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マレーシア マイセカンドホーム  -シニア世代の海外ロングステイ-

マレーシアにロングステイする”マレーシアマイセカンドホームプログラム”の情報と解説のブログ。最新更新 2017年4月

日本の常識はマレーシアなど東南アジアの常識ではない

2009年12月30日 | マレーシア生活の案内と知識
はじめに
年末ですからいつもとちょっと趣向を変えて、マレーシア生活の話題を載せておきましょう。出典はIntraasia の膨大なコラム集である「今週のマレーシア」からで、2004年に書いたものですが現在でもほぼ状況は変わっていません。マレーシア、というより東南アジアの庶民生活になじみのない人に、長年東南アジアを拠点としてきたIntraasia の解説という趣旨です。 マレーシアにロングステイなさりたい方も(中には庶民生活に縁遠い暮らしが少なくなさそうそうですが)、この程度の庶民生活知識はお持ちになった方がいいと思いますよ。

以下から本題です

日本の常識は東南アジアの常識ではない、という例は数ありますね。手近な例を一つあげれば、バスや電車の中で携帯電話を使わないでください、などというマナー要請は絶対にマレーシアでは通用しないでしょう。だからPutraline高架電車の車中には、”男女がいちゃつかないように” というイラストが掲示されていても、車中で携帯電話を自粛しようなどという提案はまったく起きません。

そこで今回、日常生活と自由旅の範疇で最も卑近で避けて通れない事を取り上げます。

トイレは有料が多い
マレーシアに限らずほとんどの東南アジアの国では、一般不特定多数向けのトイレは有料が一般的です。以下注記しない限りマレーシアを念頭に置いて書きます。

トイレが有料である場所:ショッピングセンター、バスターミナル、交通機間の駅、市場、広場や街路や公園など公共の場所、複合(混合)ビルの一般訪問者向け階にあるトイレ、長距離バスが立ち寄る民間の食事休憩所
例外(つまり無料):KLCCのSuria、Midvalley のようなハイクラスのショッピングセンターのトイレ、KLモノレールやマレー鉄道の改札を済ませた構内にある駅トイレ、尚長距離バスが立ち寄る民間の食事休憩所の中には無料トイレの所もある。

料金:1回大体 20, 30セント、高くて50セントで、表示してあります。この使用料は入り口にいるトイレ番の人に支払うので、1リンギット程度の場合はおつりもくれる、しかし5リンギット以上の札はまず受けつけない。ティッシュペーパーを売っている場合が多い。トイレ番がいないような時間帯にはトイレルーム自体に鍵がかかっている場合が多い。

有料である理由:トイレ掃除するだけでなく、トイレ荒らしや汚しを防ぐ名目です。確かにトイレ番として誰もいないとただでさえ汚しやすい使い方をする人が多いので、もっと汚れたり、さらに荒れることでしょう。ですから有料も致し方ないと言えます。尚トイレ番は外国人労働者の確率が相当高い。

トイレが無料の場所:レストラン、大衆食堂、ホテルの一般ロビー、シネマ内、一般的オフィス専用ビル、政府官庁の建物、高速道路の休憩所、、さらに国の誇る2大施設のKLIA空港とKLSentral駅、その他の空港内。一般的オフィス専用ビルの場合、その階のテナント専用として、テナントにトイレルームの鍵を配っている所もあります。

有料無料に関わらずトイレの特徴
トイレットペーパー:トイレットペーパーが準備してあるようなトイレは、有料無料に関わらず例外中の例外です(例えばKLIA空港, KL市営の新式公衆トイレなど)。尚東南アジアの伝統的なトイレ使用法は、排便後に水洗しても拭かない、つまりトイレットペーパーを使わないというものですが、現代ではトイレットペーパーやティッシュが普及したので、そういう人はマレーシアではごく少なくなっているはずです。

便器のタイプ:二分別すれば、個室の床に直接穴の開いたタイプと、いわゆる西洋式つまり腰掛けるタイプに分けられる。個室の床に直接穴の開いたタイプの場合、穴の形にひょうたん形、楕円形 がある。通常は閉めた扉方向に顔をむけてしゃがむ(しかし、そうしなければならないという規則はないので、お好きなようにとも言えますな)。

便器の便座:腰掛けるタイプの場合、KLIAやハイクラスショッピングセンターなど高級でよく手入れされている場所のトイレを除いて、有料であろうと無料であろうと、便座がない場合がよくある。または最初から便座そのものが取りつけてないトイレも珍しくない。例え便座があっても部分的に壊れかけていたり、ものすごく汚い場合が珍しくない。
そういう時はどうするかって? マレーシア人に見習って便座の上にしゃがむか、腰を浮かして用を足す事になるでしょう。便座が汚れる、壊れるのはこの原因が多いと推定されます。日本から使い捨て便座カバーを持参するというような手間暇かけなくても、人の真似をすればいいのです。

個室内にある蛇口またはホースまたはバケツに貯めた水:それらは手動式ウオッシュレットに用いると理解してください。ホースの先が時々便器の中に入った状態になっていることに出会います。前に使った人が乱暴だからですが、そうでなくてもこういうホース自体や蛇口自体はあまり衛生的でないと思っておくべきで、感染症に気をつけましょう(水道水そのものは問題ない)。バケツに入った水は、蛇口などが壊れているか、水道の水力が弱いためであり、汚物を流す目的兼手動式ウオッシュレットの目的もある。

注:ホースまたはバケツに貯めた水をどのように使えば手動式ウオッシュレットになるか? 説明にはばかりがありますのでここでは省略します。ただ慣れないと難しいですよ、とりわけ腰掛ける式のタイプでは慣れていても失敗しがちです、その証拠にマレーシア人の使うトイレでも便座や床がよく濡れている。東南アジア旅行に情熱をお持ちの方は是非練習を兼ねる目的で試して下さい。ヒント:水は後ろからかけたほうが安全です。
個室の扉:場末のトイレや汚い大衆食堂のトイレの扉はきちんと閉まらない場合がよくあります。閉めたらチャンと閉まっているか確認が要です。

