川崎市・狛江市・世田谷区 静岡県牧之原市 整体スクール「日本徒手整体アカデミー」日本徒手整体施術院

東京・神奈川・静岡で整体師資格取得は「日本徒手整体アカデミー」。「巡心流整体術」は当校独自手技。講師によるブログ。

腰痛について

2016年07月04日 | 学院長のコラム、ブログ

腰痛の原因も普段の姿勢や運動不足、デスクワークなど様々なことが言われていますが、最たるものは、人類は二足歩行なのだから、腰痛は宿命である、という論調でしょうか。

これらの説も、間違いとはいえませんがいずれも根本原因とは決してなりません、痛みを増長させる要因にはなりえますが・・・。

前述した説がいかに無理があるかまずは整理したいと思います。

・二足歩行の宿命?・・・実は四足歩行の動物でもぎっくり腰になったりします。それだけ脊  椎や骨盤の関節が捻挫を起こすということは二足歩行でもなく運動不足が原因とも決して言えないことを物語っています。最も発症する部位は腰椎下部や骨盤内の仙腸関節ですが、これらの関節はそもそも地球上に生息している限り(自転の影響)必ずずれてしまうのです。日々どんなに運動してもストレッチしてもヨガをしても・・。歩き出した瞬間からずれ始めます。ずれを恒久的になくすことは不可能ですし、そもそも無くす必要もありません。ずれている箇所が原因ではなくその箇所が炎症を起こしていることが痛みをもたらすからです。普段はほっといても構いません。ではなぜ炎症起こすのか、ひとつは内臓疾患です。病気とはいえないまでも、腎臓などの泌尿器や生殖器、肝臓、腸等が炎症を起こしていると腰にも影響が出ます。その要因はストレスと飲食生活に起因します。

・運動不足が原因?・・むしろ運動を積極的に行っている方に腰痛が起こることのほうが多いくらいです。間違えた運動やストレッチ、また蓄積した疲労物質が薬やアルコールやストレスによって肝臓で処理できず、いつまでも血管内に滞留し血行不良を起こし、筋肉が引き攣れたり、こったり、炎症を起こします。継続すると血管内の酸欠によって筋肉の硬化すら引き起こします。腹筋や背筋の筋力低下も全く当てはまりません。ならば筋力の無い子どもやお年よりは総じて腰痛になるはずです。前後屈の柔軟性も腰痛と関係ありません。前屈の硬い子どもが腰痛になるかというとなんら影響はありませんね。むしろ肩の関節もそうですが、腰痛は側屈が硬いほうが問題でしょう。腰痛を解消したければ今すぐ腹筋運動や前屈ストレッチなど辞めるべきです。

・デスクワークが原因?・・デスクワークが続くと確かに腰は重くなります。でもその後お腹をそらせて伸ばせばすぐに重さは消失します。いつまでも重い→痛いとなるのは、既に背骨や骨盤の関節が炎症を起こしているからです。

 

筋肉に炎症を起こすのは肝臓の慢性疲労や炎症です。腰でも首でも背中でも肩でも筋肉のコリ、疲労感は肝臓に起因します。

背骨の炎症や圧迫は腎臓の問題です。腎臓のろ過機能に負担がかかっているからで、そのろ過機能の回復、向上に相性が良いのは天然水のみです。適度なミネラル配合が腎臓の電解質バランス調整、酸化した血液のろ過、ホルモン分泌などの機能を手助けします。お水以外のお茶、スポーツドリンク、コーヒーあらゆるものは逆に腎臓の機能の負担にしかなりませんしアルコールは脱水を招くので論外です。このように水分不足、またお水が足りていない割りに他の水分を過剰に摂り過ぎていたり、薬の常用なども腎臓の機能を下げ結石や炎症の要因となります。

骨盤の関節=主に仙腸関節の炎症はやはり泌尿器の機能や生殖器の問題、腸等が大きく関ります。こららの臓器は前述の飲食の問題、さらに果物やスイーツ等甘いものである果糖や砂糖の継続摂取がステロイドホルモン過剰分泌や糖化により臓器の炎症を引き起こしています。糖化は冷えを招き女性では冷え性、子宮筋腫や生理痛等、生殖器の問題の決定的要因となります。男性では膀胱や前立腺、また直腸、虫垂炎なども引き起こす主原因となります。このような骨盤内の臓器が機能異常により炎症を起こすと、骨盤から分布する仙骨神経叢、坐骨神経等末梢神経系も炎症を起こします。勿論ストレスが続くと交感神経が優位になり、炎症体質となり、神経や関節の炎症を増長し糖化とのミックスでダブルパンチになります。そうなるとヘルニア、ぎっくり腰等強度の痛みも引き起こします。

これらの炎症は本来副腎から分泌されるステロイドホルモンが抑制しますが、ストレスや血糖値コントロール(つまり砂糖や果糖の継続摂取)により枯渇して副腎が慢性疲労を起こします。腎臓や副腎に影響する神経根は腰上部背中下部に位置する胸椎という背骨の11番、12番に相当し、この箇所が捻挫や炎症、石灰化を起こすことも珍しくありません。

ステロイドホルモンそのものも構成要素の一部が糖質なので、このホルモンの継続分泌により身体全般の糖化を招きますし、やがて副腎の慢性疲労を引き起こします。

腎臓だけでなく副腎も含めての(臓)要なのですね。

もう一度まとめますと、糖質過多や水分不足、お水以外の過剰摂取、薬の常用などによる腎臓や副腎の疲労や炎症、病変等飲食習慣による腎、肝等の内臓疲労、そしてストレスの継続による炎症抑制機能の低下、臓器疲労が腰痛の主な原因であり、巷で言われる二足歩行、骨格のずれ、年齢や運動不足、姿勢などは一切関係ありません。

