ニコニコ動画利用者の参入障壁?
別に需要なんてないと思いますけど、前回の続きで、補足を少し書き散らし。
前回は、
「リテラシーに対する先入観・イメージ」が新しいジャンルの動画への参入障壁じゃないか?
という感じでした。
で、その中身を少し細かく書いてみようかと。
まず、
>新しいジャンルの動画を愉しむためには、それ相応のリテラシーが要求されるだろうと思い、
>しかし、そのジャンルに対する広さ・深さのイメージゆえに、
>必要とされるリテラシーの取得は出来ない・困難だろうと思うこと(イメージ・先入観を持つこと)が
>新しいジャンルの動画を見ることを妨げる。
についてですが、これを分解すると、
①「必要リテラシー」=現に当該ジャンルのコンテンツを楽しむために必要なリテラシー
②「想定必要リテラシー」=必要だろうと想像・イメージするところのリテラシー
③「現有リテラシー」=その人が現に有しているリテラシー
で、様々な要因により、勝手に視聴者側が②「想定必要リテラシー」のハードルを上げてしまい、
自分の③「現有リテラシー」をそのレベルにまで持って行くことが不可能・困難だと思うことが、
参入障壁になるだろうということでした。
ちなみに、
「リテラシー」=ある分野の事象を理解・整理し、活用する能力
みたいな感じです。byウィキペディア
***
では、ニコニコ動画の動画を楽しむための①「必要リテラシー」を構成するものは何か。
これはいろいろなところで言われていると思われますが、思いつくものを羅列すると、
0)アニメ・ゲーム等の一般的な知識
1)元ネタの作品自体(アニメ・ゲーム等)の知識
→ストーリーや設定など。
2)元ネタのキャラクターの知識
3)元ネタの作品を取り巻く環境の知識
→製作者・原作者の人格、声優の人格等
4)元ネタ・当該ジャンルの2次創作・3次創作の知識
5)元ネタ・当該ジャンルの、ニコニコ動画での受容のされ方
みたいな感じでしょうか?
特に後ろ2つは、ネット上に蓄積された膨大な過去の情報、日々変動する先端的な情報
を要領よく整理・把握しなければ、後追いで必要なリテラシーを獲得することは難しい。
***
次に、②「想定必要リテラシー」が形成され、時として①「必要リテラシー」以上のレベルになってしまう要因は何か。
これも、思いつくものを羅列すると、
1)原作等の物理的な情報量
→原作が40巻ありますとか、ゲームがシリーズで10本出ていますとか。
本当は1本やれば十分という場合は、②「想定必要リテラシー」が①「必要リテラシー」
以上につり上がることになる。
2)原作等の情報の<取っつきやすさ>
→横からちらっと見た時に、理解しやすそうだという印象を受けるかどうか
一般的な用語を作品内では特殊な単語に置き換えている場合など、
特殊で難しいことを言っていないのに、言っている「かのよう」に見える。
3)2次創作・3次創作の情報量
4)原作と2次創作・3次創作の、ぱっと見した時の乖離
→「やよクリ」って何??みたいな感じ。
5)既存ユーザー・視聴者から漏れてくる、受容様式の特異性・内輪向け性
→4)とも被りますが、「閣下」としての受容とか、内輪でのみ通じる「言葉」とか。
ニコニコ動画の場合は、やはり後ろ2つが大きい様な気がします。
上で書いたように、これは①「必要リテラシー」を構成するものですが、
外から見た場合の②「想定必要リテラシー」のつり上げにも大いに貢献するのだろうと。
<前に他の新しいジャンルに一旦踏み込んだが、リテラシーが無くて愉しめなかったという経験>の
再帰的な寄与と相俟って。
***
ついでに、こういう参入障壁を低下させたり、超えさせてしまう要因を羅列。
1)異なるジャンル間の融合
→片方しか知らなくても、問答無用で一旦踏み越えさせる。
ただし、その後、他方に定着するかは別の話。
2)音楽の使用
→音楽は国境を越えると言いますが、ジャンルの壁も越えるような気がします。
音楽の場合、「理解」とか「真に楽しむ」という段階の下に、
ただ聞くだけで「楽しい」という段階があるからでしょうか?
3)いわゆる「脊髄反射」的反応を起こす動画
→これは、ジャンル固有の「リテラシー」に依存しない部分が大きいからでしょう。
ただし、「ニコニコ動画」といったサービスレベルでのリテラシーが前提に必要でしょう。
別に需要なんてないと思いますけど、前回の続きで、補足を少し書き散らし。
前回は、
「リテラシーに対する先入観・イメージ」が新しいジャンルの動画への参入障壁じゃないか?