個室の水洗装置: タンク式、フラッシュ式の水洗装置がついていても壊れている場合が時々ありますので、そういう場合水を貯めたバケツが置いてあります。

トイレの照明と換気:高級な場所の有料トイレを除いて、照明と換気に期待してはいけません。暗くて空気がこもり暑いというのが常識です。おまけにハエや蚊が寄ってくることもあります。

落書き:もちろん落書きは珍しくありませんが、ひどいというほどでもない。何が描かれているか暇な方は研究して下さい(笑)。

トイレの手洗い場:水の出ない蛇口があったり、水力がたいへん弱い蛇口にであうのは珍しくない。床がべたべたに濡れている、鏡が壊れているなど、場末になればなるほど荒れてくる。カバンの置き場がないほど床が濡れている場合もあるので、その時はトイレ番に預かってもらいましょう。いうまでもなくカバンにお金と貴重品は絶対に入れない、これはどこを旅しようとどこに泊まろうと鉄則です。

ハエ、蚊、ゴキブリ、鼠、と付き合う
ゴキブリを別にして、現代日本で今でも飲食店や大衆レストランや食堂、安ホテル、さらに一般家庭でこれらの虫類と鼠に簡単にお目にかかることができるかについて、確信を持って言うにはちょっと知識不足ですが(長年日本を離れているため)、まずないだろうということを前提にします。

日本で、野山でなくても蚊はいるでしょうが、日常的に1年中蚊に刺されるようなことはないでしょうし、鼠は都会のレストランや食堂で深夜に徘徊はしていても日中客の目の前に堂々と現れるようなことはまれでしょう。筆者の子供時代、ハエなど至るところにいたので、ハエ取り紙があちこちにぶら下げてありました。しかし21世紀の日本でそういうものが存在するとはまず考えられません。カーペットに居つく家ダニは日本でも珍しくないそうですね。

ハエ:ハエは都会の店では飛び回っていてもごく少ないですが、ゴミ収集のいいかげんな郊外、高級感のない新興発展地区、古い下町の裏通り、田舎や漁村、そういった場所にある食堂や屋台で腰掛けていると、ハエがごく普通に寄ってきます。そういった場所では時々ハエを手で追い払いながら食事休憩するのもそれほど珍しいことであはりません。といってもハエが群がるというほどひどい飲食場所はマレーシアではまずありませんから、目障りだなあという程度でしょう。

蚊:これは野山に限らずもうどこにでいつでもいますね。都会の真中のアパートであろうと田舎であろうと、海岸のリゾートであろうと24時間出現します。都会の真中でも蚊が発生するのはゴミで詰った溝に滞る水、雨水の溜まった空き缶、植木の水、貯水タンク、エアコンの水貯め、バケツ、などなどちょっとした水の溜まった場所にボウフラが湧くからです。好都合の温度と湿気で蚊は非常に湧きやすいようで、そのため蚊を媒介にしたデング熱の発生も毎年数万件を数えます。田舎へ行けばいたるところに小川、池、水貯めなどがあるので蚊など当然の存在ですね。ですから殺虫スプレーと蚊取り線香はどこでも容易に購入できます。

ゴキブリ:これも場所を選ばずどこでも出てくるタイプの虫ですね。日中はほとんど出てきませんが、深夜はたいへん元気です(早寝族の私は太刀打ちできません、笑)。ゴキブリはハエ、蚊よりはるかにタフで防虫スプレーなどあまり効かないので、ほんと厄介者ですね。生ゴミの発生しない我が家では全く”養殖”していないのに勝手に我が家に入り込んで来ますし、棲みかを選びませんので、大衆食堂の壁や屋台街の道路をよくちょろちょろと這い回っています。はっきりいって私はゴキブリが大嫌いです!、

鼠:これは多いですよ。ほんとよく見かけます。もちろん高級なコンドミニアムのようなところはでまずいないでしょうが、低層の建物、飲食業の店、食品小売り店、下町の溝などに居ついています。ですから大衆食堂で食事しながらふと溝を見やると、鼠が顔を覗かせているとか、早朝下町や市場を歩いていると、車に轢かれた鼠の死骸や鼠取りに捕まった鼠を目にします。屋台や路上で商売し飲食する習慣のマレーシア人ですから、鼠にとって餌には全然こまりません。

大衆飲食店・レストランのお冷は無料ではない
大衆食堂、それほど高級ではないレストラン、屋台、屋台式食堂、伝統的コーヒーショップ、こういった店店では、グラスに注いだ水は無料ではありません。注文できる飲み物で一番安いのは氷入りの水か白湯です、さらに屋台は別にしてほとんどどんな店でもミネラルボトルも注文できます。中華大衆食堂でもお茶はもちろん有料ですよ。

でこういう店の氷水や白湯は衛生的なのだろうか?という疑問をお持ちの方がよくいらっしゃいますね。衛生的といえば衛生的、不衛生といえば不衛生でしょう。所詮、大衆食堂、それほど高級ではないレストラン、屋台、屋台式食堂などで食事する限り、料理を作っている人たち、料理を運んでくる人たち、洗い物している人たちの衛生意識を受け入れることになります。ある料理だけものすごく衛生的に料理し、お冷用のグラスだけをものすごく丁寧に洗うなどということは全くありえません。グラスに入れる氷をきれいに水洗いするなんてことはないし、がんがんと沸騰させた湯だけを白湯に用いるなんてこともほとんど期待できません。適当に湧かせた湯を薄めるのに水道の水を注いでいる店もあるのですよ。

まあ多くの地元人がそれを飲んでいることだし、気にせず飲めばいいのです。といって無理に衛生的だと思い込む必要はないですよ、こんなものさと思えばいいのです。要は気にしないこと。マレーシア人だって気にする人はいますが、それに一々こだわる人はごくごく少数派ですね。どうしてもそういう気持ちに慣れない人は、常にミネラルボトルだけを注文し、ボトルから直接飲むことですね。