いざ痛みが発症したら無論問題部位の関節の炎症を速やかに鎮めることを目標に骨格や関節の矯正や筋肉の弛緩は様々な手技テクニックを駆使して対応致します。さらにそれらの炎症を抑制すべき血流や神経系の調整やホルモン分泌調整、自律神経系への調整も同時に行います。これらはむしろ骨格調整よりも重要な要素となるはずです。

何よりも大本の原因であるストレスを論理的に理解して頂いたり、そのストレスを少しでも軽減して頂くこと、さらにどのように内臓を養生すべきか、痛みに対応していくかこれらのアドバイスも最重要になります。このポイントを当院そして巡心流整体術では的確に対応しているのです。他院の骨格矯正やリラクゼーション的対応とは根本的に以て非なる術を尽くしております。

 

 

 

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首、肩のコリについて

2016年07月01日 | 学院長のコラム、ブログ

よく目に付くフレーズとして、肩こり、首の痛みは骨格の歪みから!!・・。これは間違いではないのですが正解でもありません(笑)。

そもそも歪みが無い人って皆無ですよ。なんでもかんでも歪みを原因に持ってくるのは無理があります。また、運動不足、年齢。普段の姿勢、デスクワークとか・・これらもよく聞くフレーズですが当てはまりません、はっきり言って。

同じデスクワークでも肩こらない人います。運動してても筋肉残りに悩まされている人たくさんいます。年齢は老若男女関係ないですし。姿勢も実は関係ない。

むしろ姿勢は結果論です。筋肉のコリは血管内に乳酸がたまっている方から。その乳酸を除去するのは肝臓ですね。ですから肩だろうと首だろうと腰だろうと筋肉のコリは乳酸が蓄積した身体の状態、つまり肝臓で分解しきれていないという肝臓の疲れです

その肝臓の養生無くして筋肉の疲労の解消は根本的には難しい・・。骨格矯正も根本治療ではないのですね。

乳酸は運動をした時だけではなく不安や心配事、憂い等呼吸が浅くなった時、イライラして呼吸が乱れている時、つまりストレス=心因性が元で発生する疲労物質のことです。

ですから、ストレスとそれに伴う肝臓の疲労、これが首、肩のコリの本当の原因です。

それでそういう部分を理解して、アプローチしていかなければいけないのです。

歪みとか運動不足とそんな単純な話ではないのです。ストレスから開放されて肝臓を養生すれば肩こりそのものが消えてしまうわけです。どこまでストレスに言及できるか、どこまで内臓にアプローチできるか、もっと言うならどこまで患者様にご理解頂けるか、が一番のポイントになるのです。

日本人は諸外国に比べ肩こりが多いと言われていますが・・。

日本人は外国人に比べて慢性肩こりの方の割合が多いようです。また、花粉症も国民病と言われ、日本人の罹患率が高いと言われています。これらは世界で最も不安感が強い日本人の国民性に起因しているしていると思われます。

心配、不安、恐れ、イライラ、憂い等の感情を抱いている時は、自律神経において交感神経が優位になり、呼吸が浅くなり、筋肉の緊張、内臓不良、免疫低下を招き、痛みや病気の大きな要因になることは、今までのコラムでも説明してきました。

その不安感に対して、心を落ち着かせたり気分転換を図ることで副交感神経を発動させ、交感神経が優位になりがちな自律神経を恒常的にコントロールするのは、脳の神経物質のセロトニンです。また、不安を打ち消す快感覚は、同じく脳の神経物質ドーパミンです。

セロトニンは日光を浴びることで体内の鉄分やタンパク質と合成し、生成が促進されます。しかし、そのセロトニンを取り込める量、分泌できる量は、アジア人は遺伝的に他の人種より少なく、更に日本人はその中でも少ないそうです。

その結果、内向的で依存心・不安感が強く、セロトニンによる気持ちの切り替えがスムーズに出来にくいのかもしれません。

セロトニンの不足分は、前述の日光浴、鉄分摂取、考え方の工夫などで補えれば問題ありませんが、ドーパミン分泌によって不安を打ち消す習慣が続くと、快刺激を得られる甘い物、飲酒、タバコ、安定剤、カフェイン、パチンコ、セックス等の依存症、中毒になってしまいます。

極端な例では今流行の危険ドラッグ。セロトニンには自律神経安定作用がありますが、ドーパミン依存はますます交感神経を優位にしてしまいます。

身体に良くないのは分かるけど、美味しいから止められない、というのは実はドーパミン中毒で、不安や恐れ等の心の不安定さを誤魔化す作用が働いているのですね。

ドーパミンはセロトニン同様、鉄分&タンパク質が材料なので、その習慣が続くと、慢性的な鉄不足になってしまいます。
鉄はヘモグロビンの材料でもあるので、不足すると酸素運搬能力の低下により、血流不全に、更に酸欠状態になり、血液を懸命に供給しようとして筋肉や関節に炎症が起こり、肩こりそして他部位の痛みも起こるのです。

女性は月経のため更に鉄不足→生理によるイライラ、うつが起こる→甘い物→ドーパミン浪費による鉄不足の悪循環となるため、女性に肩こりが多いのではないでしょうか。

ちなみに男性の肩こりは飲酒習慣のある方に多いです。肝臓炎症に加えて、アルコールは脳の血管にダイレクトに入り脳を萎縮させるので、神経物質の分泌能力も低下します。

このように不安感が強い精神構造を持っていることとドーパミン依存が、日本人的肩こりの正体ではないかと思います。

このドーパミン消費を補うためにその材料である鉄分を摂取し、ドーパミン依存から脱却し、セロトニン分泌を促進させるため、日光を浴びる習慣をより積極的に取り入れることが、日本人的慢性肩こりを解消する方法と言えます。

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