マレーシア マイセカンドホーム  -シニア世代の海外ロングステイ-

マレーシアにロングステイする”マレーシアマイセカンドホームプログラム”の情報と解説のブログ。最新更新 2017年4月

マレーシアで醸造して販売されているビールに関するうんちく

2015年10月27日 | マレーシア生活の案内と知識

マレーシアマイセカンドホームプログラムについて調べている際またはマレーシア一般について情報を探している際に、酒関連のことばを検索言葉の1つにして当ブログに到達される方が結構いらっしゃることが、Gooブログが時々提供する情報からわかっています。

しばらく前ですが、『マレーシアの酒にまつわるお話 -ビール、椰子酒など 』 という記事を2011年に掲載しました。クリックすると別ページで開きます。

今回は、当時とは別の情報と観点からのマレーシアにおけるビールに関するうんちくです。といっても前にも書いたように、 Intraasia はマレーシアを専門とするのであってもアルコール類はなんであれ飲まないので、ビールそのものに関する知識は少ないし味の好みは持ち合わせていません。
当記事を書く際に参照したのは、2015年10月17日付け The Star 紙に載った Michael Cheang というマレーシア人の書いた記事です。記して感謝しておきます。

以下はそれから抜粋して訳してあります。

【国内で商業的に大量製造しているビール醸造会社は2社ある】

マレーシアにおける大量生産のビール醸造者は合法的に醸造できる認可を受けた2社に限られている:Guinness Anchor Berhad と Carlsberg Brewery Malaysia Berhad
Intraasia注:Berhad (ブルハットと発音)とは一般に、マレーシア証券取引所(Bursa Malaysiaという呼称) に上場している企業を示す。

マレーシアビール醸造会社連合の公式サイトが公表している統計によれば、国内のラガービールと黒ビール市場においてこの2社が(量の面で)95%のシェアを占めている。
Intraasia 注:外国からの輸入ビールも売られているので、そういうビールもいくらかのシェアを占めるのでしょう。

主流を離れた店を除いて、ほとんどのパブやバーでは Guinness Anchor 社またはCarlsberg社から排他的に生ビールの供給を受ける旨の供給契約を結んでいます。

何年か前にはマレーシア市場に他のビール醸造会社もありました。Napex という謎に包まれた会社が2007年に Jas Beer銘柄で市場に現れた。同社はさらに Starker ビール銘柄もあるパブチェーンに供給していた。両ビールともドイツ風ラガービールを歌っていたが、実際はマレーシアで醸造していました。
残念ながらこれらのビールは今一つであった。そのビール醸造会社は謎に包まれた中で消えてしまいました。

Intraasia 注:上記の『『マレーシアの酒にまつわるお話 -ビール、椰子酒など 』の中で、このビール醸造会社のことを紹介しましたね。

【一番最初にマレーシアで醸造された銘柄はTiger ビールである】

国内で醸造された最初のビール銘柄は Tiger ビールです。1932年に シンガポール基盤のMalayan Breweries Limited が醸造した。この会社はHineken と 大手飲料会社 F & N の合併によってできた。

今日 Guinness Anchor 社がTiger ビールを醸造している。
他にもよく知られた複数の外国ブランドビールがマレーシアの地で醸造されています。Guinness Anchor 社は先日、マレーシアでのGuinness 醸造50周年を祝いました。
Guinness Anchor 社はスランゴール州ペタリンジャヤにある工場で Kilkenny も醸造している。

Carlsberg社がマレーシアに醸造会社を設立したのは1969年です。Carlsberg社は同社の主要銘柄である Green Label ビールの他にも、数種の外国ブランドビールをスランゴール州シャーラムにあるマレーシア工場で醸造しています: Kronenbourg, Asahi.
Intraasia 注: Asahi ビールの銘柄はスーパードライのようですが、それをライセンス生産しているということですね。

【マレーシアがビールに課す税金(物品税)は世界で2番目に高い】

マレーシアビール醸造会社連合による発表によれば、1リットルにつきRM 7.40です、これに加えて15%の従価税が課される。 このためマレーシアは、ビールに課される税金で、ノルウエーに次ぐ世界で2番目に高い国となっている。

現在はさらに物品とサービス税(GST)の6%が掛かります。
おまけにパブやバーでは何らかの上乗せ料金があることで、マレーシアで飲むビールはこんなにも高いのです。
Intrasia注:ここでいうバーとは日本で使われているホステスのいる飲み屋ではなく、一般的な酒場の意味です。