一方通行は一方通行にあらず
一方通行とはとういう意味でしょうか?道路交通で車両類は決められた一方向だけに通行しなさい、という万国共通の意味兼規則ですよね。一方通行をマレーシアでは”Jalan Sehala” と表記し、一方通行の交通標識にはほとんど全て矢印と共にこう表示されています。”Jalan”は通りのことだから、”Sehala(スハラ) 通り” だなんて理解しないように。この程度のマレーシア語は覚えましょう。

こんな子供でもわかる明白な交通標識を無視して、決められた方向とは反対方向にバイクを走らす、バイク乗りが非常に多いのです。非常にと形容したので、この状況をご存知ない方は、バイク乗り10人中2、3人が一方通行を無視するのだろうと思われるのかもしれませんが、いやいや、従がうのが2、3人で無視するのが10人中7、8人なのです。

田舎の農家が続く村道や、日中でも人や車の往来がぐっと少ない、都市部にある寂れた新興開発地区の通りでの話しではありません。もっとも村道に一方通行道路などまずありえません。クアラルンプールのような都会の往来の激しい立派な道路、そしてそういう道路に交差するまたは平行する路地、こういった道路や路地にはしばしば一方通行が設定されています。マレーシアの道路交通規制は、たくさんの一方通行路を設けるのが特徴です。交通渋滞を減らしスムースな走行のためということで、一方通行道路を増やしており、郊外、商業地区、新興開発地区、など至るところに設定されています。クアラルンプールの中心部にも長短の一方通行路がたくさんありますよ。観光客にも馴染みの深い主要通りをちょっとあげれば Jalan Bukit Bintang, Jalan Raja Chulan, Jalan Pinang などです。

この一方通行の多いことは、反面一部のドライバーに面倒さを強いることにもなります。十字路で交差する道路が一方通行のため、右折すれば100メートルほど先に目的の建物がある、しかし一方通行のため左折し数百メートルほど走行して、Uターン指定所でUターンし、そしてまた1キロメートル以上走行して再度Uターンして目的に建物にたどり着くとなる、または交差点を左折せずに直進し時計回りに右折を重ねて先ほどの道路に入り、目的の建物にたどり着く、などとなりますね。

こういう一方通行路のある交差点に臨んだ時、つまり右折すれば百メートル先に目的の建物があるような時、バイクはこの一方通行道路を逆走行するのです。しかもこの一通道路の右側をスピードを落として逆走するのが普通です。右側ですから時に歩行者が歩いています。本来は車の来るはずのない後ろからいきなりバイクが歩行者を抜いて行くのです。この一方通行道路にもし歩道があれば多くのバイクはこの歩道を車の流れと反対方向に走ります。歩行者としてはまったくたまったものではありませんが、バイク乗りはこの走行法を既得権のように捉えていますので、なんら悪びれた態度も且つ歩行者に警告する事もなく、当然のごとく歩道上を走りまたは一方通行路を逆走行します。

既得権と書きましたように、この行為を警察は全くといっていいほど取り締まりません。交通警官がその付近にいてもバイク乗りは歩道走行や一方通行の逆走をします。だから既得権と私は呼ぶのです。上で例に上げたのは、一方通行道路だが逆走行すれば百メートルほど先に目的の建物がある、といった例ですが、もちろんこれは一例であり、多種多様な状況で一方通行路のバイク逆走行がなされています。三叉路で交差点に臨んだ時、車線間に緩衝地帯があって向こう側の車線に直接入れないので、数十メートルほど手前の車線を逆送し、緩衝帯が切れている場所で違法横断して向こう側の車線に入る、なんてのもよく見かけます。

傍若無人なバイク乗りはさらに次ぎのような手段を用います。十字路交差点のある車線を走行していて、交差点で自車線に向けた前方信号が赤となれば、車は停車しますね。しかしバイク乗りの中にはこの赤信号停車を嫌って、交差点で急に左折しすぐまた違法Uターンして交差点に戻ります(交差する最初の車線が赤ですからこの車線の信号は青になってますね)、そしてその交差点で左折して最初の車線に戻りそのまま走って行く、つまり交差点の信号で止まらず結果としてノンストップで走行してしまうのです。

もちろん赤信号の交差点に臨んだ時、左右車線を通行する車がごく少なければまたはなければ、10台中半分くらいのバイクは信号無視ですね。尚交通警官が交差点にいれば、これらの無法バイクも赤信号無視だけは控えます。交通量が相当激しい道路でも信号無視するバイクは珍しくありませんが、交通量が少なくなればなるほど、またはラッシュ時を外れれば外れるほど赤信号無視のバイクは増えます。

こうして一方通行路は一方通行としての権威がありません。歩行者は道路横断する時、どんな道路でも必ず左右をよく確認してからにしましょう。一方通行道路や歩道を歩くときは、常に後ろからバイクがくるかもしれないことを頭に置いておきましょう。
以上


正月明けからまたこれまでのように、ロングステイのための解説や情報を載せていくつもりです。


マレーシア生活における光熱費を計算してみましょう

2009年12月25日 | マレーシア生活の案内と知識
住居を借りて住み始めれば、当然電気代、水道代、ガスなどの燃料費がかかりますから、今回はその概算を知るための計算方法を紹介しておきます。

電気代: 家庭用月間料金計算法 使用量によって単位金額が違います。
  月間使用量が 400KWH までの場合
1 - 200KWH まで  1KWH(キロワット時)X RM 0.218
201 - 400 KWH まで 1KWH(キロワット時)X RM 0.334
  
  月間使用量が 400 KWH を超える場合
   1 - 500KWH まで  1KWH(キロワット時)X RM 0.286
   501 - 600KWH まで 1KWH(キロワット時)X RM 0.378
601 - 700KWH まで 1KWH(キロワット時)X RM 0.387
以下省略

例: 350KWHを使用した: 200 X 0.218 + 150 X 0.334 = RM 93.7   
試しに日本のご自宅の月間使用量を当てはめて計算してみてください。

水道代: 家庭用の1ヶ月料金計算法  立法メートル当たりの単位料金(2008年12月発表の平均値)を示します 
ペナン州:RM 0.31, ペラ州: RM 0.67,   スランゴール州:RM 0.72,  マラッカ州:RM 0.72,  ジョーホール州:RM 0.90, サラワク州:RM 0.56,  サバ州: RM 0.90,

