マレーシア マイセカンドホーム  -シニア世代の海外ロングステイ-

マレーシアにロングステイする”マレーシアマイセカンドホームプログラム”の情報と解説のブログ。最新更新 2017年4月

マレーシアマイセカンドホームプログラムに直接申請するための指針

2011年10月15日 | 規定・条件及びその解説

はじめに 
この付属書1はその表題のように直接申請用であり、マレーシアマイセカンドホームセンターで入手できます、また公式サイトのページにも載っています。
今回のブログ記事ではこれを全訳しました。いつもながらおかしな英文で書かれた部分が目立つ文書ですので、訳に苦労します。

おことわり:当ブログの翻訳文は全てマレーシアマイセカンドホームプログラム公式サイトの基準ページである英語ページまたはマレーシアマイセカンドホームセンターで入手できる英語公式文書を基にして訳しています(他言語の翻訳版は一切参照していません)。翻訳中の単語や表現はイントラアジアが適切だと考える訳語と訳文を使用しています。


付属書1   直接申請用
【マレーシアマイセカンドホームプログラムに直接申請するための指針】

1.申請状(添え状)
個人の経歴を記しさらにプログラムに参加する意思を表明すること。1人で参加するのか家族を連れて参加するのか、その場合帯同する家族は誰であるかを明記すること。
マレーシア滞在を経済面でどのようにして支えるのか(財政力)を簡単に説明すること。

2.主たる申請者の経歴書を一部、これには学歴、職歴、取得した専門知識または技能に関する情報を含めること。

3.マレーシアマイセカンドホームプログラム申請書を1部
この申請書はマレーシアマイセカンドホーム公式サイトからダウンロードできる。
注意:申請者と全ての扶養家族は各自それぞれ申請書を完成させること

4.IM.12 書式(社会訪問パス用)を3部
この書式はマレーシアマイセカンドホーム公式サイトからダウンロードできる。またImigresenで入手することもできる。
記入した書式の原本とその複写2部、合わせて3部
注意:申請者と全ての扶養家族は各自それぞれ申請書を完成させること

Intraasia注:申請が成功裏に済むと参加者のパスポートに社会訪問パスが押されます。これとは別に多重回数入国ビザが同時に得られる。滞在を許可する”パス”と入国査証である”ビザ”は別物です、この区別をきちんと知っておきましょう。”マレーシアマイセカンドホームビザ”というようなものは存在しませんよ、誤った説明に注意してください。

5.パスポート用サイズのカラー顔写真を4枚

6.パスポートの全ページを複写したもの、個人情報が記入されたページに認証があること。
注意:申請者/扶養家族が過去12ヶ月以内にパスポートを更新していた場合は、その方の古いパスポートの複写も必要です。

7.該当政府機関が発行する善行を示す書状

Intraasia注:マレーシアマイセカンドホームセンターで尋ねた係官の説明によれば、警察が発行する無犯罪歴証明書がこれにあたるとのことです。マレーシアマイセカンドホームサイトにもこの旨が書かれている。

8.申請者と扶養家族の健康状態に関する(各自の)自己宣言書
このRBI書式はマレーシアマイセカンドホーム公式サイトからダウンロードできる。

Intraasia注:この書式をダウンロードしたところ、内容自体は簡単といえます。

9.配偶者を帯同する方は、結婚証明書の認証謄本

10.子どもまたは養子または継父母を帯同する方は、出生証明書/(その身分を証する)法的書類の認証謄本
21歳を超える身体障害者を帯同する方は、専門医または一般医による確認・診断書
扶養家族のマレーシア滞在中の全費用と経済的要件に関して、主たる申請者が責任を持って負担するという法的宣言書

11. 直近3ヶ月間の口座残高を証明する銀行の取引証明書または関係する財務書類の認証謄本。これらの証明書類はマレーシア滞在を経済的に支えることができることを示すためです

12.被雇用者の場合は、直近3ヶ月の給与明細書または収入証明書の認証謄本。年金受給者の場合は、直近3ヶ月の年金支払い証明書の認証謄本。

13.マレーシアマイセカンドホームセンターが(申請者の)関係金融機関に宛ててその金融書類に関して確認・検証を求めることを承認する旨を記述した、申請者からの承認書。

【重要な注意書き】
 
・全ての謄本は次に掲げた機関または者のどれかによって原本の真の謄本であることが認証されている必要があります:大使館; 事務弁護士; 治安判事; 公証人; 宣誓管理官; 政府役人