という感じでした。
で、その中身を少し細かく書いてみようかと。
まず、
>新しいジャンルの動画を愉しむためには、それ相応のリテラシーが要求されるだろうと思い、
>しかし、そのジャンルに対する広さ・深さのイメージゆえに、
>必要とされるリテラシーの取得は出来ない・困難だろうと思うこと(イメージ・先入観を持つこと)が
>新しいジャンルの動画を見ることを妨げる。
についてですが、これを分解すると、
①「必要リテラシー」=現に当該ジャンルのコンテンツを楽しむために必要なリテラシー
②「想定必要リテラシー」=必要だろうと想像・イメージするところのリテラシー
③「現有リテラシー」=その人が現に有しているリテラシー
で、様々な要因により、勝手に視聴者側が②「想定必要リテラシー」のハードルを上げてしまい、
自分の③「現有リテラシー」をそのレベルにまで持って行くことが不可能・困難だと思うことが、
参入障壁になるだろうということでした。
ちなみに、
「リテラシー」=ある分野の事象を理解・整理し、活用する能力
みたいな感じです。byウィキペディア
***
では、ニコニコ動画の動画を楽しむための①「必要リテラシー」を構成するものは何か。
これはいろいろなところで言われていると思われますが、思いつくものを羅列すると、
0)アニメ・ゲーム等の一般的な知識
1)元ネタの作品自体(アニメ・ゲーム等)の知識
→ストーリーや設定など。
2)元ネタのキャラクターの知識
3)元ネタの作品を取り巻く環境の知識
→製作者・原作者の人格、声優の人格等
4)元ネタ・当該ジャンルの2次創作・3次創作の知識
5)元ネタ・当該ジャンルの、ニコニコ動画での受容のされ方
みたいな感じでしょうか?
特に後ろ2つは、ネット上に蓄積された膨大な過去の情報、日々変動する先端的な情報
を要領よく整理・把握しなければ、後追いで必要なリテラシーを獲得することは難しい。
***
次に、②「想定必要リテラシー」が形成され、時として①「必要リテラシー」以上のレベルになってしまう要因は何か。
これも、思いつくものを羅列すると、
1)原作等の物理的な情報量
→原作が40巻ありますとか、ゲームがシリーズで10本出ていますとか。
本当は1本やれば十分という場合は、②「想定必要リテラシー」が①「必要リテラシー」
以上につり上がることになる。
2)原作等の情報の<取っつきやすさ>
→横からちらっと見た時に、理解しやすそうだという印象を受けるかどうか
一般的な用語を作品内では特殊な単語に置き換えている場合など、
特殊で難しいことを言っていないのに、言っている「かのよう」に見える。
3)2次創作・3次創作の情報量
4)原作と2次創作・3次創作の、ぱっと見した時の乖離
→「やよクリ」って何??みたいな感じ。
5)既存ユーザー・視聴者から漏れてくる、受容様式の特異性・内輪向け性
→4)とも被りますが、「閣下」としての受容とか、内輪でのみ通じる「言葉」とか。
ニコニコ動画の場合は、やはり後ろ2つが大きい様な気がします。
上で書いたように、これは①「必要リテラシー」を構成するものですが、
外から見た場合の②「想定必要リテラシー」のつり上げにも大いに貢献するのだろうと。
<前に他の新しいジャンルに一旦踏み込んだが、リテラシーが無くて愉しめなかったという経験>の
再帰的な寄与と相俟って。
***
ついでに、こういう参入障壁を低下させたり、超えさせてしまう要因を羅列。
1)異なるジャンル間の融合
→片方しか知らなくても、問答無用で一旦踏み越えさせる。
ただし、その後、他方に定着するかは別の話。
2)音楽の使用
→音楽は国境を越えると言いますが、ジャンルの壁も越えるような気がします。
音楽の場合、「理解」とか「真に楽しむ」という段階の下に、
ただ聞くだけで「楽しい」という段階があるからでしょうか?
3)いわゆる「脊髄反射」的反応を起こす動画
→これは、ジャンル固有の「リテラシー」に依存しない部分が大きいからでしょう。
ただし、「ニコニコ動画」といったサービスレベルでのリテラシーが前提に必要でしょう。
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