【マレーシアにも地ビールが登場している】

主流の市販ビール以外には地ビールがあります。市販の大量生産ラガービールと黒ビールが国内ビール市場の圧倒的多数を占めるけれど、近年は地ビールがゆっくりとしかし確実に伸びています。

マレーシアはまだ、地ビールを提供するバー数は可哀そうなほどに少ないといえる。それでもそういったバーでは、既に100種を超えるタイプと銘柄の地ビールが選べます。
現時点でクアラルンプールには地ビールを注文できるバーが5か所ある:Taps Beer Bar, Ales And Lagers, The Great Beer Bar, Messrs Barley, Malt and Hops,

【ビールは必ずしも冷えている必要はない】

確かにラガービールは十分冷たい方が味が良い、そして冷たさがさめてしまったらまずくなる。

ラガーとは異なるタイプのビール、例えば黒ビールや多くの地ビールも冷やした方が味がずっと良い、とはいえ冷やし過ぎはよくない。
実際、ある種のビールはグラスに注いで時間をおいて多少ぬるくなった方が味が良いのです。

冷えたビールのことを言うのであれば、ビールグラスを冷やすのも悪くはない。そうすることは必ずしも必要ではないが、まずビールグラスを冷やしてそれからビールを注ぐのは確かに悪いことではない。

マレーシアの独特なビール飲み方の1つに、スノウビール(雪ビール)がある。これはビールグラスとビールを一定の低温度まで十分冷やすことで、ビールをグラスに注いだ時にグラスの中に雪のような効果を作ります。

【マレーシアでも熟成したビールは飲める】

ある種のビールは熟成して年月を重ねることができる、例えばオランダの地ビールメーカーDe Molen の作るビール。 そういったビールは数年経った方が味が良くなる。もっともワインと同じで、ビールは暗所で適切な環境下に置いておく必要がある。
(Intraasia 注:本当ですか? ビール飲みではないIntraasia はこういう知識は全くない)

以上抜粋訳から

特定のパブ・バーで地ビールが提供されているということは、個人でビールを醸造している人がいるということなんでしょう。この辺りの詳しい情報は書いてないし、これまでにもメディアで読んだ記憶がないので知りません。

市販の缶ビールは有名スーパーの棚に並んでいます。 非ムスリム地域にあるコンビニ・ミニマートには缶ビールを販売している店もある。 従って都市部でビールを買うことは、銘柄にこだわらない限り、容易であると言えますね。

マレーシア人は一般にかなり冷えたビールを好むことが観察からいえる。カラオケ、ナイトクラブなどでは、氷をたくさん入れたビール用バケツにビール瓶を突っ込んでテーブルに置くのが普通です。またはキューブアイスを容器にいれてビール瓶と一緒に供する場合も珍しくないし、客がそれを要求していることもある。

場末の大衆食堂でビールを注文している人たちの中には、アイスキューブをビールグラスに入れてビールを注ぐ人もいます。ビール瓶が全く冷やされていないからでしょう。

それぞれの国または民族によって食の趣向が違うように、ビール味の好みもそれなりに異なるのではないでしょうか。

参考:あるスーパーの棚に並んでいる缶ビール、320ml / 325ml、の価格

Carlsberg Beer  RM 6.25、 Tiger Beer  RM 7.75,  Asahi Super Dry  RM 7.65,
Anchor Beer  RM 6.70,  Heineken Beer  RM 9.75,

 


クアラルンプール圏の住宅写真と地図の連載、 シリーズ第 10回

2015年10月01日 | マレーシアの住居知識と情報

これまで 『クアラルンプール圏の住宅写真と地図の連載』 を既に第1回から第9回まで掲載しました。
初めてご覧になる方は、まず始めに2013年2月19日付け記事-『クアラルンプール圏及びペナン島の住宅写真と地図の連載を始めました』 をご覧ください。当ブログページ左側にあるカテゴリーの中から ”マレーシアの住居知識と情報”をクリックすると見つけやすいですよ。

【Picasa ウエブアルバムの閲覧にあたって】

閲覧のための説明です:

