ADD?先生の発達障害児 教育応援サイト

ADD?傾向のある塾教師がADHDやアスペルガー症候群の子にどうかかわり教えたらいいのか模索していくブログです。

発達相談の検査結果を聞きに行ってきました~2

2008-10-21 17:38:22 | 番外
その市の教育センターは、
幼稚園や保育所と連携して、集団生活に困難を感じる子を
対象に、発達検査と簡単な指導を行なっているようです。

たとえ診断結果に発達障害の疑いがあっても
診断名は告げない

形で行なわれているようです。
(そのことも聞かれないと知らせないようです)

親への配慮からか、まだ子どもの年齢から診断が確定できないからなのか、
医師ではないので診断できない立場なのか、

それ自体は、やむえない気もするのですが、
問題は、
そうした疑いがあることすら告げないので、相談した親が、
検査結果で発達障害の疑いはでなかった…と誤った
認識をしてしまう

療育についての話が何もない

「ここでは診断できないが、今後困ったときは医療施設で相談を…」
といったアドバイスもない

というのは、検査の結果で、広汎性発達障害の特徴が
顕著に現われている子に対して、
良いことなのか…?

すごく疑問に感じてしまいました。
ここには、親は、診断名なんか知っても、不安になるだけで何もできない…
どの親も、本当に困るまでは今を一生懸命暮らしていたらいい…
困ったことはそれが起きてから相談すればいい…
療育のシステムが整うまで、親に診断名を告げても(可能性が高いという言い方で)意味がない

という決め付けがあるように思うのです。
そうでなければ、どうして、
もう少し具体的な方法をしるしてあげないのか…?
何だか腑に落ちないのです

高機能自閉症の子を育てることは、
「ちょっとていねいな言い方に直してあげる」というアドバイスひとつで、
何年間も問題なく過せるほど、
生易しいものではないはずです。

市が市の施設で発達相談をしているからには、
もう少し相談する側の立場にたって行なう必要があるのではないでしょうか?
わからない…です。
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発達相談の検査結果を聞きに行ってきました~

2008-10-21 13:20:21 | 番外
知人のお子さんの☆くんが、市(大阪市ではありません)の教育センター内の発達相談に行って、
検査を受けました。
診断結果を聞きに行く日、
私にも話を聞いてもらいたいと親御さんから申し出があったので、
いっしょに行って来ました。

4歳の☆くんには、さまざまな広汎性発達障害の特徴が見られたので、
どのような説明を受けるのか、
今後の療育はどうなるのか、
気になっていました。
が、発達相談の場では、診断名は告げないままに、
「この子には、ちょっと待っていてね、とか、少しだけね、といった
わかりにくい言い方はやめて、時計を指して、
○時までね、とか○個ね、など
目で見てわかるように教えてあげるといいですよ。」
など視覚優位の子のためのアドバイスが続きました。
ただどのアドバイスもあいまいで、
そんなに心配いらないですよ~ちょっと気をつけてあげればよいだけですよ~
といった親御さんの不安を鎮めることが
目的のように感じました。
療育についての話もいっさいなしなので、
私が、「この子の遊び方は、教室で出会うアスペルガー症候群の子に
似通ったところがいろいろあるのですが…」と質問を投げかけました。
すると、
「ここは診断をする場ではないので…
確かにこの子は…広汎性発達障害の子の…」と言葉を濁され、
検査結果を見直しながら、「ただ、3歳までの言葉に遅れが
あったお子さんなので、アスペルガーではなく、高機能自閉症なのですが…」
と小声でおっしゃいました。
その後、ごく簡単なアドバイスの後、「これで、もういいですね。」とにこやかに微笑まれました。
私は、☆くんが、言葉を復唱することに極端な不便があり、
ものの見え方にいくつか奇妙な点があったので、
今後、読字障害になるリスクが高いのではないかと心配だったので、
それについてたずねてみました。

読字障害をたとえ持っていたとしても、幼児期から適切な訓練をしていれば、
学校に入ってから「読むのがものすごく困難」なんてことには
ならないんじゃないか?
と考えているからです。

が、「確かに、言葉が…その可能性はありますが、それは、また
その時に相談してください。まだ、☆くんは文字も覚えていないんですから…」
というお話でした。

それはごもっともな意見。

でも、読字障害のある子は幼児期に字を覚える意欲がなくても、
幼児だから~と見過ごされ、
就学後すごく困難を抱えてから訓練をしようと思っても、
なかなかうまくいかないように思うのです。
まだ時間がゆっくりある幼児期に、遊びの中で、
読むための準備をした方がよいのではないでしょうか?

いろいろと疑問の残る中…とりあえずその日は帰宅しました。

長くなったので次回に続きます。
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