なおアパートやコンドミニアムの場合だと、そのアパート・コンドミニアム管理会社が一括して水道当局に支払い、独自の料金体系で各家庭に請求して徴収している場合が多い。これは水道当局がアパート・コンドミニアムの各世帯にメーターを取り付けていないことが理由です。よって管理会社の料金体系は多少割高となるのが一般的みたいです。

例えば Intraasia の住むアパートでは 立法メートル当たりの単位料金がRM 2 という割高さです。アパート・コンドミニアムの世帯にも水道当局がメーターを取り付け、各世帯は水道当局に対して支払うようにすべきだという世論はあるが、実態は遅々としてすすんでいません。

ガス代:天然ガスが配管されている地区は都市部でもごくわずかです、つまり世帯数の割合で言えば数パーセントと見なしてよいでしょう。よってとりあえずプロパンガスを使用することを前提に考えておくのがいいでしょう(選んだコンドミニアムが天然ガス配管地区に建っておればそれはそれで結構なことです)   
小型ボンベ 14kg の価格 RM 26.0

下水道代:自治体ではなく下水道処理会社 Indah Water Konsortium から半年に1回請求書が送られてくる。 通常のアパート・マンションの場合 RM 48


参考までにガソリン代
2009年9月実施の価格
RON 95ガソリンは1リットル RM 1.80の公定価格です。 高級ガソリンとして新規発売となった RON97 は1リットルRM 2.05 の公定価格です。 RON はオクタン価のこと。
ガソリン価格は世界の石油価格の変動を受けやすいのはいうまでもありませんから、将来の価格改定は当然ありますよ。

以上
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自動車運転免許証をマレーシアの免許証に書き換えるのは簡単です

2009年12月21日 | マレーシア生活の案内と知識

マレーシアマイセカンドホームプログラムに参加を認められれば、日本で保有していた自動車を関税がかかることなく輸入できる特典が得られることは、しばらく前の記事で説明しましたね。「参加者は自分の自家用車を持ち込むことができます、またはマレーシアで組み立てられた自動車を購入することもできます。その際に輸入関税、物品税、販売税を支払うことが免除されます」の部分をご覧ください。

さてその特典を利用してマレーシアへ輸入した自動車またはマレーシアで購入した自動車、またはレンタカーを運転するには、いうまでもなく運転免許証が必要です。その方法は3つです:1.マレーシアで免許証取得、2. 国際免許証、3. 日本の免許証をマレーシアの免許証に書き換え

1 マレーシアで新たに免許を取る方はごくごく少ないでしょう。
2 日本で発行してもらう国際免許証は1年が有効期限ですから、毎年更新する必要があります。
3. 3番目のこの方法が一番容易であり、且つ圧倒的多数はこの方式でしょう。

では容易な理由を説明しましょう。
・日本の免許証を日本大使館へ持参して、備え付けの用紙に記入していわば証明書を交付してもらいます(あらかじめ在住届けが提出してあることが条件です)。 
・そのいわば証明書と免許写真とパスポートを持参して、道路交通庁(通称 JPJ)の本支所へ行きます。
・担当窓口で必要書類を提出すると同時に運転免許税 1年当たりRM 30を支払います。
・するとすぐにマレーシアの運転免許証が交付されます。

これで交付してもらった免許が即つかえることになります。免許税の更新もごく簡単です。その様子を皆さんに紹介すべく、少し前にIntraasia がホームページで書いた一文から抜粋しておきます。以下その抜粋:

運転免許証の更新をしました。Intraasia は自家用車なんてもちろん持ってないし、もう長いこと車を運転することさえまったくないのに、免許証だけは90年代前半から所持しています(当時は自家用車がありましたからね)。

ということで、今年もRM 30 払って更新しました。何年かまとめて更新することももちろんできますけど(最長5年分です)、Intraasia は毎年行っています。街の郵便局(POS)で更新すると手数料がRM 2ぐらいかかるので、出かけたついでに、道路交通庁 通称 JPJ の支所または本部へ行って更新します。昨日は市内中心部のTuank Abdul Rahman 通りにあるショッピングセンター兼オフィスビルMaju Junction にある JPJ 支所へ行きました。

長年このJPJ支所はすぐ近くの Pertama Kompleks にあったので、最初そこへ行ったのですが、JPJ が見当たりません。しかたなく近くのテナント店の人に聞いたら、Maju Junctionに転居したと、教えてくれました。お知らせぐらい出して置けよと思いましたね。

Maju JunctionのJPJ 支所は広々としたオフィスに変わりました。待合椅子もたくさんあり、かなり空いています。クアラルンプール郊外にあるJPJ 本部の混雑状況とは随分違うなあと思いました。もっとも支所ですから、全部の取り扱い機能を備えていないでしょうけど、一般的な手続はほぼそこでできるはずです。

その階にはJPJのオフィスが2つあったので、どちらのオフィスかなと思って案内掲示板を見ました。そこで Pembaharuan Lesen Memand (運転免許証更新)という単語が書いてあるほうのオフィスに入って、番号待ち紙片をもらいました。官庁ですからこの種の表示は全てマレーシア語だけです。待っている人が少なく数分待つだけで我が順番が来ました。窓口に備え付けの椅子に座って、現行免許証とRM 30を差し出し、5分もかからずに更新完了です。空いているというのは、まこと結構なことです。

マレーシアの運転免許更新は、なんら検査も講習も受ける必要はありません。普通の自家用車免許なら、窓口で年間RM 30を払うだけです。そしてパウチされた更新証明カード、免許証と同じ大きさ、が交付されます。だから更新証明カードの発行に限っては POS でも行えます。多くの人は元の免許証をなんら変更することなく更新するので、更新証明カードが増えていくことになります。更新カードには、何年何月何日から何年何月何日までとの日付が記入されています。

