ADD?先生の発達障害児 教育応援サイト

ADD?傾向のある塾教師がADHDやアスペルガー症候群の子にどうかかわり教えたらいいのか模索していくブログです。

言葉のかけ方に注意するだけで 成績がアップ♪

2008-03-07 20:47:50 | 発達障害児に教える基本
中学生たちの期末テストが終わりました。
半月前に入塾したばかりの中2の☆くんが
笑顔でやってきました。
数学の成績が40点も上がったらしいのです。
英語も20点ほど上がったそうです。
といっても どちらも以前の成績が悪すぎたので
ようやく平均点に近づいただけなんですが
うれしいです。

☆くんの数学の勉強を教える上で
一番効果があったのは
シンプルで簡単な方法です。

まず ☆くんに問題を解かせる前に
1問1問解き方を説明します。
解き始めて
☆くんがつまずきそうなところにさしかかったら
「そこは難しいよ。みんなが つまずくところだよ。」
と教えます。
やはりつまずいてしまったら
たくさんヒントを与えるんです。

なぜ「そこは難しいよ。」と言うのかというと
勉強でかなり遅れが出ている子は

みんなにとっては 簡単なのに 自分だけわからない できない…

という気持ちに呑まれて
頭がフリーズしちゃう子が 多いんです。
それで「難しいよ。」と一言かけることで
注意深く問題をながめたり
安心して解き方の説明に耳を傾けたりできるように
なるんです。

子どもが易しい問題でつまずくと 
「こんな問題もできないの?」とたずねる人がいますが
それは絶対タブーだと思います。

易しい問題が解けない理由は
本人が「こんな問題もできない!」と自分を
攻めることに忙しくて
きちんと問題を見ていないからです。
ですから 「こんな問題もできないの?」とたずねることは
<問題がわからなくなる方法>を教えている
ようなものですね。

特に
内気な子 不安が強い子 
先の見通しがたたないと前に進めなくなるタイプの子は
こうした言葉のかけ方を注意するだけで 成績が伸びていきます。


 
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