・原本が英文ではない場合は、資格を持った翻訳者による翻訳が必要です。

・扶養家族とは配偶者、21歳に満たず且つ未婚である子ども(最も年長で20歳6ヶ月までをいう)、60歳以上の両親を指す。

・(過去の申請ではなく)今回の申請に伴う全ての書類はマレーシアマイセカンドホームセンターの所有物になります。

承認を得た申請者においては:
・参加者とその扶養家族は各自それぞれ保証金を預ける必要があります。

・保証金の書式はマレーシア内国収入庁(つまり税務署)にある印紙事務所によってRM 10の印章を押してもらわなければなりません。(Intraasia注:印紙の代わりに印を押す方式のはずです)

・保証金はKetua Pengarah Imigresen Malaysia (マレーシアイミグレセン長官)宛てに現金で支払います。

・参加者とその扶養家族はマレーシアマイセカンドホームプログラムへの参加を取りやめた時にその保証金を引き出すことができます。

・参加者の国籍によって保証金の額に違いがあります。詳しくは国籍別保証金の額表をご覧ください。


以上が付属書1の内容であり、イントラアジアの注書きも加えました。

追記:直接申請に関する、プログラム当局からのお知らせ -2013年5月
直接申請は、申請者本人が提出しなければなりません。マレーシアマイセカンドホームセンターは、申請者の代理人、例えば弁護士、親族など、による申請書類の提出は受け付けません。


ロングステイ先は、国は、民族は、宗教は、慣習は、文化は違えど人間の生活地であることにかわりはない

2011年10月01日 | 総論と分析と考察
当『マレーシアマイセカンドホームプログラム』ブログの実質訪問者数の累計が9月末で5万人を超えました。ブログ主催者として、読者からの支持が一定してあることを心強く思います。

海外ロングステイは短期の旅行と違ってかなりの長期間になりますし、滞在先を頻繁に変えることはまずないはずです。海外ロングステイはいうまでもなく、少額とはいえない資金及び毎月の出費を支えるなんらかの収入が必要になります。

世に紹介されるロングステイ者やロングステイ先は話題性を高めるため、裕福な暮らしや素晴らしい滞在先、申し分のない滞在環境といったことが強調される傾向があるようですね。それはそれで結構なことであり、貧乏人ライターのイントラアジアが感知することではありません。

しかしながら全ての海外ロングステイ者およびロングステイ希望者が、十分な資金を準備できる、十分な収入が確保できるということにならないことは現実であり、それゆえにロングステイを決断できない方も少なからずいらっしゃることでしょう。

イントラアジアはそういう方たち(十分に何々ができない方たち)及びできるだけ自立した滞在を目指される方たち(全てをお膳立てしてもらうようなあり方を好まない方たち)を念頭に置きまたは主対象にしてこのブログを書き運営しています。

4つの重要な要素を踏まえて海外ロングステイ
滞在国及び滞在場所は海外ロングステイの重要な要素です、そして滞在地での生活スタイルと行動様式も同様に重要な要素です。
この4つの重要要素においてご自分にあった選択をして上手にこなしていけば、資金または/及び見込み収入がいささか不十分でも、海外ロングステイはできます。そのためには相応の準備と心構えは必要ですが、といってそのことだけを強調してもなかなか真意が伝わらないことは知っています。

準備と心構えができたら、後は行動です、つまり海外ロングステイに踏み出しましょう。そこでロングステイ先としてマレーシアをお勧めします。イントラアジアは1975年に初めて日本を離れて以来、4大陸に渡って数多くの国を訪れて短中長期の旅行・滞在をしてきました。この20年間ほどはマレーシアを主たる生活地として広く東南アジアを訪れてきましたが、マレーシアだけが良いとか、最も適当であるなどとは言いません。あくまでもマレーシアはお勧めの選択地の1つとして捉えています。

繰り返します、準備資金はあるが充分とは言い難いとか、充分な収入が確保できそうにないという方でも、準備と心構えと現地での工夫次第でマレーシアロングステイができることを納得しつつ知っていただき、最終的にロングステイに踏み出される方が増えていくことを願っています。

マスコミによって植え付けられた先入観念や個人的な思い込みに捉われず、他者の喧伝に惑わされずに、まず現地を自分の目で見、足で歩いてください。マレーシアが気に入らない方、好きになれない方ももちろん出てくることでしょう。恐らく一生に一度の大事な海外ロングステイです、そういう場合は無理に馴染もうとせず他の国をお考えになってください。

イントラアジアを含めて誰でも失敗をします、ですから小さな失敗は早めにたくさん経験しておくべきです。これは大きな取り返しのつかない失敗を避けるためです。自分だけは絶対に何々という思い上がり思考は持たないようにしましょう。

マレーシアも人間の生きる地です、良いことも悪いことも、気に入ることも気に入らないことも日々起こります。国は、民族は、宗教は、慣習は、文化は違えど、人間の生活地であることにかわりはありません。

イントラアジアがこの当ブログで書き、説明し、主張していることを参考にし、アドバイスやヒントを活用してくだされば、ブログ主催者としてうれしく思います。