もちろん、小さな写真を持参して有効期限を新しくした免許証自体を発行してもらうこともできます(同料金)。その場合は免許証用の写真を免許証に貼ってパウチするだけの簡単な製法です(ただし、こういう簡易法ではない種類の運転免許証もあるかもしれません)。

マレーシアの運転免許証には永久登録番号というのがなく、発行番号が載っています。そこで更新証明カードに載っている番号も単なる発行番号です。よって更新証明カードの番号は全て違います。 免許証の記載住所につては、(私は転居していないので)その住所を証明する書類を見せろと言われたことはありません。ただ住所を変更したためそれを証明する書類を用意していく人も中にはいるでしょう。 
以上

【他国で取得した自動車免許証をマレーシアの免許証に書き換える】 -イントラアジアの「マレーシアの新聞の記事から」ブログ 2012年11月を再録

自国で取得している自動車免許をマレーシアの普通自動車免許へ(試験などを受けることなく)変更できる国として、マレーシア当局は32か国を認めている。

国会での道路交通に関する国連の会議に関連した質疑の中で、マレーシア運輸省の副大臣はこのことを語りました、会議メンバー国は互いにその自動車免許を認めあっているとのことです。
「会議規約の下で、これ以外の115国は自動的な免許変更の優遇権がありませんので、それらの国の国民は道路交通庁に申請する必要があります。」 これは野党議員が、マレーシアの交通法規を知らない外国人に自動車免許を発行する点を正した質問に答えたものです。
副大臣はさらに、「外国取得の免許がマレーシア道路交通庁の必要条件に満たないために、その者の免許変更申請を拒否する場合もある」

外国取得免許の自動的な変更ができる要件: 期限有効なビザとパスポート、有効な免許証、英語以外の言語記載免許証は英語に翻訳、免許証発行国の在マレーシア大使館または免許証発行当局による証明、道路交通庁の書式に記載、カラー写真
マレーシア自動車免許への変更費用:年間免許証料として 1年あたりRM 30、(1回限りの)手数料 RM 20
道路交通庁 JPJ が受けた自動車免許証の変換申請は、 2010年から2012年10月までに 13252件あり、その内 8469件が認められた。

運転免許証のマレーシア免許への書き換えが認められる国:Australia, Iraq, Papua New Guniea, Belgium, Italy, France, Holland, Japan, Poland Brunei, German, Russia, China, Korea, Spain, Denmark, Laos, Singapore, Fiji, Libya, Switzerland, Philippines, Mauritius, Thailand, Finland, Egypt, Turky, Hong Kong, New Zealand, Taiwan, Iran 、Nigeria

Intraasia 注:この国名を見ると、興味深いことに気が付きます。イラク、リビア、パプアニューギニアなどの名前がある一方、インドネシアがない。 日本の免許証の書き換えは上記のような簡単な手続きをすることで、JPJで即発行されます。1回変更してしまえば、住所がある限り後は何年でも更新できます、イントラアジアは20年以上更新してますよ。なお旅行者は日本大使館で証明が受けられないので、免許証書き換えはできません。


マレーシアマイセカンドホームは本来の目的に沿った対象者に絞るべきです

2009年12月17日 | 総論と分析と考察
この下の記事(前回)でパートタイム雇用に関する規定を訳出しましたので、今回はそのことに関する批評をちょっと書いておきましょう。

「マレーシア マイセカンドホーム」プログラムの本来の目的は、自国で定年退職したまたは事業・仕事などを引退した裕福な外国人にマレーシアに何年か住んでもらう機会を提供する替わりに、そういう人たちがマレーシアである程度まとまったお金を使うことを意図したもののはずです。お金が使われるあり方には、滞在のための生活費、住居の賃貸費または購入費、交通・自動車関連費、娯楽交際費、旅行費などの形があり、他にもプログラム参加者がマレーシアで不動産や株に投資する場合もあると想定されていることでしょう。

最初からプログラムでは、滞在許可期間はある程度長いがあくまでも限定であり、決して永住権を与えるものではないことは明言されています。さらに労働に従事すること、ビジネスを行うことはこのプログラムの目的から外されていました。ところがこの数年、この労働に従事できるようにする方策が、ある方面の要求なのかそれとも当局自体の発想なのか知りませんが、話題にされていたと思ったら、ついにプログラムの規定に加えられてしまいました。

こういう腰の定まらない中途半端なことをなぜするんだろうと、Intraasiaは思います。外国人がマレーシアで働きたければまず雇用してくれる会社を自分で見つけ、次にその会社がImigresen からその人を雇用する許可証を得ることで 、その人はExpatriate という身分で滞在できるわけです。長年この方式が取られてきており、もちろん現在でも同様です。 だからパートタイマーとして週20時間以内などという中途半端な形で雇用する理由を作って、マレーシアマイセカンドホーム参加者に便宜を与える理由はないはずです。

ある外国人がマレーシアで働きたければ、マレーシアマイセカンドホームプログラム下ではなく、Expatriate として最初から雇用許可証を得る方策を探すべきです。それが実質はパートタイマーの形であれ、フルタイムの形であれ、両者間での契約労働時間はImigresen の感知しないことです。要するに雇う予定の外国人はその職にふさわしい人材だと雇用者が書類上で示せば、雇用労働許可証は下りるわけです(払い込み資本金の額などによって、雇えるExpatriateの総人数は制限されています)。

マレーシアマイセカンドホームプログラムは、本来の対象である定年退職したまたは事業・仕事などを引退した裕福な外国人に固執すべきであり、その対象範囲をあいまいにすればするほど、プログラムの本来の意義が薄れ且つプログラムの名前を利用した違法行為がはびこることになるでしょう。

