンギットへの両替を抑えるというような態度になるのではないでしょうか。

さてリンギットマレーシア対日本円の相場変動は米ドル対日本円の相場変動に密接に連動しているわけではありませんが、リンギットが米ドルを基準に変動する割合がかなり高いことから、米ドル対日本円の相場の動きはリンギット対日本円の相場の動きに大いに関係があると見なしても間違いではないでしょう。

そこでマレーシアマイセカンドホームプログラム参加者予定者・希望者は日本円とリンギットとの外為相場を予測して両替するためではなく、両通貨間で外為相場がぶれる様子をある程度知っておかれるのがいいのではないでしょうか。

Intraasia は『マレーシアの新聞の記事から』 ブログ・サイトを1990年代後半から2016年まで毎日書き続けました。その中で約15年間ほどに渡って、日本円とリンギットとの外為相場の記事「円とリンギットとの為替レート(外為相場)」を週1回のペースで掲載しました。

そこで今年1年間(2016年)の日本円対リンギットの外為相場における毎月初め頃の時点での相場を下記に抜き出してみます。

【2016年の円とリンギットとの為替レート(外為相場)】  - 毎月最初の土曜日または月初のレート

1万円をある大手銀行で両替すると、次の金額を入手します。

1月:RM 350.0、 2月:RM 346.0、 3月:RM 356.0、 4月:RM 338.0、 5月:RM 365.0、 6月:RM 376.0、
7月:RM 380.0、 8月:RM 380.0、 9月:RM 386.0、 10月:RM 401.0、 11月:RM 393.0、 12月:RM 381.0、 参考12月末:RM 377.0

通貨について:マレーシアの通貨は Ringgit Malaysia です、その記号 RM は紙幣はもちろん、至る所で使われている。
参考までに、US$100 を同様に両替した場合に入手できる金額です。

1月:RM 422.4、 2月:RM 404.8、 3月:RM 405.2、 4月:RM 380.8、 5月:RM 393.0、 6月:RM 401.3、
7月:RM 391.8、 8月:RM 397.7、 9月:RM 399.7、 10月:RM 405.6、 11月:RM 412.6、 12月:RM 437.5、 参考12月末:RM 440.0

Intraasia の 【円とリンギットとの為替レート(外為相場)】 記事の特徴
具体的にある大手銀行で現金1万円をリンギットに両替するレートで載せていることです。現在ネットサイトや新聞で見つけることができる外為相場の多くは電信相場であり、現金両替相場は少ないように思えます。また日本の両替業者のサイトが載せている現金相場は日本における現金両替率であって、マレーシアのそれではありません。

マレーシアマイセカンドホームプログラム参加者予定者・希望者にとってまず有用なのは、マレーシアにおける現金両替相場のはずです。(日本から送金する場合のことはここではひとまず考慮外とする)

【公認外貨両替店と銀行の外貨両替特設ショップ】

マレーシアでは民間の外貨両替業が盛んです。そして外貨両替業者は当局の該当免許を取得することで、公認外貨両替業者となる。ただしマレーシアの国情から、公認ではなく無免許で外貨両替業を営むもぐりの業者が少なからずいますので、注意すること。

クアラルンプールの中心街などに、いくつかの大手銀行が特設ショップの形で外貨両替専門店を設けている。ただしその数はごく少ない。こういう特設ショップでの両替は、公認外貨両替店のように、何ら書式に書き込むことなく手軽に両替できるのが良い。

上記で掲げたある大手銀行における外貨両替レートについて
利用者からみて、銀行の両替レートは民間の公認両替店のそれよりも良いのだろうか、それとも多少劣るのだろうか?