  • 当ブログの記事内にPicasa ウエブアルバムの都市写真シリーズへのリンクを示します。
  • そのタイトル(写真と地図、シリーズ何回)をクリックすると別ページで開きます。
  • Picasaのメンバーに登録していなくても、もちろん閲覧できる。
  • 写真を1枚づつクリックすると、その地理位置がGoogle 地図でわかる。
  • 地図は閲覧者が拡大したり位置を移動することができますので、読者の見やすい形でご覧になれます。
  • 写真をスライドショーにして連続してみることもできる。
  • 全ての写真には短い説明を付けました。
  • 詳しいことは、ウエブ上で Picasa のヘルプをクリックして知ることもできる。

『クアラルンプール圏の住宅写真と地図の連載シリーズ』は閲覧だけなら特に細かな Picasa操作知識は要りませんので、誰でも容易に閲覧できます。

注意点

  1. Picasa ウエブアルバムでは閲覧者のOSまたはブラウザーの種類を判断して、自動的にカタカナが一部表示される仕組みになっている。これは非常におせっかいな機能です。カタカナ読みは間違いが多いので一切無視してください。(おそらく何語であれ一律に英語読みするプログラムになっていることから、マレーシアにおける発音とかけ離れている)
  2. Goole マップは決して最新地図情報を示していません。クアラルンプール圏だけを見ても比較的最近の情報と思える地域部分もあれば、5年以上前ではなかろうかと思えるような地域部分も一杯あります。ペナン島も同様です。最近の新興開発地・施設はほとんど表示されていないと考えておいた方が無難です。

この点を踏まえた上で、Googleマップは大いに有用な場所知識を与えてくれます。

【クアラルンプール圏の住宅写真と地図、 シリーズ第10回】

クアラルンプール圏の住宅写真と地図 - シリーズ第10回



【イントラアジアのひとこと】

クアラルンプール圏に限りませんが、住宅写真と地図 シリーズで掲載している写真は全て、イントラアジアが公共交通機関のバス、電車を使って移動し、徒歩で歩き回って撮影した写真です。
自家用車やタクシーに乗らないと行けないような撮影場所はありません。つまり一部の遠景ズーム写真を除いて、被写体になっている住居や目印のショッピングセンターなどは全て、徒歩、バス、電車で到達できます。

当ブログでは『クアラルンプール圏またはペナン島の住宅写真と地図の連載、 シリーズ』を既に10数編掲載してきました。それらの記事で載せている写真と地図が示しているように、実に多くの地区にコンドミニアムが数多く建っています。

要するに、例えば住むのはM地区でなければならない、B地区に限るといったこだわりをお持ちでない限り、選択は十分にあります。
「当ブログはマスコミと業者が創り出したロングステイイメージに捉われない、捉われたくない、そんな方たちのためのブログ」ですから、読者の皆さんの中には、こういう特定地区に固執される方はいらっしゃらないことだと思っています。

参照: 『海外ロングステイの希望者を分類し、マレーシアロングステイの注意点を語る』 もご覧ください。

 【 Intraasia から2016年8月末のお知らせ】
Google が Picasa ウェブ アルバム利用者に次のようなお知らせ(抜粋)を送ってきました。
2016 年 5 月 1 日をもって、Picasa ウェブ アルバムはサービスを終了します。
ご利用いただけなくなるリンク
・ウェブサイトに埋め込まれたスライドショー。
・ウェブサイトに埋め込まれた Picasa ウェブ アルバムのアルバムや写真

Picasa ウェブ アルバムのサービス終了後は、以下の機能をご利用ください。
・あらゆるアルバムやメタデータはアルバム アーカイブからご覧いただけます。

ということで、当ブログで掲載している『クアラルンプール圏/ ペナン島の住宅写真と地図の連載シリーズ』でリンクしている Picasa ウェブ アルバム は全て無効となりました。写真の説明、Googleマップ上への位置表示などのデータは全て抹消されたようで、もう見ることができません。

唯一残されたデータは、アルバム アーカイブに自動移行された住宅の写真だけです。つまり『住宅写真と地図の連載シリーズ』における情報は全ての住宅写真が閲覧できるが、説明もマップもありません。

 Picasa ウェブ アルバムは何年か前に、Googleが買収して翼下に収めました。その数年後 Googleは廃止を決めた。Web サービスの存廃や変更は頻繁であることが知られているように、提供元企業の恣意的判断下にあるということを示す一例ですね。