マレーシアマイセカンドホームプログラムの下で、パートタイムとして働くための指針

2009年12月15日 | 規定・条件及びその解説

パートタイムに関する記事を新しく掲載しましたので、 『パートタイム職に就くために申請する際の指針 -改定版』 をクリックしてご覧ください。

従いましてパートタイムに関しては、今後はこのページではなく、上記のページ内容を参照してください。


2009年3月に掲載しました記事「マレーシアマイセカンドホームの奨励策(参加者が得られる特典)」の中で 【パートタイムとして働く】の項目はとりあえず省略しました。その後当局のパートタイムに関する詳しい手続などが発表されましたので、今回その部分を訳出しました。
なおいつも言いますように、Malaysia My Second Home 公式サイトではいくつかの外国語の翻訳版もリンクされていますが、あくまでも英語版が基になり、Intraasiaの翻訳は全て英語版を基にしています。なおマレーシア語版はありません。それでは以下に翻訳を掲げます。


パートタイムとして働く
マレーシアマイセカンドホームプログラムの下で、パートタイムとして働くための指針

A. 申請する過程

1.会社または機関からの申請書 -その会社または機関の事業内容の詳細及びマレーシアマイセカンドホーム参加者を雇用する必要性を説明する正当な理由を記すこと
2. Imigresen で得られる書式 DP10に記入
3.(マレーシアの会社に義務付けられた書類である)Companies Commission of Malaysia の様式 Form9, Form 24, Form 49 の最新版を印刷したもの
4.地方自治体が発行するビジネス免許
5.雇用提供書 -それには次の情報を記入すること: 職位名、雇用契約の期間、 勤務時間、 給与
6.申請者(被雇用者となる人)の履歴書のコピー -それには次の情報を含めること: 学歴、職歴、取得した技術または専門
7.申請者(被雇用者となる人)の学歴を示す証明書の認証コピー
8.申請者(被雇用者となる人)のパスポートの認証コピー(個人情報が書いてあるページ)
9.申請者(被雇用者となる人)が得たマレーシアマイセカンドホームプログラム下での社会訪問パスの認証コピー
10.関係各省庁からの支援書類または推薦状 (該当する場合)
・教育分野 - 高等教育省または教育省
・医学分野 - 保健省
・観光分野 - 観光省
・航空分野 - マレーシア航空庁
・製造業分野 - マレーシア工業開発庁
・情報とコミュニケーション技術分野 (Intraasia注:奇妙なことにこの部分だけ抜け落ちている)
・銀行と金融と保険分野 - 中央銀行
・証券と先物取引業分野 - 証券委員会

( Intraasia 注:お粗末なことに原文では上記の5の次が7となっているので、訳では正しておきました。且つおかしな原文英語がここにも書かれている)

B. 承認

申請が認められた者は、そのパスポートに Imigresen から 「労働許可」 の承認が得られます( Intraasia 注:要するに労働許可証をパスポートに貼ってくれるということでしょう)

C. 申請の提出

全て整った申請書類は次の所へ申請しなさい:
Malaysia My Second Home Centre
Level 23, Menara Dato’ Onn,
Putra World Trade Centre
No. 45, Jalan Tun Ismail,
50695 Kuala Lumpur

次の委員会が雇用許可を出します:
Expatriate Committee
Employment Pass Division
Immigration Department of Malaysia ( Headquarters)
No. 15, Level 3, (Podium,)
Persiaran Perdana , Precinct 2,
62250 Putrajaya.

D. 処理に必要な期間

提出してから21日間の労働日

注記:
・(この被雇用を申請する)申請者は50歳以上であること。
・会社または機関は申請書類を実際に届けるか郵送すること。
・全ての書類は原書類のコピーであることを大使館、事務弁護士、公証人、宣誓官または政府役人 が認証する必要があります。
・原書類が英語ではない場合、資格を持った翻訳者による翻訳が必要です。
・申請の承認は、その該当会社が必要とする技術または専門がマレーシアでは得られないと証明することができることを条件としています。

問い合わせ先
Employment Pass Division (Ibu Pejabat Jabatan Imigresen Malaysia つまり本庁にある部署です)


海外生活体験素人だけど、マレーシア中長期滞在をお考えの方のために

2009年12月11日 | 総論と分析と考察
長年働いた会社を定年退職された後または仕事や自営業を引退された後、海外に長期滞在しようとお考えの方は、世の中に少なからずいらっしゃるようですね。団塊世代の大量定年でこの傾向が強まっているなどと言われているそうですが、私は長年日本に住んでいないし、日本人社会とのつながりが非常に薄いので、インターネットなどに現れる文字としては知っていても実感としてはわかりません。

中年時代に長年ある国またはある国々で過ごしたことのある方は別ですが、たまに団体での海外旅行に参加したことがある程度とか、ごく短期の海外滞在程度しか海外の経験はないという方の場合は、海外に中長期滞在するというのは、容易なことではないことは想像に難くありません。

いうまでもなく、海外は日本ではありません。このことを単なる目に入る文字としてではなく、生活の中に受け入れることが必要ですね。それができない人、そうしたくない人は、100% 日本の会社や日本人相手の現地会社におんぶに抱っこされた形で海外滞在地を選んでもらい、90%日本人に囲まれて、80%擬似日本的環境に依存した暮らしをするしかないでしょう。

当ブログはそういった形の海外中長期滞在を望まない、目指さない方たちのためのブログです。これが世の中に幾多とある、海外ロングステイ・長期滞在のためのサイトやブログとの大きな違いです。海外長期滞在をお考えの方に、至れり尽くせりのサービス提供などを掲げて読者のご機嫌伺いの調子で書くようなことはしていませんし、その種の団体や会社に属してはいません。

定年後、引退後、海外に中長期滞在されたいと真面目にお考えの方に、いわば自立した滞在者になるための情報とヒントとさらにはアドバイスをこのブログでは書いてきました、そして今後も書いていきます。
せっかく海外に中長期滞在されるのであれば、できる範囲で”リトルジャパン”から距離を置くのもいいのではないでしょうか? この意味は日本人コミュニティーに浸ることなく付かず離れずに、そんな形で海外滞在を過ごされるまたは過ごされたい人たちを応援したいという気持ちからです。

中長期滞在の地として、マレーシアに候補地を決める可能性が高い、またはそこまでは未だ至ってないがマレーシアは候補地の1つであるという方が、マレーシアマイセカンドホームプログラムの内容に強い興味を持たれる主たる層だと思います。プログラムの細かな規定及び条件とその解説は当ブログの過去の書き込みを丁寧にご覧ください。