答えは、 イエスでもありノーでもある。なぜならクアラルンプール圏だけでも軽く数百軒はある公認両替店における両替レートにはかなりの幅があるからです。つまり、Aという通貨の対リンギットとの売買レートは、各公認両替業者が恣意的に決めるからです。
従ってある年月日の何時時点における日本円対リンギットの売買レートにおいて、X両替店は銀行の両替レートより幾分良いが、Y両替店では銀行両替レートより幾分悪いということになる。 幾分という意味は大よそ数パーセントの差はあるでしょう。

どこの両替店が良いかは足で探すしかありません。マレーシア在留期間がまだ短いうちは、最初はしばしば公認両替店を見て回り、そうしてお好みの両替店を見つけるのがいいのではないでしょうか。

一定金額以上は個人情報を求められる
2016年時点における公認外貨両替店での両替の際、交換して受け取る金額がRM 3千以上の場合、両替する人はパスポートの提示を求められる。店側はパスポートのコピーを取り、マレーシアにおける住所または居所(滞在場所)の住所を記します。この個人情報収集は当局が定める規則に沿ったものです。
両替え後の金額がRM 3千未満の場合は、一切身分証明書類の提示を求められない。銀行の特設両替ショップでもこの規則は同様に適用されると推測されます。


【銀行の普通預金と定期預金の利率の例】

マレーシアマイセカンドホームプログラムへの参加申請が承認されれば、参加者に義務付けられた定期預金預けとは別に、恐らくほとんど全ての参加者はマレーシアの銀行になんらかの口座を持つことになるでしょう。

マレーシアマイセカンドホームプログラムの知識: プログラム参加条件として次の要項がある。
50歳以上の者の承認に際しては次のどちらかを選択できる:
・マレーシアにある銀行に定期預金口座を開設して RM 15万を預ける、
または
・政府認定の年金額が毎月 RM 1万あることを証明する

プログラム参加者であれば、銀行に口座を開設する要件を充分満たしているので、口座開設は容易にできる。さらに銀行口座を保有していることは、日常生活上において利便性があり、及び不必要な現金所持を回避できることにつながると言えますね。

プログラム参加者がどの銀行に口座を開設するかはもちろん参加者の任意です。
ここでは支店網がより多い、従ってATM機の台数もより多い、大手銀行に例を絞ります。なお Maybank, CIMB Bank, Public Bank の3行はマレーシアの3大銀行と呼ばれています。その中から当記事では、 Maybank, CIMB Bank の 2行が発表している2016年12月時点における幾つかの預金金利を紹介します。

・預金口座にはいろんな種類がある。そのうち最も一般的といえるであろう普通預金と定期預金の利率です。
・各口座にかかる預金金利は全て年利表示です。
・カッコ内の英文名はその銀行が使っている預金名称です。


【 CIMB Bank 】 (シーアイエムビーと発音)

A. 普通預金口座 (Regular Savings Account)

・当初必要な最低預け入れ額 - 預金通帳なしの場合: RM 250、
Intraasia 注:通帳を作ると費用が掛かることもあり、通帳なし口座の方が金利は幾分良い。もちろんネットバンキングで口座取引明細は閲覧できる

残高RM 5千まで:利率ゼロ
残高RM 2万5千まで:年利 0.10%、
残高RM 5万まで:年利 0.10%
残高RM 10万まで:年利 0.10%、
残高RM 10万超:年利 0.80%、

諸手数料の例として、 ATMカードの年間使用料金 RM 8.48

B. 中高年預金口座 (Senior Savings Account)
口座開設要件を見ると、国民に限定されていないため外国人居住者も開設できる。 預金者の年齢は50歳以上という条件です。

・当初必要な最低預け入れ額-預金通帳なしの場合: RM 250、

残高RM 1千まで:年利 0.10%
残高RM 5千まで:年利 0.20%、
残高RM 2万5千まで:年利 0.20%、
残高RM 5万まで:年利 0.70%
残高RM 10万まで:年利 1.00%、
残高RM 10万超:年利 1.50%、

諸手数料の例として、 ATMカードの年間使用料金 RM 8.48

定期預金 (Fixed Deposit )