またマレーシアマイセカンドホームプログラムに参加しなくてもマレーシアに中長期滞在できることは、11月の記事で書いたとおりです。よってここではプログラムに参加されたい方たちも、するつもりのない方たちもいっしょに頭において書いています。

マレーシアにほとんど住んだことのない方はいうまでもなく、たとえ住んだことがあっても、ほとんど企業などの手配で高級コンドミニアムに住みもっぱら日本人社会・企業の中で短期過ごしただけの方では、マレーシアの状況はよくつかめません。こんなことは至極当たり前なのに、あまたあるインターネット世界ではごく一方的な経験談を基に決め付け論調で書いてるブログやサイトをたまに目にします。
またシンガポール人の見方をそのまま信用してしたり顔で書いたり、欧米のごく一部で生活したことを基にして海外長期滞在アドバイザーきどりで書いている人もいるようですね。

大体1週間程度の海外ロング滞在ツアーなどに参加して、その国の状況がわかるわけありません。逆の立場を考えてください。ある外国の人たちが全て事前手配されたツアーで日本にやって来て、4,5日滞在して日本がわかるなどと言ったら、皆さんはなんとお思いになりますか?

事前手配の4,5日ツアーは単なる体験です。もちろん体験から物事は全て始まるので、それ自体が悪いということではありませんよ。体験という意味合いでは役に立つということです。 その体験が終わったら、今度はできるだけ自分で体験を広げてみませんか? それが当ブログで書いている、マレーシアマイセカンドホーム情報をまず自分で理解してみる、事前に住居情報を入手してみる、などといったことです。 

そういった事前準備を自分たちで進めていく中で、いろんなことに出会います。気に入る事、嬉しいことばかりでなく、嫌なこと、不愉快なこと、失望することにも出会います。これはごく当たり前のことであり、人がある国で暮らし始めればその国の明と暗を目にします。日本で暮らしていても全く同様ですね。しかしある国、ここではマレーシア、で嫌なことや不愉快なことにあったからといって、すぐにそのことから全てを否定しないでいただきたいなと、願っています。海外で暮らすということは、いかに嫌なことや不愉快なことを乗り越えていくかに多いにかかっています。 だから早い時点でそういうことに出会うことが大事であり、必要でもあります。

その出会った、嫌なことや不愉快なことにどうしても我慢ができなければ、マレーシアを中長期滞在の候補地から外せばいいわけです。ですから、ご自分で体験を広げる過程と期間は大事なのです。その必要期間が1, 2ヶ月で十分なのか、半年ぐらいかかるかはその方の順応性と考え方次第でしょう。ある嫌なこと、不愉快なことに対して、その許容度というか受け入れ度は人によって多いに違いますよね。よってそのあたりが、ある国、ここではマレーシア、を中長期滞在地と決める決め手になることでしょう。

ところでIntraasiaはマレーシアを長年論じ、同時に売り込んでもいますが、何もマレーシアだけにこだわる必要はありません、ということもはっきり言っておきましょう。マレーシアのある面がどうしても受け入れられない人は当然いらっしゃるでしょうから、そういう人に、マレーシアを是非中長期滞在地にしませんかなどと説得するつもりはありません。他国が気に入れば、それはそれで結構なことだと思います。Intraasiaは二昔以上も前の1980年代中頃から東南アジア各国を広く旅し、徘徊し、働き、滞在してきました。よってIntraasia の中では、滞在地としてマレーシア以外の3か国も候補地になっています(ただし経済的余裕がないので未だに実現していませんけどね)。

さてご自分たちで体験を広げていく中で、自分たちだけで交渉できない、解決できない方が少なくないことはよくわかります。そういうときに、日本人向けにビジネスを行っているマレーシアマイセカンドホーム代理業者やマレーシアにそれなりに詳しい知人に頼むことは自然なことでしょう(Intraasia もそういう場合はお手伝いしますよ)。

人生のシルバー期を海外で過ごしてみるのは、すばらしいことだと思います。 とりわけこれまでほとんど海外体験のない”海外生活素人”の方たちには、大いなる挑戦であり且つ喜びであると思います。恐らく15年、20年といった相当なる長期お住みになりたい方はあまり多くないのではないでしょうか。そういうことを前提に、海外生活素人の皆さん、5年、10年程度海外でシルバー期を過ごしてみませんか? その候補地としてマレーシアは大いに考慮すべきですよ、と呼びかけて、今回の書き込みを終えます。

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マレーシアにロングステイ(中長期滞在)するために、住居選びの事前知識を得ましょう

2009年12月05日 | マレーシアの住居知識と情報
マレーシアマイセカンドホームプログラムに参加しようとお考えの方は、まずどこに住もうかということになるでしょう。恐らくほとんど方は大体住みたい地方は心積もりとして持っていても、具体的にどんな住居に住むかの選択に迷われる方が多いのではないでしょうか。
11月の記事で説明しましたように、マレーシアマイセカンドホームプログラムに参加しなくたってマレーシアに中長期滞在できますから、マレーシアマイセカンドホームに参加不参加を問わず、マレーシアに中長期住むための住居の探し方についてアドバイスを今回は書いていきましょう。

ある地区の何々というコンドミニアムだけが住居の候補であるという方はここでは対象にしません。さらに、最初から日本人向け不動産エージェントか当地の知り合い日本人の紹介に限るという方もこの場では対象にしません。

この場で対象にするのは、大体住みたい場所や程度は希望としてあるが、具体的に選択するためにどうしたらいいか、という情報をお求めの方です。

物件を決めるのはいつでもできます。焦らずに探しましょう。住居を購入するつもりの方も当初はまず賃貸してからの方がいいのではないでしょうか? 資金に困らないので即購入されたいという方であれば、もちろんどうぞお好きにということです。