C. 自由満期型定期預金(Unfixed Deposit)

・預入して3か月後から引き出すことができる、ただし引き出し額は千リンギットの倍数という条件がある。

1か月または2か月 :年利 2.95%、
3か月から5か月まで:年利 3.00%、
6か月から11か月まで:年利 3.05%、
12か月:年利 3.10%、
13か月から35か月まで:年利 3.10%、
36か月から47か月まで:年利 3.20%、
48か月から59ヶ月まで:年利 3.30%、
最長の60ヶ月:年利 3.40%、

D. 外貨定期預金

・預金できる外貨の種類:米ドル、日本円、英ポンド、オーストラリアドル、ユーロ、シンガポールドル、香港ドルなど11種類。
・自分(この定期預金者のこと)が保有するリンギット口座との間で振替えができる
・当初必要な最低預け入れ額は、リンギット換算でRM 1万。

外貨定期預金の利率の例 - 利率は全て年利表示であり、預け期間を抜粋します
米ドルの場合
1か月 0.55%、3か月 0.85%、6か月 1.05%、9か月 1.25%、12か月 1.30%、

オーストラリアドルの場合
1か月 1.55%、3か月 1.75%、6か月 1.95%、9か月 2.03%、12か月 2.10%、

日本円とユーロは全ての預け入れ期間において利率ゼロです。

参考:各預金の規定と条件、及び諸手数料・費用は CIMBサイトに掲載されている。
他にもいろんな種類の預金があります。


【 Maybank 】 (メイバンクという固有名詞)

A. 最も一般的な普通預金 (Kawanku Savings Account)

・最低限必要な預け入れ額 -預金通帳あり:RM 250

RM 1千まで 利率 0.30%、
RM 1千を超えRM 1万までの分 年利 0.30%
RM 1万を超えRM 2万5千までの分 年利 0.35%
RM 2万5千を超えRM 5万までの分 年利 0.40%
RM 5万を超えRM 10万までの分 年利 0.65%
RM 10万を超えRM 20万までの分 年利 1.10%
RM 20万を超えRM 50万までの分 年利 1.15%

手数料の例:他銀行のATM機を使って現金引出し -1回に付き RM 1、
Intraasia注: マレーシアの銀行では、現金引き出しにおいて自銀行のATM機を使う限り、夜間、早朝、休日でも手数料はかかりません。

B. オンライン普通預金 Maybank2u (Maybank2u Savers)

・当初必要な最低預け入れ額及び維持すべき最低残額: RM 250、
・預金通帳はありません
・既にMaybankの顧客でありATMカードを保有している人においては、Maybank2u Saversは自動的にそのATMカードに連動する。なおATM カードはネットバンキングである Maybank2u.com 口座にリンクしている。

残高RM 2千未満には利息が付かない
残高RM 2千からRM 5万までの分 年利 2.02%
残高RM 5万を超える分 年利 2.22%

C. 定期預金 (Fixed Deposit)
最低預入額 1か月の場合 RM 5千、2か月以上の場合 RM 1千

1か月または2か月 :年利 2.95%、
3か月から5か月まで:年利 3.00%、
6か月から11か月まで:年利 3.05%、
12か月:年利 3.10%、
13か月から24か月まで:年利 3.10%、
36か月:年利 3.20%、
48か月:年利 3.30%、
最長の60ヶ月:年利 3.40%、

参考:各預金の規定と条件、及び諸手数料・費用は Maybank サイトに掲載されている。
他にもいろんな種類の預金があります。

おことわり
この場で示した預金の利率は、CIMBサイト、 Maybankサイトがそれぞれ 2016年12月上旬時点で掲載している値です。 この種の利率は銀行側が任意に且つ随時変更できることが条件となっている。

この記事で載せました、円とリンギット間における為替レートの変動、銀行の普通預金と定期預金の利率の情報も、今後のマレーシア在住のための一助としてお役立てください。