マレーシアに来ましたら、英字紙の分類広告ページの中にある、不動産三行広告ページをご覧ください。毎日何千件もの賃貸、売買広告が載っています。
日本でこの広告はほとんど閲覧できませんから、マレーシアのインターネットサイトで探すのがいいでしょう。不動産広告を載せているサイトはいくつもありますが、その中で最近 Intraasia が見つけて、なかなかお勧めだなというサイトを1つ紹介しましょう。尚このサイトがベストであるとか、このサイトで探すべきだという意味ではありませんよ、お勧めの1つだということです。

どの不動産探しサイトでも大体同じでしょうが、地理をある程度知らないとどうにもなりません。 新聞の三行広告ではコンドミニアム名程度しか載っていませんので、その名前で推測が付かなければ、具体的な地区を知るためにはその広告主である家主やエージェントに電話して聞くことになります。

この下で紹介するインターネットサイトの場合、地区名または道路名または中には完全な住所まで載せている物件もあります。どの物件も、部屋数は載せています、多くはその住居の広さも提示しています:例 1100 sq.ft.  マレーシアの住居の表示は常に平方フィートですから、これを平方メートルに換算する必要があります。近似値計算法は 11で割ることです。例 1100 sq.ft 割る 11 = 100平米 という近似値が得られます。 

furnished というのは家具付きであり、 partially furnished 一部家具付きとなります。 通常は家具付であれば,エアコンは含まれるはずです。どの程度まで家具付かは、実際にその物件を見学する時に確認することになります。

さらにそのコンドミニアム施設の説明、その住宅の説明も載っています。首都圏やペナンなどは英語での説明が主流ですが、東海岸州などではマレーシア語説明が主流になります。 Monthly rent: が月額賃貸料です。 それ以外に隠れた費用が多少あるかどうかは、最終的に物件見学の際に確認すべきです。

それではブラウザーの別ページを開いて、次のアドレスを貼り付けて、Mudah.my のサイトを開きます
www.mudah.my/li?cg=2040&w=3&th=1

・上部の選択ボックスの中で Apartments (コンドミニアムを含む高層集合住宅のこと)または Houses(土地付き住宅のこと。一軒家も連結住宅もこの範疇に含まれる) を選びます。
・次に Kuala Lumpur, Selangor (州)、Penang(州)といった州別区分を選択します。もちろんどこでも構いません、ご自分のお好みの州を選んでください
・そして for Rent (賃貸用)にチェックを入れて、bed room 数を選び Search をクリックします。 
Space はきちんと機能していません、それは選択単位と 投稿者の単位が違うからです

投稿された新しい物件から順に表示されます。 表示項目がずらっと並んだ一番下に  Next page というのがありますから、これをクリックしていけばたくさんの投稿物件を見ることができます。 クアラルンプールのような物件の多い州は20ページほどもあります。小さな州は数ページ終わってしまいます。

まず写真を掲載した物件を優先的に見ていくのがいいでしょう。そうすればある程度のイメージができあがりますからね。物件によっては詳細な説明が書いてあるものもありますし、簡単な説明の物件もあります。
不動産は地区によってその価格が多いに上下するのはマレーシアも同じです。 有名地、高級地が高めになるのは言うまでもありません。そういうことにこだわらず、高架電車駅に近いところ、Jusco のようなスーパーが近い場所、バス便の便利な所を主体に探すという方法もあります。 これは探す方の好みですね。肝心の物件の場所を大体知るためには、地区名をメモして、 Google の地図サイトでその地区名を入れて探すという方法があります。

このMudah.my のサイトでたくさん物件を見ておけば、ある程度の相場や物件のイメージがつかめるようになるはずです。もちろんそれで十分足りるということではありませんが、マレーシアの都市部における、コンドミニアム、アパート、土地付き住宅のかなりの事前知識を得られると思いますよ。

ですから、マレーシアに到着して、具体的に物件を見て廻る時の参考になるということです。尚エージェントや家主は当然無料案内しますから、いくつも見学してから候補を絞り込んでいきましょう。 そのためにはまず最低2週間から1ヶ月程度はホテルに滞在する計画にしておくべきです。焦って決めないほうがいいと思いますよ。

自分たちだけでインターネットサイトや三行広告に載っている不動産エージェントや家主に連絡して、さらに交渉できる方はごく少ないことでしょう。そういうときには、日本人向けにビジネスを行っているマレーシアマイセカンドホーム代理業者やマレーシアにそれなりに詳しい知人に頼むことは自然なことでしょう。頼まれればお手伝いをIntraasia が引き受けることもやぶさかではありませんが、ここでそれを売り込んでいるのでは全然ありません(お好みの代理業者に依頼してください)。

尚紹介手数料は家主がエージェントに払うのが、マレーシア流です。 どこの国でも同じでしょうが、当然前家賃払いです。賃貸は1年契約か2年契約か、それは家主次第ですし、ご自分の意向に沿わなければ交渉すべきです。最初から3年契約以上の長い契約はまずないはずです。あるコンドミニアムの複数のユニットをそれぞれ別のエージェントが請け負って広告を出している場合がよくありますから、あるユニットが折り合いがつかなかったからそのコンドミニアムで賃貸できる可能性はもうないということには必ずしもなりません。

それではここで取り上げたサイトで、あれこれ検索して候補を選んでみるのもいいと思いますよ(事前知識を得る目的で)。


マレーシアマイセカンドホームへの日本人参加者数の最新状況 11月末編

2009年12月01日 | 参加者数の統計と解説
このブログにおいて、8月半ばの記事で今年の日本人参加者数の状況を載せて、ちょっと批評しました。
そこで11月末時点での発表を基にしてその後の変化を載せて起きます

2009年の日本人の新規参加者数
1月:6人 2月:10人 3月:4人 4月:37人  5月:25人 6月:7人 7月:18人  8月:14人  9月:14人 10月以降はまだ未発表 計135人

2008年1年間で 210人でしたから、今年も総数の面で大して変化はなさそうですね。


マスコミで話題にされているほど参加者は実際には多くないことはこれでおわかりでしょう。
この前の記事で説明しましたように、”マレーシアマイセカンドホームプログラムに参加せずにマレーシア中長期滞在” も選択の考慮になりそうな方も、いらっしゃるのではないでしょうか。